Mリーガーの打牌批判をしてみよう

10月29日(日)20:00、DORA麻雀でハロウィントーナメントが開催されます。1卓1抜き制のトーナメントです。参加料は$7で、賞金総額が$777(1位$77、2位$60、3位$50、4位$40、5位$30、6~12位$20、13~50位$10)になります。順位間の賞金差額が少なく、参加したもの勝ちという性質のトーナメントです。

当日の参加人数が200人を超えることはまずないと思いますので、実質一回勝ったら入賞ということになります。くじ引きだと思って試してみて下さい。当日予定がある方でも時間が空けばスマホからでも参加して見るといいと思います。私も勿論参加します。

このトーナメントは参加人数が111人で期待値が丁度±0になりますので、それ以下でしたら+ということになります。参加するつもりが無くても、当日20:00に近づいたらDORA麻雀にログインして参加人数を確認してみて下さい。私の見積もりですが恐らく60~80人くらいの参加が見込まれ、期待値は大きく+になっていると思います。

 

こんにちは、DIOBRANDOです。

先週末久しぶりに大学の同期で飲み会をしました。私が幹事をやり5人ほど集まりました。6年ぶりぐらいでしたのでとても楽しかったです。上野のアメ横でやったのですが、あの騒々しい雰囲気も良かったです。コロナ時でしたら考えられません。やはり実際に会うのは大事ですね。しかし見た目が自分が一番老けていたのはショックでした。

 

もしリーチが無かったら麻雀はどうなっていたか?

先週フリー雀荘で打っていた時、リーチの叩き合いになり、下家がドラの7mを掴んで「うっ」と苦しそうな声を出してツモ切り、私の親満に放銃しました。別の局でトイメンの役役仕掛けに対して私が親満確定リャンメンリーチを放ち、トイメンにぐいぐい押してこられ、私がドラの東をツモった時は「これは拙い。」と思いツモ切ると、やはり「ロン」と言われ倍満放銃となってしまいました。この時私は、何で麻雀はリーチなんてあるんだろうなっと思いました。

もしリーチが無かったら麻雀は完全に読みのゲームとなり、より将棋に近いゲーム性になっていたと思います。手出しツモ切りもよく見ていなければなりません。運のウエイトが減り、技術の差が増す反面、非常にしんどくて地味なゲームになっていたと思います。そうなると麻雀人口は今の1/10くらいになっていたと思います。

逆にリーチがあるとテンパイを教えてくれるため、捨て牌読みのウエイトが遥かに軽減され、ゼンツの性質上強者でも負けやすく、弱者でも勝ちやすくなり、ゲーム性としては面白くなります。つまりリーチというルールが導入されたことにより、麻雀のハードルが下がったのです。リーチは麻雀人口を増やし、エンタメ性を増し、誰でも簡単にでき、誰でも勝ちやすくした反面、読みの技術の向上を妨げるという結果にも繋がったのではないかと思いました。ある意味リーチの導入は妥協の産物なのです。昔の人は麻雀人口を増やすため、上手いルールを考えたものだなっと感心しました。

これを踏まえて考えますと、現代麻雀技術で欠けている要素は捨て牌読みなのです。特にどこでテンパイしたかは重要で、ここを常に意識して打ち、ネット麻雀で毎回答え合わせをして、感覚を研ぎ澄ませていきますと、麻雀はもっと強くなるのではないかと思いました。現代のリーチ麻雀はテンパイしたら教えてくれるのですから、この感覚が研ぎ済まされているとはとても思えませんからね。

 

菅原千瑛の三暗刻見落としについてどう思うか?

先々週金曜日、お茶を飲みながらスマートフォンでMリーグを見ていました。

菅原千瑛の手牌です。5sを67sでチーしており、今1sをツモったところです。3sを切ればツモリ三暗刻で待ち数も1枚増えるから当然3sを切るだろうと思っていましたが、何とそのままツモ切ってしまいました。枚数から考えてもこれは見落としだとすぐに気づきました。案の定この後白をツモり3000、6000の所が2000、4000になってしまいました。「あちゃー。」と思いました。

トイトイ三暗刻の形なら間違えなかったと思いますが、この手のツモリ三暗刻は盲点になるのかなっと思いました。特にこのケースは次局のオーラスで全員2万点台で競る展開でしたので、この4000点の失点は大きく痛恨のミスと言わざるを得ません。確かに自分も調子が悪い時はこういうミスはままあります。

