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オーラスの競り合いについて
2021.12.10 編集
オーラスを迎え、親の私が僅差でトップでしたが、下家の2着とは1400点の差しかありません。ドラは5sで、供託が1本あります。
下家は体の大きいお兄さんで、顔にはあどけなさが残る中、勝負強さを感じさせられる雰囲気がありました。
下家は序盤で8筒を79でチーし、その後4索を56でチーしました。どうも前に出てきている感じですが、役が判然としないのです。役牌は白だけが一枚も見えておらず、多分白バックだろうと思っていました。
白は私の手牌に一枚だけあります。もし白で振り込んで、赤でもあって8000って言われてしまえば一気にラスに転落します。私は白を抱えたまま降りざるを得ませんでした。
やがて流局すると親だけがテンパイしていました。白単騎の形テンでした。
対面が手牌の白を見せると、上家の人も手にあった白を見せました。どうやら皆持ち持ちになっていたみたいです。
ノーテン罰符で私は2着へ転落してしまいました。逆に下家の兄さんは皆からノーテン罰符を頂き供託リー棒も獲得し、トップへ浮上しました。
どうも下家の兄さんの手牌はバラバラだったみたいで、序盤から形テンを意識していたみたいです。そこで私は自分の犯したミスに気づきました。
私は親なのだから、私こそ積極的に攻めるべきだったのです。少なくとも形テンにしていればテンパイ止めで、私がトップだったのです。私はこの兄さんの勝負強さに脱帽すると同時に、自分の勝負弱さを痛感しました。
その後この兄さんとは何回か同卓しましたが、直対の結果はほとんどイーブンだった気がします。しかしあの鮮やかな形テンでの逆転劇は、一生忘れることがないと思います。