麻雀のメンタルコントロールとバンクロール管理
- 2022/10/14
- 三人麻雀戦術
2022.10.30(日)20:00にハロウィントーナメントが開催されます。1卓1抜制のトーナメントで、参加費は$7、賞金総額は$777です。賞金は1位が$77、2位が$60、3位が$50、・・・、50位が$10と割り振られます。安く広く分配するといった感じですね。一見地味なトーナメントですが、私の予想では参加費がかかるため参加者は少なく、一回勝ったら賞金確定といった感じで、期待値は意外に高いと思います。
こういうトーナメントは広く分配するといったと言った点が公平で、個人的には好感が持てますし、私も必ず参加しようと思っています。DORA麻雀としても、有料参加、広分配型のトーナメントは珍しいのではないでしょうか。
1卓1抜制のトーナメントはDORA麻雀では定番になっていますが、対策としては兎に角前に出ることです。結局降りても非ツモや聴牌料が大きく1抜き制のため、何もせずに四局が終わってしまう展開も多いのです。前回は愚形リーのみを躊躇って上がり逃しをするというミスで敗退してしまいました。今回は前へ出るという意識を強く持って臨みたいですね。
麻雀に運はつきものです。長くやっていると必ず停滞期がきます。これは麻雀の強さに関わらず皆公平にくるものです。そしてこれは耐えがたいほど辛く、私ですら麻雀を止めたくなり、一時的に休眠期に入ります。
これは今年の初めの頃の天鳳の成績の一部抜粋ですが、1/25の昇段戦から6連ラス、その後一回トップを取るものの、その後また5連ラスで一気に七段の原点を割りました。ひどいものですね。しかし私としては決して手を抜いて麻雀を打ったわけではなく、ミスがこの時だけやたら多かったというものでもありません。要は運が悪かったのです。
注目してほしいのが地獄を引いた後、2/12~2/22までの11日間天鳳を一本も打たなかったことです。これは単純に嫌になったからです。またオリンピックの時期と相まって、テレビばかり見ていたような気がします。
そしてDORA麻雀ですが、やはり今年の8月に地獄を引き、8/26~9/15までの21日間DORA麻雀を止めてました。これも単純に負けてばかりでつまらなく、やる気が失せていたからです。
今回は長く麻雀と付き合う上で、この避けることのできない不調にどう対処したらいのかを書いてみようと思います。これは麻雀を勉強するとか牌譜を見返すと言った座学的なこと(これは当然やらねばなりません。)ではなくメンタル的なことです。
麻雀の運或いは不運の連続期間は思っているよりも長いことを理解する
麻雀で長期的に勝つためにはメンタル強者になる必要がある
つかなさが精神に悪影響を及ぼすようなら一時的に麻雀を止めてみる
心身の健康について悪いところは改善を試みる
成績管理とバンクロール管理
麻雀の運或いは不運の連続期間は思っているよりも長いことを理解する
麻雀は半荘単位でみたら半分以上は運ゲーです。そして不運が連続して続くこともあります。ここは大事な所で、麻雀をやる以上は受け入れなければいけない所です。当たり前ですが、牌山はランダムに組まれますので、自分に都合の悪い牌の配置になっている場合もあります。
しかし逆の見方をするとツキまくる時もあるのです。
これは今年の7月下旬から8月上旬にかけての成績ですが、やたら勝ちまくっており、実力だけで説明つくものではありません。要は運が良かったのですね。先の地獄に匹敵すると所だと思います。私の経験で言うと20~30局くらいの成績の偏りは平気で起こるような感じがします。そしてこれが不調の期間ならとても長く感じます。麻雀はこういう性質があるのです。
麻雀で長期的に勝つためにはメンタル強者になる必要がある
麻雀は運が大きいと言いましたが、つまり実力だけではどうにもならないところがあります。これがゆえに強者でも結果が出ずに苦しんでいるのです。努力して改善できる点ではなので、何とも歯痒いところです。そして良くも悪くもこの理不尽なゲームを長く続けるためには、やはり相応のメンタルも必要となってきます。
