DORA麻雀勝てない人への7つのアドバイス
- 2023/01/30
- 三人麻雀戦術
今回はDORA麻雀をやっている人で、どうしても勝てないという人にいくつかアドバイスをしてみようと思います。私も時給で見たらとても勝っているとは言えませんが、ここでは長期的収支が-になっている状態を勝てない、或いは負けているとします。
DORA麻雀はサンマが多く立っていますので、サンマでもって解説していきます。尚主にサンマ戦術の総論となってしまうため、細かくはリンクを貼っておきますので、そちらで具体的に見て下さい。
1、最後まで諦めないで淡々と打つ
2、牌効率、鳴き、押し引きを見直してみる
3、降りを見直してみる
4、牌が絞れているかどうか見直してみる
5、無駄な放銃をしていないか見直してみる
6、リーチの頻度と精度を見直してみる
7、ケアレスミスを減らす
まとめ
1、最後まで諦めないで淡々と打つ
麻雀特にサンマはメンタルゲー的なところがあります。これは天鳳のサンマですが、どう見てもほぼラスになりそうな絶望的な状況です。しかしこんなクズ手が何と役満になってしまうのです。
こういう事象が暫し起こるのが麻雀で、サンマの方が良く起こる感じです。麻雀の大部分は運に身を委ねるより無く、ミスが無くてもある程度は負けてしまうゲームです。その点を理解した上で、どんな状況でも最後まで諦めないで淡々と打つよりないのです。気持ちで諦めてしまうと打牌にも影響しますので、最後まで闘争心を捨てないで下さい。仮に負けてしまうと分かっている麻雀でも、ベストの打牌で負け額を最小限に抑えて下さい。これが長期収支に影響します。
そしてこの淡々と打つというのは、言うのは簡単ですが、やり続けるのはとても難しいです。その日の体調や気分の浮き沈みも影響してきますので、麻雀に限らず心身健康を心掛けて下さい。
2、牌効率、鳴き、押し引きを見直してみる
麻雀は主に牌効率、鳴き、押し引きの三要素から成り立ちます。これらの精度を磨いてやる必要があります。サンマはヨンマに比べて牌効率、鳴きが簡単になる分、押し引きが難しくなる傾向にあります。
牌の種類が少ないですので、牌効率は随分楽になりますが、その分複合系が出てきやすいので注意が必要です。牌効率のおすすめ本はウザク本の赤と青、メンチン何を切るです。メンチン何を切るは複合系も学べます。これらはヨンマの本ですが、牌効率ですので考え方としてはサンマも一緒です。
サンマの鳴きはヨンマほど威力を発揮しません。なぜならチーが無いからです。鳴くと守備力が落ちますので、下手に鳴けません。よほど打点が無い限り、ポンした後のリャンシャンテン、カンチャンペンチャンを含むイーシャンテンは良くないと抑えておいた方がいいです。チーができないためイーシャンテンからテンパイまでが意外に長く、その間にリーチを受けて困ってしまうということがよく起こるのです。尚安牌が多い時はその限りではありません。また逆にポンテンは積極的に取った方がいいです。
サンマはヨンマに比べドラが多くなる分、押し引きが難しくなります。そしてサンマはテンパイは早いですので、手組から押し引きは始まります。リーチを受けたらイーシャンテン以下は大体降り、場合によってはテンパイからでも降りなければならない局面も出てきます。また押し返しも非常に難しいですが、時にはやらねばなりません。
3、降りを見直してみる
麻雀は大部分の局面で降りなければなりません。よってベタ降りから安牌が無い時の降りまで、期待値が長期的に悪くならないように降りなければなりません。降りは割とシステム化できますので、サンマの守備を参照して下さい。1つコツを上げると、ゲンブツ牌が無い時は1枚しか持っていないスジよりも、複数枚ある端よりの牌を切る方が勝ることが多いです。理由は愚形に刺さることも暫しですので、数巡凌げる複数枚ある牌を切る方が、長期的に押す牌の種類が少なくなり、長期的放銃率を下げてくれるのです。
4、牌が絞れているかどうか見直してみる
サンマにおいて役牌の絞りは重要です。絞りはヨンマ以上に比重が高く、打点の高い手を相手に上がられるかどうかに直結しますので、自分の手と見合っていないと判断したら、自分の上がりを放棄してでも止めて、相手の上がりを阻止しなければなりません。
