三人麻雀放銃率を下げる鉄壁の守備

守備が麻雀において重要なのは言うまでもありませんが、サンマは特にそうです。守備がしっかりできていれば、牌効率を多少間違えようと大きな負け方をすることはありませんが、守備ができなければ、他がいくらできていても、勝つことはまずないと思います。私がDORA麻雀を始めて10年以上経ち、漸く最近少し勝てるようになってきましたが、ハッキリ言って守備で勝っているようなものです。私が三人麻雀戦術で一番伝えたいこともこの分野なのです。収支に直結するところですので、是非身に付けて下さい。

 

字牌のトイツ(アンコ)落とし

リーチに対して降りを考えていますが、ゲンブツがありません。こういう場合は字牌のトイツ(アンコ)があればそれを落とします。1mも9mもオタ風と考えて下さい。よってここは1mを落とします。

 

端牌のトイツ(アンコ)落とし

先の局面から暫く進みまたゲンブツが無くなりました。こういう場合は1sを切ります。1sがトイツ(アンコ)であることが急所で、単騎やシャンポンに刺さりにくくなっており、ほぼリャンメンでしか刺さらない上に2枚切れるからです。複数枚切れるというのが急所で数巡凌げることで、長期的な放銃率を減らしてくれます。中は1枚しかないため、1sに比べて劣ります。このように降りる牌が何もない場合は、端牌がトイツ(アンコ)ならそれを切ります。

 

片中スジのトイツ(アンコ)落とし

リーチに対して降りていますが、手が詰まりました。1枚切れの中でもいいですが、私の推奨は2枚ある片中スジの6sです。リャンメンで刺さることもありますが、9sが切れていると6sは割と通りやすいです。そしてなにより2巡凌げるのが大きいです。中は七対子で当たることもありますので、基本的には瞬間的な危険度は多少劣るものの、複数枚ある牌を切るのが長期的に放銃率を下げるコツになります。

 

当たり牌は6sの隣でしたが、凌ぐことができました。

 

無スジでも一番多い牌を切る

早いリーチに対して降りたいのですが、切る牌がありません。サンマではこういうピンチが暫し訪れます。8sが一番安全度が高いような感じがしますが、それでもモロヒのスジで決して安全とも言えません。こういう場合は無スジでも一番多い牌を選ぶことになります。この場合は3pで、3巡凌げるメリットを第一に取ります。

 

結果的に8sを切っていれば上家に、8pを切っていれば下家に刺さるところでした。3pが通ったのは運ですが、安全度の高そうな不確定な1枚の牌を切るよりも、安全度が多少劣る不確定な複数枚の牌を切る方が、長期的には放銃率が下がるのです。複数枚ある牌を切るメリットとして、サンマでよく出てくる七対子に刺さりにくいというのもあります。

 

4枚見えの牌の隣接牌

ラス目リーチに対しベタ降りしたい局面ですが、完全安牌がありません。しかし4sが暗槓の4枚見えで、8sが通っています。よって5sは単騎かシャンポンにしか当たらなく、この手牌の中では一番当たる確率が低いと言えます。しかも2枚切れますので、ここは5sを切ります。このように4枚見えの隣接牌は守備に重要な役割を果たす時があります。

 

ちなみに私は実戦では気づかず、7sで12000の放銃となり、トップからラスへ落ちてしまいました。実戦では持ち時間が短いので、このように間違えてしまうこともありますが、ですので猶更体系化して備えておく必要があるのです。

 

手出し牌を見る

東家は、中ポン打8s、東ポン打3pの後、4s手出しで以降ゼンツしています。

私はかわしを狙って発を仕掛けたものの、手が詰まってしまいました。発ポンは問題だったかもしれません。この局面は降りたいのですが何を切りますか。

 

私は2sを切って刺さってしまいましたが、これはミスです。ここで大事なのが最終手出し牌で、その付近で待たれることが多く、いわゆるソバテンです。最終手出しは4sなので2sは拙かったということになります。空切りのケースもありますが、それまでの捨て牌の中で異色の牌(付近がが切られていない)であれば大体関連牌のケースが高いです。9pが早く切られているので、2枚ある8p辺りが良かったと思います。

 

ダブルリーチに対して

リードしていますが2件リーチが掛かり手に窮してしまいました。どうしますか。尚この9pポンは先制中バックのポンテンで悪くはありません。

 

こう言うケースは放銃率の最も低い牌を選びます。そこで浮上するのが2sです。1sと4sがそれぞれ4見えで、2sが当たるとしたら親のリャンメンしかありません。よってここは南家のゲンブツで、かつ2枚切れる2sを勝負します。4pは3枚切れますが、単騎は考えにくくともリャンメン、カンチャンがあり、2sに比べると放銃率は高いです。この局は横移動となり私がトップを守り切ることができました。

 

アンコスジの警戒

東初南家から早いリーチが掛かりました。一発目は発で凌ぎましたが次にすぐに切る牌に窮してしまいました。

安易に初字牌を切らないのは前に言った通りで、ここは4p(片スジで4枚切れる)でもいいと思いますが、1pが2枚4pが4枚とカンツ(アンコ)スジが気になります。よって私はノーチャンスの2pを切りました。

 

アンコスジを多く持っている場合、大体そのスジが当たりになっているケースが多いものです。よってこの場合スジの8sで凌ぎます。

 

安牌が増えていきません。ここはアンコスジでなくかつ2枚切れる8pを勝負します。

 

2件リーチになりましたが、凌ぎ切ることはできました。結局14pのスジは通ってたみたいです。しかし浮いている白を切らなかったのは正解でした。

 

ハイテイ

白をポンして染めに向かいましたが親リーが掛かってしまい、東のアンコ落としから逃げてきましたが、ハイテイで切る牌が無くなってしまいました。どうしますか。

 

私は9sを切りましたが、ワンチャンスの2sでもいいと思います。一番拙いのが4sで、ハイテイではアンコスジは超絶危険スジとなっています。中盤までは手が詰まったらアンコ落としが、長期的に放銃率を下げるという観点から推奨されますが、終盤は残りスジが少なくなっていますので、アンコスジの危険度が高くなっているのです。終盤はアンコ落としよりも、端っこの牌やワンチャンスの牌を選んで下さい。

 

ベタ降りのミス

トップ目のオーラスです。上家からリーチが入り今9mをツモってきたところです。ここは当然9mをツモ切ります。

 

ここは何を切りますか。

 

私はスジの3sを切って24000に放銃してしまいました。しかしここは2sがあり、見落としていました。そして次局も放銃してラスになってしまいました。トップを取れそうな麻雀が、一打のミスでラス落ちしてしまうのです。非常に勿体ないです。ベタ降りは地味ですが、ミスを犯しやすいところでもありますので気をつけて下さい。特に他家の通した牌を見落とすというのは、私は今でもたまにやってしまいます。

 

まとめ

どうでしたでしょうか。一言でまとめてしまいますと、“手が詰まったら複数枚ある牌を切る”これが長期的に放銃率を下げるコツなのです。スジでも刺さる時はありますし、初字牌でもシャンポンだけでなく、単騎でもよく狙われることがあります。よって1枚しかないのなら、長期的には切り損になってしまうことを心に留めておいて下さい。

これは先日の私の実戦ですが、二件リーチに対して手が詰まってしまった私は、切羽詰まって1mに手を掛けて放銃してしまいました。今まで述べてきた守備のシステムに従えば、ここは9sが妥当だったと思います。このようにこれを書いた私でも、実戦では忠実に守りきれずに不本意な放銃をしてしまうのです。おかしなものですね。

 

DORA麻雀

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