DORA麻雀とは

ドラDORA麻雀(以下DORA麻雀とする)とはイギリスに本拠をおくEntserv Asia limited社が運営する麻雀サイトです。

 

DORA麻雀の特徴は何と言ってもリアルマネーを賭けて楽しめるところにあります。

位置付け的にはオンラインカジノで国際法に基づいたライセンスを取得しています。

日本でオンライン麻雀と言えば天鳳や雀龍門といった無料麻雀ゲームが普及していますが当然我が国の法治下にあるサイトなのでリアルマネーを賭けることはできません。

よってDORA麻雀は今までありそうで無かった唯一のリアルマネー麻雀サイトなのです。

現状DORA麻雀の認知度が低いかDORA麻雀を利用しようとしている人が警戒しているかは図りかねますがユーザー数がそれ程多くありません。

しかし着実に増えてきており高レートの卓も目立つようになってきています。

あなたがもしDORA麻雀を利用しようと考えているならDORA麻雀の仕組みをしっかりと理解し疑問を全て解決してからご利用下さい。

当サイトはそんなあなたの疑問にお答えします。

現代麻雀押し引きの教科書レビュー

こんにちは、DIOBRANDOです。

今年の桜は遅咲きでしたが、見れるのもどうやら今日までみたいです。

明日からまた天気がくずれるみたいです。

後で見納めとしてもう一度満開となった桜を見ておこうと思います。

 

さて今回は現代麻雀押し引きの教科書をレビューしてみたいと思います。

 

定価 1200円+税

ページ数 239

出版社 洋泉者

著者 福地誠

初版第1刷発行 2017.1.4

対象 麻雀初心者~中級者

 

有名ブロガーでもあり、麻雀ライターで、毎回天鳳名人戦にも出ている福地誠氏の書かれた本です。

この著者は個人的には麻雀の教科書的な本を作るのが上手いなと思っております。

成岡本みたいに際立ったものはないのですが、基礎的なことがよくまとめられているという感じです。

難しいテーマの割りには読みやすく、2日で読めてしまいました。(これは私としては過去にない速さです。)

 

以前からこういう本があったらいいなと思っていたのですが、押し引きは麻雀の中核になる部分で非常に繊細で、ルールによっても異なるので多分無理だろうなと思っておりました。

本で体系化できるような分野じゃないだろうなと考えていたのです。

実際に私でも天鳳、DORA麻雀、フリーで押し引きの基準が違います。

更に細かくいうとフリーでも祝儀比率、本場は何点か、上がり連荘の有無などによって変えています。

この辺は機会があれば今度話そうと思います。

 

今までやりたくても誰もできなかった分野によく筆者は挑戦したなと、まずはその勇気と薀蓄を称えたいと思います。

これ結構、神の領域なのです。(本来あってはならない本。本にはできない本。)

 

この本のはじめににありますように、日本麻雀は振り込み者が全額を支払うというルール上、押し引きが最も重要なゲームなのです。

ここの部分を筆者はルールの歪みと表現しています。

牌理もありますが押し引きあっての牌理で、実戦的には牌理で少々ミスろうとも押し引きで十分にカバーできてしまうところがあります。

よく問われている何を切るというのも重要なのですが、長期的に見ないと効果が出ない部分で、押し引きは反面即結果に出てしまいます。

麻雀の強い人というのは押し引きがしっかりした人といっても過言ではありません。

 

よってこの本は中身さえしっかりしていれば麻雀をする上で相当重要な本ということになってきます。

さて問題の中身ですが、一言で言ってしまえば及第点です。

これだけ難しいテーマをよく題材を選んで、これだけコンパクトにまとめられたなという感じです。

個人的には知識が重複して無駄な部分もあるのですが、初心者~中級者くらいを対象としているのでそれもしょうがないかなと思います。

 

構成としては4章に分かれており、1章が20~40題くらいで、次のページに答えと解説というようになっています。

途中に麻雀廃人録というブログネタがはし休めとしてありますがこれも中々面白いです。

 

私的には復習も兼ねて、もやもやしていたところにも光明が見出せて、非常にいい本でした。

 

特に参考になったのがこの辺です。

渋いですが、p157のQ81です。

この四萬を押すかどうかというテーマですが、相手の捨て牌から五萬のまたぎは薄く、一萬から一四萬はないため、確かにこの四萬は通りそうです。

正解も押しでしたがトップ目ということもあり、実戦なら多分五筒を切って様子を見たと思います。

シャンテン押しは難しいところですが、これぐらいは押すんだなと思いました。

 