 

これは先週の天鳳の一戦ですが、誤ってリーチを打ってしまいました。打った後に既に北が2枚切れていることに気づいたのです。待ちはドラの2p1枚しか無く、普通はダマルところです。捨て牌をよく見ていないから、こういうことをしてしまうのです。

 

そしてこれは昨日の一戦ですが、第一打に誤ってドラを切ってしまいました。これもドラ表牌を見ていませんでした。正直に申し上げますと、私も結果に現れなくてもおかしなミスをしょっちゅうしています。

話は戻しますが、ケアレスミスに対して土田浩翔は以下のようなコメントをしています。

 

どうでしょうか。しかし残念ながら私はそうは思いません。麻雀は運が大きいゲームです。それでも選択の優劣の差を積み重ねて、実力の差を結果に出すというのが競技プロの考え方です。そのために日々労を惜しまず研究に励んでいるわけで、その前提にはこういうケアレスミスはしないというのがなければなりません。でないと積み重ねがふいになってしまい、麻雀は所詮運ゲーの域を出なく、普段やっていることに意味をなさなくなってしまうからです。

麻雀は基礎さえ抑えてしまえば、後はミスさえしなければ一流になれるというのであれば、研鑽を積む必要などなく、ミスをしないように心掛けるだけで十分だと思いませんか。

そうではなくこの運の大きいゲームで卑しくもプロを名乗るなら、こういうミスは表舞台ではしてはいけないのです。「一流と二流の差は、見落としの数の違い。」なんてぬるい事を言っているようでは、この人達は麻雀プロとして二流なんだって思えてしまいます。「ではその数って具体的にどういう数なんだ。」と質問したら恐らく答えられないと思います。

トッププロを名乗る連中が、初心者並みのミスをするところを見せつけられると、がっかりしてしまいます。そして瑞原のメンチン見逃しや魚谷のノーテンリーチ、和久津の三色見落としや茅森の一盃口見落としなど、この手のくだらないミスは女流に多い気がします。Mリーガーの打牌批判うんぬんが問題になっていますが、それ以前の問題で、凡ミスがこの舞台で出ること自体がおかしいのです。

 

醍醐大の4p打ちについてどう思うか?

この麻雀は見ていなかったのですが、醍醐はここで4pを切って決め打ちしたみたいです。これをうまぶりと叩かれてたみたいです。本人によると4pと8sが出てしまってポンできる枚数が少なく、攻守を考えてこのように打ったようです。確かにこちらの方が攻防兼備で手牌もキャップされており(36pになった時の出上がり率が全然違う)、それなりのメリットはありそうです。少なくとも叩かれるほどおかしい打牌には見えません。

しかし私なら恐らくここは西を切って命一杯広げ、リスクを取ったと思います。供託と積棒が多く上りを最優先に見たいからです。ポンできる枚数は3枚あれば十分ですし、7pの受け入れも見逃せません。味よく赤5pが入ったり、鳴けるなんていうこともあるかもしれません。見え透いた待ちになってもツモってやれという感じです。もしリーチが入ったら8sを落として回る要領です。しかし供託が無かったらこのように4pを切ったと思います。上がる価値で判断するということですね。

とは言えこの人は天鳳十段経験者で天鳳名人戦に出るくらい実績のある人なので、このような微妙な判断に対して天鳳七段の私からとやかく言う事はありません。

 

三風連打

最後にこれは先週のDORA麻雀です。1mをツモって西を切って、以下三風連打で流れてしまいました。当然この手を流すのは本意ではりません。拙かったのは手牌の形だけ見て、西をノータイムで切ってしまったことです。この巡目なら十分染めが間に合いそうなので1mを切るところだったと思います。

誰かが北を抜いていたら流れないのですが、この場合は流れてしまうのがDORA麻雀のルールです。初打は注意しないといけませんね。

基本ですが、初打の前に確認することをまとめておきたいと思います。

1、ドラを確認する

2、点数状況を見て、鳴けるものがあったら何を鳴くのか確認する

3、三風連打或いは四風連打のスジを確認する

私の場合1、3はたまに抜けてしまいますので、ここで改めて意識しておこうと思います。

 

DORA麻雀

Comments are closed.