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フリー雀荘のレベルについて

 
2023.1.6編集

フリー雀荘のレベルについて説明します。私は2022年にフリー雀荘でいろいろなレートで438本打ち、1着108回、2着116回、3着130回、4着84回の結果で、平均順位は2.43、トータル収支は−198,225円、支払ったゲーム代が202,850円でした。よって対人収支は+3625円になります。よってほとんど場代分負けた勘定になります。つまり客観的に見て私は巷のフリー雀荘のほぼ平均レベルということになります。麻雀覚えてほぼ10年経ちましたが、それでもこの程度なのですね。

2022年コロナ禍で、いろいろな店に行って打ちましたが、一番感じたのが店によって随分とレベル差があるということです。言い換えるとレートによってレベル差があるということです。これは結果でも如実に反映しました。それではレート毎に説明していきます。

ちなみに私の雀力は天鳳七段です。2022年は鳳凰卓で859本打ち昇段も降段もしませんでした。


点3

2022年このレートではほとんど打ちませんでしたが、ZOOで点5卓が空かない時は何本か打ちました。

フリー雀荘へ行きたての頃は、3ヵ月間くらいはこのレートでみっちり打ちました。リアマはフリーから始めたため、自動卓には慣れていないし、打牌速度は遅いし、随分同卓者迷惑を掛けてしまったのを覚えています。よって私がこの卓に入っても、文句を言わないで打つことにしています。最初は誰でも初心者だからです。

とは言ってもこの卓は、打牌速度が遅く、ぬるい放銃もよく見かけ、正直今の私が楽しめるレベルの麻雀ではありません。しかしこのレートでも強い人はおり、点3常連は、点5常連或いはピン常連とほとんど腕に差はないと思っています。こういう人はあまり高い金を賭けたくないけど、麻雀が好きという感じですね。

点3客の上位1.5割が中上級者、中6.5割が麻雀はそれほど強くないけど楽しんでやっている、下2割がほぼフリー初心者といった感じです。


点5

点5はどこもオーソドックスなルールの店が多く、祝儀比率も2000点相当と妥当で、最も普通の麻雀が楽しめるといった感じです。慣れている常連客が多く、全体のレベルは決して低くありません。以下長くなって恐縮ですが、2022年私が打った点5の結果です。

2022.1.2 横浜ZOO 313111 +6550(ゲーム代3050)
2022.1.10 横浜ZOO 112343 −1200(ゲーム代2650)
2022.1.23 渋谷ZOO 42212 −425(ゲーム代2075)
2022.1.28 池袋麻雀ひろばキングダム 3244 −8600(ゲーム代2000)
2022.2.5 横浜ZOO 243124 −2650(ゲーム代2450)
2022.3.26 横浜ZOO 311133 +1375(ゲーム代2850)
2022.3.27 渋谷ZOO 311133 +1200(ゲーム代2850)
2022.4.3 横浜ZOO 2412 −1300(ゲーム代1700)
2022.4.9 横浜ZOO 2421142 −875(ゲーム代3025)
2022.4.10 渋谷ZOO 2213 +600(ゲーム代1700)
2022.4.16 新宿ZOO 341134 −5600(ゲーム代2750)
2022.4.29 横浜ZOO 442 −4725(ゲーム代1125)
2022.5.15 横浜ZOO 1443333 −8725(ゲーム代2825)
2022.5.20 フェアリー新宿 24332 −6000(ゲーム代2000)
2022.6.8 渋谷ZOO 323 −2000(ゲーム代1200)
2022.6.19 新宿フェアリー 4222 −3200(ゲーム代1700)
2022.6.19 元住吉ウェーブ 311 +4250(ゲーム代1600)
2022.6.25 横浜ZOO 3231422 −2550(ゲーム代3000)
2022.7.18 横浜ZOO 211124 +5300(ゲーム代2800)
2022.7.23 溝の口マージャンスマイル 311132 +4350(ゲーム代2000)
022.7.23 元住吉ウェーブ 1212 +3550(ゲーム代1600)
2022.7.30 溝の口ZOO 3321 −150(ゲーム代1800)
2022.8.5 渋谷ZOO 32 −1400(ゲーム代800)
2022.8.12 横浜ZOO 313334 −4100(ゲーム代2600)
2022.8.14 新宿ZOO 1234 −1350(ゲーム代1800)
2022.8.17 溝の口マージャンスマイル 222134 −1450(ゲーム代2000)
2022.8.17 元住吉ウェーブ 2242 −2200(ゲーム代1200)
2022.8.21 川崎MAP 1234 −3000(ゲーム代1800)
2022.8.27 横浜ZOO 2311121 +11600(ゲーム代3550)
2022.9.3 川崎ZOO 423 −3500(ゲーム代1200)
2022.9.11 渋谷ZOO 132 +100(ゲーム代1400)
2022.9.18 溝の口マージャンスマイル 31231 +2300(ゲーム代1600)
2022.9.18 元住吉ウェーブ 31332 +1300(ゲーム代2200)
2022.9.19 横浜ZOO 2441223 −5600(ゲーム代3000)
2022.9.29 川崎MAP 323 −2700(ゲーム代1200)
2022.10.2 川崎MAP 3232 −1900(ゲーム代1600)
2022.10.8 横浜ウェルカム 312223 −700(ゲーム代2600)
2022.10.9 横浜ZOO 23332 −5850(ゲーム代2000)
2022.10.15 元住吉ウェーブ 44141 −2850(ゲーム代2650)
2022.10.29 新宿ZOO 231 −100(ゲーム代1400)
2022.10.30 横浜ZOO 4123413 −3550(ゲーム代3200)
2022.11.3 川崎MAP 323 −2200(ゲーム代1200)
2022.11.12 日吉よつばクラブ 3322 −2500(ゲーム代1800)
2022.11.12 元住吉ウェーブ 2421 +1600(ゲーム代2000)
2022.11.13 横浜ZOO 233 −3600(ゲーム代1200)
2022.11.20 横浜ZOO 34243 −8650(ゲーム代2000)
2022.11.26 新宿フェアリー 231332 −1100(ゲーム代2000)
2022.12.3 溝の口スマイル 14123 +1350(ゲーム代2000)
2022.12.3 元住吉ウェーブ 4434 −9650(ゲーム代1800)
2022.12.18 横浜ZOO 411243 −3700(ゲーム代2800)