惜しい点はここで完結してしまっているところです。

押し引きは部分的に取り出すのではなく、押すならどこまで押すのかということも重要です。

次に無筋を引いたらそれはどうするのか、?という疑問も残ります。

押し引きをテーマにするならもう少し連続性を持たせても良いかなと思いました。

 

使い方としましては、この本の押し引き感覚は方向性としては正しいと思いますので、教科書的に身につけておくというのがいいのではないかと思います。

 

この本の最初のテーマにピンフのみはリーチするかというのがありますが、今東初でピンフのみをテンパイしました。

教科書的にはここはリーチを打つ方がいいというのはわかります。

しかし実戦は東切りでダマを選択しました。

四萬を引くと打点が二翻増しになる上、高め三色だと更に二翻増しになるからです。

それにドラが見えていないため、誰かが固めている可能性も高いです。

捨て牌から察するにターツ落としがあったり、中張牌の手出しがあったり、相手もそんなに遅くは無さそうです。

その人に私の打点は安いと見抜かれゼンツされるのも怖いです。

やはりダマですよね?リーチ打ちますか?

 

蓋を開ければこんな感じでした。

確かにトイメンがドラを固めていました。

結果は赤五索をダマのまま間抜けっぽくツモりましたが、やはりリーチが正解だったみたいです。

分かっていても実戦では中々教科書通りに打てないのですよね。

これが人間が実戦で打つ麻雀ということなのではないでしょうか?

 

現代麻雀押し引きの教科書

麻雀傑作「何切る」300選レビュー

こんにちはDIOBRANDOです。

今回は麻雀傑作「何切る」300選をレビューします。

 

定価 1200円+税

ページ数 223

出版社 三才ブックス

著者 G・ウザク

編者 福地誠

初版第1刷発行 2016.8.5

対象 麻雀初心者~上級者

 

有名ブロガーG・ウザク氏の書かれた本です。

 

この本は去年の暮れに購入していたのですが、中々全て読み切れずにここまできてしまいました(笑)

タイトルで想像つく通りの何を切る良問が300題ほど出題されています。

 

はっきり言いましてこれかなりの名著です。

如何にも実戦に出てきそうな問題ばかりで、初心者は勿論のこと、上級者でも自分の麻雀の牌理感覚を補正するのに十分使えます。

赤有のフリー麻雀を想定していますが、よくそのルールの特徴を捉えています。

 

構成は1ページに3題ほど出題されて、次ページが答えと解説となっています。

回答も受け入れ枚数とかが書かれており、感覚的でなく合理的です。

また正解は単純な受け入れ枚数だけでなく、打点も考慮されていますのでなるほどと頷けるものです。

 

私一応天鳳七段の雀力はありますが、それでも1/3くらいしか正解できませんでした(汗)

牌理なんてそこそこ上手ければ、誰でもそれほど大差はないと思っていましたが、実は結構あったんだなというところです。

ちょっと舐めてたなと、今更ながら初心に返って見返しているところです。

 

フリー打ちでは考える時間がないので素通りしてしまうのですが、それだからこそこういう本で瞬時に正しい判断ができるようにしておくのです。

実際に見えている枚数も加味しなければならないため、実戦で全て正答するのはどんなに強い人でも無理だと思います。

 

使い方としては一気に読破しようなんて思わないで、麻雀をやる前に1ページの3問だけ考えて、頭の準備体操をしながら考え方を養っていくという使い方がいいと思います。

そしてこういう本は繰り返し何度も見ることがより効果的な使い方だと思います。

一回読んで身に付けば天才レベルで、何回も読んで身に付けば相当に優秀な人間、実戦で似たような形に遭遇して身に付けば優秀な方だと思います。

 

場況や押し引きなしの平面問題ですが、それでも基本の型ですので是非身につけたいところだと思います。

この本の300選をマスターすれば、プロも含めて恐らく大概の人は少なからず上達すると思います。

 

超のつく一押し本です。

麻雀は大体2半荘もやると1回くらいは素晴らしい手が入りますが、それを逃さないようにするためにもこの本は役に立ちます。

 

多分これはマスターピースだと思います。

後世まで残る本で、ずっと売れ続ける本だと思います。

 

個人的に一番なるほどと思ったのが以下の問題です。

P117のQ156で、南4局南家4巡目上がりトップ 八八④④⑥34688北北北⑦ で何を切るといった問題でした。

 

まあ八切りが普通だろうと思ったのですが、正解は北でした。

北をアンコ落としして喰いタンに向かうのが一番早いみたいです。

実戦でこれ決まったらカッコイイし、気持ちいいだろうなと思いました。

 

麻雀 傑作「何切る」300選