雀荘初心者がフリー雀荘にデビューするための支援サイトTOP > 雀荘客打ち日記 > 初めての点ピン

初めての点ピンについて

 
2021.11.15 編集

ピンで打ち始めたのは雀荘に行き始めて1年くらい経ってからでした。

マーチャオには点5とピンに2種類のレートがあるのですが、始めのうちはピンでやる自信もなく5でやっていました。

ある日、何を思ったのか突然ピンで打ってみようと思ったのです。その日は入店前まではいつもの点5でやるつもりだったのですが、店員に「5でいいですよね。」と言われてなぜか少考して「今日はピンでやってみます。」と答えてしまったのです。

その時分はそれほど勝っていた時でもありませんでしたので、何で突然ピンで打ってみようなんて思ったのか今でも不思議です。多分ですが、点5である程度負ける時も勝つ時もお金の振れ幅を経験して、もう少し上の刺激を求めてみたいと思ったのだと思います。

預かり金も3000円でいつもと違う赤いプレートをいただき、待ち席で待っていました。やがて呼ばれて席に着くと、見たことはあるけどやったことはない客が揃っていました。同じ店なのに何やら新鮮味があり、いつもより緊張しました。

最初の局は下家が2フーロをし、自分の手はそれほど悪くもなかったのですが、先を越されていると思い、降りてしまいました。その後下家が3フーロをした時「しまった。まだテンパイしていなかったのか。」と思い、やがてタンヤオ赤々の2枚オールをツモ上がられました。私は1000点と100円玉を2枚払ってしまったのですが、「ここピンですよ。」と言われてああそうかと思い1000円札を払ったのを覚えています。

マーチャオのピンレートですと、ピンのワンスリーで鳴き祝儀500円なのです。祝儀2枚で1000円札を払った時漸く「ピンで打っているんだな。」という実感がありました。

私のピンでの初上りはリーヅモ、ピンフ、ドラ1裏1の2000、4000と1枚オールでした。チップ1枚500円ですと、裏ドラをめくる時ゾクゾクする感じがありました。

マーチャオはハコ下精算もあるため、慎重に打ちすぎてその日は手が伸びていかず、何と3連ラスを喰ってしまいました。下家の裏4とかのバカヅキもあり、祝儀も相当引かれて3連ラスで22700円の負けでした。

点5では3、4回打っていくら負けても10000円超えることは稀なのに、その日は2時間にも満たない短時間で22700円も負けてしまったのです。初めてなので結構ショッキングでしたね。

帰り際に女性の店員さんに「よくピンに挑戦しようなんて思いましたね。」と感激されたのですが、力ない愛想笑いを返すだけでした。


ピンのワンスリーのレートですと、1回ラスると大体5000〜7000円くらい無くなってしまいます。祝儀を含めますと7000〜8000円くらい、場合によっては10000円を超える時もあります。この額をどう見るかは人によりけりですが、庶民からすると決して安いとは言えません。ピンとはそういうレートです。

点5でのみで打っている人は、ピンは大体点5の2.5〜3倍くいらい動くと考えて下さい。これはオカやウマに加え祝儀比率が増すからです。

またマーチャオのピンは本場が1500点となりますので、3本場、4本場となっていくと、安手を上がっただけでも打点が高いですので、押し引きも気が抜けなくなります。そして結構トビ易いです。


最後に点5とピンの客層の麻雀のレベルに関して思ったことを書きます。その後ピンでもいろいろな店で相当打ちましたが、はっきり言ってあまり変わらないと思います。さすがにピンの方が上手い人は多いと感じますが、点5でも上手い人は上手いです。レートによる客層の違いは雀力による違いというよりも、どれくらいお金を持っているか、或いはどれくらい賭けに対する耐性があるかによる違いだと思います。

しかし年齢による差は、ハッキリとピンの方が年配層の比率が高いです。点5の若者年配比率が7割くらいなのに対して、ピンですと4割まで落ちる感じです。これは単純に若者には学生も含んでいますし、年配の方がお金を持っている傾向があるからだと思います。

精神的には確かにピンで打つ方が負担は大きいのですが、その感覚に慣れてしまえば負けても何とも思わないようになってきます。