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フリー雀荘の業界用語について

 
2022.10.25 編集

ここではフリー雀荘でよく使われる業界用語について説明します。


ラス半:ラストの半荘という意味で、最後の半荘にする時に「ラス半にします。」という掛け声をラス半コールと言います。最後の半荘が始まる前に言うのが常識ですが、遅くとも南場が始まる前には伝えるようにして下さい。店としても卓組がありますのでこれはマナーです。所持金の関係や疲れの関係で、もしかしたら止めるかもしれない場合は「もしラス」コールを掛けて下さい。


ありあり:ホットコーヒーの砂糖・ミルクありのことを指します。「コーヒーありありで。」とか使われます。ルールのありありをもじって使っているのだと思います。ちなみに何も入れないブラックの場合はなしなしとも言います。


アツシボ:熱いおしぼりのことで、雀荘では麻雀牌に触る前と、トイレへ行った後では大体手渡されます。


代走:トイレ等で席を立つ時、店員に代打ちを頼むことです。勿論放銃時の責任は負いません。大体皆オーソドックスに打ってくれますが、中盤以降は押し引きやダマテンケア等の要素が出て複雑になってきますので、私はなるべく序盤で代走を頼むようにしています。中盤に入る頃にはもう戻っているという感じです。ちなみに欠員を補ってメンバーが最初から最後まで入るのを本走といいます。


メンバー:雀荘の本走には入れる店員のことを言います。メンバーは店のルールに慣れており、店の金で打つわけではなく自分の金で打つため、給料が賭かっていますので大体強い人が多いです。逆に給料以上に負けると店に借金をすることになるため、月毎にある一定以上負けが込むと打たせて貰えなくところもあります。麻雀は運も大きいため一時的に下振れで大きく沈むこともあるため、メンバーはメンタルが強くないと務まりません。


アウト:お金が無くなってしまう状態で、パンク(財布が空という意)とも言います。昔は店に借りて打つこともできましたが、返さない人が多いため、今はアウトになったら打たせてくれないところがほとんどです。また金銭のトラブルを防ぐため、ピンのレートでは3000〜5000円ほど預かり金を渡すのが普通です。これは退店時に返して貰えます。尚無銭で行くのを鉄砲といいますが、これを防ぐ意味もあります。


ハコ下清算:今はどこもトビ終了(誰かが0点割った時点で終了)を採用していますが、その時マイナスの分を素点換算にして精算することをハコ下清算といいます。ハコ下清算ありだと、トビそうになっても最後まで丁寧に打つ必要があります。


トップ賞:フリー雀荘ではトップを取ると、お店に指定の金額を支払うことになります。ゲーム代の一種で、正確にはトップ料ですね。私の知りえる限りでは0〜500円まであります。ゲーム代400円、トップ賞200円というのは、1ゲーム1人400円のゲーム料金の他に、トップを取ったものは更に200円を払うことになります。


サンマ:三人麻雀のことをサンマといいます。サンマは以前は関西方面で普及していたのですが、ここ最近(2021年頃)は卓回しをよくしてゲーム代を回収するため、関東でも店舗や取り入れる店が急激に増えてきました。ヨンマに比べてドラが多く、インフレルールが普通です。


バセンゴ:1本場が1500点のことです。東風戦の雀荘や一部のピン雀荘で採用しています。上級者向けのルールで、積み棒が増えると押し引きが難しくなります。


白ポッチ:白に1枚目印がついており、リーチ後オールマイティになる特殊ルール。一発ツモだけがオールマイティになるところと、リーチ後のツモ全てがオールマイティになるところがあります。後者の場合は白ポッチが山に眠っていると思ったら大体リーチを掛けるのが正解になります。


マンセンゴ:ピンレートで祝儀1枚500円のルールで、満貫の3枚を上がることです。マンセン(満貫の2枚)、ハネセンゴ(跳満の3枚)等もあります。ピンのレートで打つと点数申告でたまに出てくる言葉です。少し賭博の臭いがしますので、私は「満貫の3枚です。」と普通に申告しています。


純黒:長期トータルでゲーム代を払ってもプラスの収支が残せている状態で、相当強い人のことです。純黒はかなり少なく全体の1割もいません。またゲーム代比率の高い点5で純黒になるのは至難の業で、ほぼ不可能と言われています。


打ち子:雀荘から雇われている本走専門の人です。一般的には雀荘から給料は出ない代わりに、ゲーム代全額バックで決められた時間或いは本数を打つことになります。よって利益は純粋に麻雀で勝った金額になります。当然マイナスなら自己負担ですので、麻雀が相当強くなければ務まりません。


点ピン:1000点100円のレートのことを指しますが、本当は単に「ピン」と言うのが普通です。ピンのワンスリーとは1000点100円、順位ウマが1000円3000円のことを言います。そして点5とは1000点50円のレートを指します。大体巷のフリー雀荘はこのどちらかのレートです。賭け麻雀は本当は違法なのですが、娯楽の範疇でこれくらいは警察も大目に見てくれてるようです。


ゴット―:点5(1000点50円)の一般的なウマで500円、1000円という意味です。4着がトップに1000円払い、3着が2着に500円払いということになります。点5の一般的なレートは5-5-10(ゴノゴット―)です。


ワンツー:ピン(1000点100円)のウマで1000円、2000円という意味です。4着がトップに2000円払い、3着が2着に1000円払いということになります。ピンで採用されるレートに1-1-2(ピンノワンツー)があります。


ワンスリー:ピン(1000点100円)のウマで1000円、3000円という意味です。4着がトップに3000円払い、3着が2着に1000円払いということになります。ピンで採用されるレートに1-1-3(ピンノワンスリー)があります。このレートは結構な高さです。


ノーレート:何も賭けないことです。要は純粋に麻雀を楽しむだけですが、最近はMリーグが出てきてから、ノーレートフリー雀荘の形態も増えてきた感じです。ちなみに賭けることをオンレートといいます。


サシウマ:同卓者の一人と別個に賭けることです。握りウマとも言います。しかし今のフリー雀荘のほとんどは、サシウマが禁止になっているところがほとんどです。四人でやる本来のゲーム性を損なう恐れがあることと、賭け金によっては風営法に反する可能性があるからです。


雀ゴロ:雀荘に寝泊まりするくらいよく打ってる人のことを言いますが、今ではあまり聞かなくなりました。


場末雀荘:昔じみた少し汚らしい雀荘のことです。タバコもくもく、年齢層が高く、活気が無く、店の中が汚れている、こんな感じの雀荘です。雀荘側からすると決して褒め言葉ではありませんが、現代は皆どこも綺麗になっており、こういう雀荘は返って貴重な存在になっています。


スピードバトル:スピードバトルとは最近よく耳にする言葉ですが、東風戦のことを言います。東南戦に比べて半分の時間で済むため、店としてはゲーム代を多く回収できるメリットがあり、ここ最近サンマと共に増える傾向があります。


それではいよいよ実践編です。