悪い所は改善していきますが、打牌に問題が無く結果だけ悪い場合は、迷うことなくその打ち方を続ける必要があります。それは外部をシャットアウトして自分に確固たる強い意志でなさねばならないのです。これがメンタルの強さです。そしてその根底には自信があり、その自信を付けるためには日頃の何かしらの努力を必要とします。メンタルが活きるというのは判断基準が正しいということが前提になっていますので、それを磨かねばならなく、それが自信となっていくからです。
つかなさが精神に悪影響を及ぼすようなら一時的に麻雀を止めてみる
あまりにも不可抗力的な負け方が続くと、大概の人は強引になってしまいがちです。つまり”切れ打ち”と言われているやつですね。当然結果は更に悪くなってしまいます。皆も経験があるのではないでしょうか。私も何度も経験があり、こればかりは感情もありますのでどうにもならないところです。こういう時は一時的に麻雀を止めてみることをおすすめします。私も先に述べたようにそうしてます。と言うより自然にそうなってしまったと言った方が正しいです。
ある一定の我慢の限界ラインを超えると制御不能になってしまい、こうなってしまうと暫くは冷ますより無いのです。別ゲーをやったり、テレビを見たり、読書をしたり、映画を観に行ったりと、2週間も経てば気持ちも落ち着いてきてまた元の精神状態で打てるようになります。
そして再開する時はレートをいつもよりも下げてみて下さい。同じレートでまたこてんぱんにやられると、もうだめだと諦めてしまう可能性もあるからです。レートが下がるとレベルも下がりますので、勝つことで精神状態をいい方向に持っていって下さい。
心身の健康について悪いところは改善を試みる
精神が麻雀に影響を及ぼすなら、当然心身も健康でなければいい麻雀を打ち続けることは難しいです。何か心当たりがあるならその点の改善を試みる必要もあります。
私の場合は体重の増加です。20代の時に比べると15キロくらい体重が増加してしまい、見た目もだらしなくなったので減らそうと思いました。最初はランニングをしようと思ったのですが、思うように走れなかったです。すぐにばててしまうのです。そこでいきなり走るのは無理だと思い、毎日歩くことにしました。8キロくらいの距離を毎日歩いたのです。妥協する日もありましたが、1年半続けることができました。そこで改めて走ってみようと思い、8キロのうち1キロほど走って7キロを歩きました。1キロでも走れた時は嬉しかったですね。その半年後の現在は、5キロほど走って3キロ歩くようになっています。
私は結構大食いですので、残念ながら体重はさほど変わりませんでした。しかし普段の歩く速度は以前より速くなったと感じています。そして汗をかきますので気持ちがいいです。
これで麻雀が強くなったとも思えませんが、すっきりした気持ちで麻雀に取り組むことができているのは確かです。麻雀に限らず何でもそうですが、健康あっての日常ですので、その点も留意してみて下さい。
成績管理とバンクロール管理
自分の強さを客観的に見るためには成績管理は欠かせません。ただやるだけでは、どれぐらい勝ってるのか或いは負けてるのか分からないからです。できればその日の着順と収支を付けておくことをおすすめします。これですとその月にどれぐらい打ってどれぐらいの成績が出せたのか分かり、長期的にどう推移しているのかが分かります。
バンクロールは少し大目に入れておくことをおすすめします。私は常時$2,000くらいは入っています。これですとお金を気にせずに打てるからです。余談ですが私がフリー雀荘へ行く時もお金は少し大目に持っていくようにしています。そちらの方が精神的に楽で、伸び伸びと打てるからです。
そしてバンクロールが崩壊しないように適正レートで打つ必要がありますが、ここも私はルールを決めて守るようにしています。私の場合は$4/8で$250を原点にし、+$500勝ったら$8/16へ行き、-$125になったら$4/2へ行くことにしています。幸いにも勝てましたので今は$8/16で打っていますが、ここで$500を原点にし、+$1000勝ったら$16/32へ行き、-$250になったら$4/8へ戻ることにしています。つかないだけで$4/8ですと±$100のブレ幅、$8/16ですと±$200のブレ幅はありますのでこれぐらいが丁度いいと思います。このルールを守る限りはバンクロールの崩壊は無いと思います。