240本打ち、1着58回、2着68回、3着73回、4着41回の結果で平均順位は2.4、トータル収支は−74,225円、支払ったゲーム代が103,350円でした。よって対人収支は+29,125円になります。さすがに長期的にこのレートで対人収支がマイナスになることはありませんが、それでも支払ったゲーム代の1/3も勝てませんでした。

たまにやたら押してくる人とかを見かけますが、全体的には天鳳特上卓より少し高いレベルくらいではないかと思います。さすがに点5と言えどお金が掛かっていますので、中上級者が8割を占める感じです。また麻雀プロでもこのレートで打ってる人を結構見かけます。このレートで麻雀を楽しめるようになったら、フリー雀荘は免許皆伝で一人前と言っていいと思います。麻雀の醍醐味、或いは核心に大分迫っていると思います。

ちなみにこれが、2021年12月特上卓で打った結果です。点5フリーの結果よりは明らかにいいです。


ソフトピン

ソフトピンとは単純に点5を倍にした1-1-2鳴き祝儀200円のにゃお、1-1-2門前祝儀500円のピョン太、るーと39、麻雀 セブンU等を指します。このレートになりますと1万円を超えて動く日も珍しくありません。1-1-2門前祝儀500円は川崎ルールとも言われ、川崎ではこういう店が多いです。ウマに対して祝儀比率が大きく麻雀のバランスとしてはおかしくなっています。

このレートは割と年配の方が多く、相当に麻雀を打ってきた人が多い印象を受けます。客のレベルはほとんど点5と変わらない感じを受けますが、点5でたまに見かける押し引きが相当押し寄りで、明らかにおかしい打ち手は見かけない感じです。以下2022年私が打ったソフトピンの結果です。

2022.1.4 川崎ピョン太 2111 +17300(ゲーム代1800)
2022.1.8 川崎ルート39 3332 −11800(ゲーム代2400)
2022.1.15 川崎金のかぼちゃ 4344 −25000(ゲーム代2400)
2022.2.12 川崎ピョン太 421321 +1000(ゲーム代2800)
2022.2.22 川崎ピョン太 33433 −15100(ゲーム代−200)
2022.3.5 川崎るーと39 121113 +19900(ゲーム代2000)
2022.3.19 川崎るーと39 1132112 +14400(ゲーム代3200)
2022.4.23 川崎ピョン太 122413 +4000(ゲーム代4000)
2022.5.1 川崎るーと39 1122343 −7200(ゲーム代2500)
2022.6.5 川崎ピョン太 11312 +23100(ゲーム代3600)
2022.6.12 川崎るーと39 413134 −5300(ゲーム代−200)
2022.6.17 川崎いーじゃん 21332 +3400(ゲーム代3400)
2022.7.16 川崎ピョン太 341134 −4400(ゲーム代4000)
2022.7.30 セブンU 214442 −7400(ゲーム代3700)
2022.8.21 川崎ピョン太 424331 −14600(ゲーム代3800)
2022.9.3 川崎るーと39 334213 −5500(ゲーム代3800)
2022.9.29 川崎ピョン太 22414 −8000(ゲーム代3200)
2022.10.15 溝の口セブンU 233 −3900(ゲーム代1200)
2022.11.3 川崎ピョン太 432211 +12700(ゲーム代4000)
2022.11.19 川崎るーと39 231313 +800(ゲーム代4000)
2022.12.17 川崎ピョン太 221323 +2800(ゲーム代3800)

