麻雀ソフトⓝluckyjの天鳳牌譜を解析して学ぶ
- 2023/06/19
- 天鳳その他のオンライン麻雀
こんにちは、DIOBRANDOです。
先月辺りから麻雀の打数がめっきり減ってしまいました。全然勝てなくなってしまい、気が乗らないのです。DORA麻雀の収支を見ると今までよくこれだけ続けてきたなっと思いましすが、永久にこのペースで打つのは無理です。こちらは人間でソフトではありません。ソフトは疲れませんが、人間は疲れます。そういう時は無理せずスローダウンしようと思います。
とは言っても天鳳はちょこちょこ続けています。ヨンマでは六段に落ちてしまい、七段復帰に向けて時間を見つけてはやっていますが、簡単ではないですね。もう暫く時間はかかりそうです。サンマはもうメチャメチャです。大きく負け越してしまい、四段に降段し、このままいくと三段落ちもありそうです。サンマがメインのDORA麻雀をやる気になれない気も分かるかと思います。
先月末にⓝluckyjというソフトが特上卓で十段を達成しました。ⓝluckyjというのはアメリカのシアトルにラボを開設している、中国のTencent(騰訊)AI Labというテクニック企業が開発したもののようです。自分とどこが違うのか見ていこうと思います。
リーチに対する不思議な対応
おっやと思ったのがこの局面です。リーチを受けていますが鳴きの利くドラ3で、1sを切っていますのでワンチャンスの7m辺りかなっと思いましたが?
何と2sでした。2sも確かにワンチャンスで2枚切れますが、こうするもんなのか?と今でも解せません。
そしてフリテンの1sを引きれ最終形がこうなっていました。しかし最終形がフリテンだと上がりにくいので、2sは思い浮かびにくいですね。真似しようとも簡単に真似れるものではないと思いました。他の局面でも、このソフトはどうもフリテンになってもリャンメンに受けるのが好きな感じがします。そして結果も良くなることが多いです。瞠目ですね。
良型役無しダマ
今5sを引きれ聴牌したところですが、何とダマです。確かに9m何かをツモると味はいいですが、それでもこれは56pの良型で、供託もあります。ラス目だけど南場もありますし、リーチの方がいいような気もしますが、こういうところも判然とません。
山を開けて見ると枚数から見て、やはりこの局面はリーチの方が勝ると思いました。逆に見ますと、これぐらいの判断の差はあまり長期結果に影響しないというのが分かります。
結果は見事でした。リーチを受けた後、赤5mを引いて打6p、3mを引いて打1pで、最後は間4mを引き入れていました。低打点の手は守備を含めての柔軟性を重視しているような感じです。
遠い仕掛け
仕掛けですがブロックが足りていなくやや遠いですが、これぐらいなら仕掛けていきます。
そしてリャンメンもチーして、愚形が残るもあっさりと上がってしまいました。この局面は出るもの何でも喰うという感じでしたが、案外すんなりいくものなんだなっと思いました。今度はどれぐらいバラバラだと鳴かなくなるのか、鳴いた後リーチが掛かったらどういう打ち回しを見せるのか、見てみたいところです。
遠い染め仕掛け
今下家から9pが出てポンしたところです。以下萬子、索子と払って染めに向かいますが、これも思いつかない発想です。2ブロック落として染めに向かうという発想がありませんでした。確かにアサピンもこんな仕掛けをやっていたなと思いだしました。
結局上がれませんでしたが、それでもここまでいくのです。クズ手から打点のあるイーシャンテンです。これは取り入れたいと思いました。
聴牌でも押さず
聴牌しましたが、周りも聴牌濃厚です。どうするのかなっと思ったら?
何と上家に合わせて5pを中抜きして降りていました。3sは通る牌でしたが、相手は親ですし打点もあります。いい押し引き感覚だと思いました。ここまでくると、聴牌だからと言って安易に押してはいけないのですね。
待ち取り
リーチが掛かって一発目の9mを切りました。そして今カンチャンずっぽしで聴牌したところです。どういう選択をしますか?
ⓝluckyjは2枚見えの間8mダマを選択していました。私なら枚数差で間6mダマを選んだと思います。実際に山には1:1ですが、このソフトは見た目の枚数差よりも出上がり易さを取ったということですね。
ツモ上りこそ逃しましたが、きっちり目論見通りに討ち取っていました。なるほどと思いました。
まとめ
優秀なソフトだということは間違いないと思います。まだ5半荘しか見ていませんが、随分得るものはあったと思います。やはり強い人(ソフト)の麻雀を見て勉強する価値は多いにあると思いました。このまま打ち続けても六~七段を行ったり来たりするだけで、時間の無駄だと思いますから、素直にこのソフトから学んでみようと思います。今回の研究で麻雀でも座学の重要性を感じました。