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歌舞伎町の雀荘摘発の理由を考えてみるについて

 
2024.2.12 記事作成

2024年2月5日賭博行為を行っていた麻雀店が摘発され、経営者と客7人が書類送検されました。



警視庁によるとその店は青ドラと呼ばれる点数を加算される牌を貸し出したり、女流プロ来店と題した写真集を置いて客にアピールし、11年ほど前から約9億円を売り上げていたようです。そしてその店は当サイトでもレビューしたことのある麻雀ブルでした。

私の疑問はなぜブルが摘発の対象に?と最初に思いました。確かに賭博行為は違法に当たりますが、警察は雀荘の事情は分かっています。ブルはごく普通のチェーン店で、従業員の接客態度も良く優良店というのが印象だったからです。レートは歌舞伎町の中ではマイルドな部類です。

そうなると今回の件はレートには関係無いというのが分かります。売り上げも11年で9億円ということは年間8千万円弱、月間700万円くらいです。テナント料、人件費、諸経費を考えるとそれほど多いというわけでもありません。

ここからは推測になりますが、恐らく問題だったのは宣伝の仕方だったのではないかと思います。元々フリー雀荘はえばれた営業形態では無く(賭博の禁止に反するため)、あまり世間には認知されてはならない存在です。しかし最近は麻雀YouTuberの存在が雀荘を世に知らしめており、警察も無視できなくなってきているのではないかと思います。ブルを紹介している動画というものは知りませんが、女流プロを使って少し派手目に広告していたのが警察の目に止まったのではないでしょうか?そんな気がします。

警察としては、「麻雀は自分達もやるし、文化として残したいから厳しく摘発することはしない。しかしあくまでも賭け麻雀は違法なので分はわきまえてほしい。店をあまり大々的に宣伝しないで慎ましく営業してくれ。」と言うのが本音なのではないでしょうか。これを破って世間に注目が集まってくるようになると無視できなくなるのではないかと思います。

2012年ブルと同じ「さん」グループが京都で摘発される事件がありましたが、それは賭けのレートが表記されたポケットティッシュを路上で配布する行為が問題視されたためのようです。その件と照らし合わせても、やはり大々的に宣伝されると目をつぶっていられなくなるのではないでしょうか。


さて今回の事件で雀荘経営者は何もビビる必要なないと思います。ただ風営法に従って夜間は営業しないこと、派手に宣伝しないで慎ましく営業する。これさえ守れば摘発はされないと思います。できれば現金の受け渡しは止めてチップ精算にすれば尚良いと思います。レートの表記等は問題外です。


しかし行ったことがある雀荘の摘発というのは悲しいものです。楽しませて貰った思い出もありますし、遊び場が一つ無くなるようなものだからです。フリー雀荘はあくまでもアングラーなもので、度を超えないで麻雀を世に残す形で、楽しめる人だけが楽しめるある種の文化として残してほしいです。