麻雀傑作「何切る」300選レビュー
- 2017/03/09
- 書籍
こんにちはDIOBRANDOです。
今回は麻雀傑作「何切る」300選をレビューします。
定価 1200円+税
ページ数 223
出版社 三才ブックス
著者 G・ウザク
編者 福地誠
初版第1刷発行 2016.8.5
対象 麻雀初心者~上級者
有名ブロガーG・ウザク氏の書かれた本です。
この本は去年の暮れに購入していたのですが、中々全て読み切れずにここまできてしまいました(笑)
タイトルで想像つく通りの何を切る良問が300題ほど出題されています。
はっきり言いましてこれかなりの名著です。
如何にも実戦に出てきそうな問題ばかりで、初心者は勿論のこと、上級者でも自分の麻雀の牌理感覚を補正するのに十分使えます。
赤有のフリー麻雀を想定していますが、よくそのルールの特徴を捉えています。
構成は1ページに3題ほど出題されて、次ページが答えと解説となっています。
回答も受け入れ枚数とかが書かれており、感覚的でなく合理的です。
また正解は単純な受け入れ枚数だけでなく、打点も考慮されていますのでなるほどと頷けるものです。
私一応天鳳七段の雀力はありますが、それでも1/3くらいしか正解できませんでした(汗)
牌理なんてそこそこ上手ければ、誰でもそれほど大差はないと思っていましたが、実は結構あったんだなというところです。
ちょっと舐めてたなと、今更ながら初心に返って見返しているところです。
フリー打ちでは考える時間がないので素通りしてしまうのですが、それだからこそこういう本で瞬時に正しい判断ができるようにしておくのです。
実際に見えている枚数も加味しなければならないため、実戦で全て正答するのはどんなに強い人でも無理だと思います。
使い方としては一気に読破しようなんて思わないで、麻雀をやる前に1ページの3問だけ考えて、頭の準備体操をしながら考え方を養っていくという使い方がいいと思います。
そしてこういう本は繰り返し何度も見ることがより効果的な使い方だと思います。
一回読んで身に付けば天才レベルで、何回も読んで身に付けば相当に優秀な人間、実戦で似たような形に遭遇して身に付けば優秀な方だと思います。
場況や押し引きなしの平面問題ですが、それでも基本の型ですので是非身につけたいところだと思います。
この本の300選をマスターすれば、プロも含めて恐らく大概の人は少なからず上達すると思います。
超のつく一押し本です。
麻雀は大体2半荘もやると1回くらいは素晴らしい手が入りますが、それを逃さないようにするためにもこの本は役に立ちます。
多分これはマスターピースだと思います。
後世まで残る本で、ずっと売れ続ける本だと思います。
個人的に一番なるほどと思ったのが以下の問題です。
P117のQ156で、南4局南家4巡目上がりトップ 八八④④⑥34688北北北⑦ で何を切るといった問題でした。
まあ八切りが普通だろうと思ったのですが、正解は北でした。
北をアンコ落としして喰いタンに向かうのが一番早いみたいです。
実戦でこれ決まったらカッコイイし、気持ちいいだろうなと思いました。
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