119本打ち、1着36回、2着28回、3着34回、4着21回の結果で平均順位は2.34、トータル収支は−8,800円、支払ったゲーム代が59,200円でした。よって対人収支は+50,400円になります。意外に点5よりも結果はよく、十分な成果だと思います。尚キャッシュバックがあるため、ゲーム代がマイナス(つまり貰える)日もありました。

年配者はネット世代ではないので、ネットで膨大な打数をこなしてきた人に比べると、多少レベルは落ちると思います。それがこういう結果に繋がったのだと思います。とは言ってもレベルは点5とさほど変わりませんので、全体的には天鳳特上卓より少し高いレベルくらいではないかと思います。

ちなみに私の場合は、門前祝儀になっても鳴き祝儀とさほど打ち方を変えず、捌くところは捌いています。特に愚形等はです。あくまで順位を意識する打ち方で、祝儀はそれほど意識していません。


ピン

ピンは1-1-3以上のレートで、ラスると祝儀を含めて1万円を超えてしまうこともあります。鳴き祝儀の店が多く、門前祝儀に比べて激しくお金が動きます。このレートの客のレベルは全体的に点5やソフトピンよりも、はっきり高いです。年齢層はソフトピンよりも少し若返る感じです。以下2022年私が打ったピンの結果です。

2022.1.21 新宿スリーファイブ 3442 −17600(ゲーム代0)
2022.2.27 新宿マーチャオ 433 −17100(ゲーム代1500)
2022.4.2 新宿スリーファイブ 42231 −14600(ゲーム代2000)
2022.4.10 渋谷さかえ 3144 −18600(ゲーム代1500)
2022.7.2 渋谷かめきたざわ 31123 +11200(ゲーム代2600)
2022.7.9 新宿マーチャオ 11322 +18400(ゲーム代3500)
2022.8.14 新宿スリーファイブ 222444 −20500(ゲーム代3000)
2022.9.11 新宿マーチャオ 3444 −21200(ゲーム代2000)
2022.10.2 川崎カボ 422342 −13700(ゲーム代3600)
2022.10.29 新宿ブル 433221 −7600(ゲーム代3900)

48本打ち、1着7回、2着14回、3着12回、4着15回の結果で平均順位は2.73、トータル収支は−101,300円、支払ったゲーム代が23,600円でした。よって対人収支は−77,700円になります。打数は多くないですが、このレートでは対人収支が大きくマイナスになりました。尚キャッシュバックがあるため、ゲーム代が0の日もありました。

皆しっかりと打ってきます。よく鳴いて上がりが早いです。そして守備も上手いです。ほとんど上級者しかいなく、全体的に天鳳鳳凰卓レベル以上です。このレートになると収支が1万円を超えて動く日が多く、それだけに腕がないと凌げないのです。レベルは必然的に高くなってきます。個人的にはこのレートでゲーム代の半分勝てるのが目標です。


点5東風

クエスチョンやファンキーレモンが該当しますが、点5の割には祝儀とウマが高く、東風なため回転率が速くて実質ピンです。ネット麻雀をたくさんこなしてきた、若い客が多い印象です。レベルはピンと同じくらい高いです。以下2022年私が打った点5東風の結果です。

2022.9.24 渋谷クエスチョン 2411331311344 +15600(ゲーム代5200)
2022.11.6 池袋ファンキーレモン 34134334 −21500(ゲーム代3300)

21本打ち、1着6回、2着1回、3着8回、4着6回の結果で平均順位は2.67、トータル収支は−5,900円、支払ったゲーム代が8,500円でした。よって対人収支は+2,600円になります。2日しか行っていませんので全然打数は少ないです。

東風なため東南の倍はかどり、その分ゲーム代もかさみます。このレートである程度ゲーム代を浮かせることができると、いよいよピン東デビューということになります。レベルは鳳凰卓と同等或いはそれ以上だと思います。


まとめ

私が体感したフリー雀荘のレベルを、天鳳と比較してみてどうだったかまとめておきます。

点3 天鳳凰上級卓〜特上卓レベル
点5 特上よりもやや高いレベル
ソフトピン 特上よりもやや高いレベル
ピン 鳳凰卓よりもやや高いレベル
点5東風 鳳凰卓と同等或いはそれ以上のレベル

どうでしたか。思ってたよりもフリー雀荘のレベルは高かったと思います。お金の掛かったガチの勝負になりますので、基本的にはタダでできるオンライン麻雀よりかは全体的にレベルは高めになるような感じです。

尚雀荘や地域でもレベル差はあると思います。私の場合、新宿、渋谷、川崎、横浜と人口の多い(それだけ強い人が多い)所で打ちましたので、参考にして下さい。


では次にフリー雀荘独特の業界用語について説明します。これは別に抑える必要はありませんが、知っていて損はありませんので軽く目を通しておいて下さい。