例えばこの局面ですが、南家はドラの東をポンしており筒子染め模様です。東は中を除くこの手牌で4巡目に切りました。河を見ると6pが余っている感じで、字牌が見当たりません。今中をツモりましたが、これは相当に危険です。よってこういう牌は手を崩してでも止めます。
私は2sを切りましたが、手牌を開けてみると案の定、西と中のシャンポンでした。このケースは絞るというよりも、ほとんど掴まされて降りという感じに近いですが、こんな要領になります。尚4巡目で東を切ったのは、この手牌では例え鳴かれたとしても、十分見合うと思ったからです。
最後は結局ハイテイでツモられてしまうのですが、これは仕方が無いのです。最後まで西と中を切らなかったことが大事なのです。
5、無駄な放銃をしていないか見直してみる
放銃には無駄な放銃と仕方が無い放銃があります。両者の違いは今度具体的に記事にしようと思いますが、無駄な放銃というのは、降りるだけの局面、或いは上りが遠い局面からの放銃になります。仕方が無い放銃というのは序盤の事故みたいな放銃、或いは手牌が上がりに向かわせるのに十分で、放銃に対するリスクが見合っている放銃を指します。
またヨンマになってしまいますがご容赦下さい。今ハイテイで2pをツモり、手が詰まってしまい、何を切っていいか分からなくなってしまいました。時間に追われた末に5sを切って、トイメンに刺さって、ラス落ちしてしまいました。しかし見るとゲンブツの6mがありました。これは明らかなミスですが、こういうのを無駄な放銃というのです。オンライン麻雀は時間に制約がありますので、人間である以上間違ってしまうのは仕方が無いのですが、このような無駄な放銃が無いか見直してみて下さい。
6、リーチの頻度と精度を見直してみる
サンマはツモ損有でも、リーチをたくさん打たなければ打点上昇が見込めずに勝てません。サンマはヨンマよりも裏ドラが乗りやすく、3回に1回ツモが回ってくるためにツモりやすいといった要素に起因します。サンマは門前主体ですのでリーチとの相性が良く、基本的には相手を押さえつけて、こちらがツモ上がるといった流れを目指します。豆ダマをしていないか、今一度リーチ判断を見直してみて下さい。
そしてリーチは頻度と同じくらい精度も重要です。待ちが選択できるところは、若干翻を落としても、いいところで待つのがベストです。いい待ちというのは、少しでも多く山に眠っていそうな待ちです。或いは出易そうな待ちです。
例えばこの局面、リーチを打つとしたらどこで待ちますか?
手牌を開けるとこうです。トイメンは赤5sをポンしていると考えて下さい。3sが3山、1sが2山、中が1山です。よって枚数を見たらどちらでも良さそうですが、中はドラなので出難いです。そして5sをポンしているため、3sは若干使いにくくなっています。よってここは1s切りリーチが正解なのです。
結果は上りを逃した上に放銃となってしまいました。上がれるか放銃するかの差なので、非常に大きな差だと思います。リーチの精度は牌譜を見返すことで簡単に分かりますので、気になったらその都度確認してみるといいです。
7、ケアレスミスを減らす
これは言うまでもなく、ケアレスミスをしていてはいい結果が出るはずはありません。サンマは牌効率、鳴き、押し引き、リーチ判断等を極めたら、後は減点方式のゲームです。ケアレスミスを極力しないようにして下さい。
そういう私も実戦ではかなりやってしまいます。テンポよく切ってしまうのと、立て続けに何局も打ってしまうのが原因だと思いますが、私の元来の如何ともし難い人間性によるものなのかもしれません。
東初この局面ですが、私は国士無双のイーシャンテンで北をツモりました。当然抜くところですが、手拍子で6pを切ってしまいました。
次巡に慌てて北を抜きますと何と9mのツモでした。これで国士無双のテンパイですが、下家が西を一巡前に切っています。つまり一巡前に抜いていればこれで上がれていた可能性が高いです。
以下西は出ず上家にかわされてしまいました。ケアレスミスはこのように、時にA級ミスになってしまうものです。どうすれば減るのか、私の課題でもありますが、私は10東風に1回は小休止を入れるように心掛けています。
まとめ
如何でしたでしょうか。当たり前の事を当たり前のように書いてしまった感じですが、その当たり前の事が毎日やっていると案外盲点になってしまうものです。DORA麻雀で勝てないと思う人は、今一度見返してみて下さい。