サンマの手組には役牌の絞りが常に付いて回る

こんにちは、DIOBRANDOです。

私は正直言ってサンマは苦手です。ヨンマの方が上手く打ちまわせます。ヨンマは天鳳八段に3回なりましたが、サンマはやったら恐らく七段はいかないと思います。何かコツが掴めないのですね。しかしその原因が最近になって分かってきた感じがします。どうも問題は手組にあったようでした。

ヨンマ感覚だと通常字牌をどんどん切り飛ばして手なりで進めますが、サンマでそれをやりますとどうも役牌を鳴かれてしまい、相手にスピード感を与えてしまうのです。自分が上がりから遠い手牌なのに、相手が上がりから近い手牌という状況を度々出現させてしまいます。これでは勝負は見えていますよね。

要は鳴かれて戦えないような手牌なら、最初から絞り気味に打つ方がいいということです。サンマは鳴かれても自分の手牌が見合っている状態なのかどうか意識しながら打つことが大切だと思いました。鳴かれることによってこちらが大分不利になると感じたら、寧ろ絞って相殺してしまう方がいいということです。

 

DORA麻雀のサンマで、三者の手牌を開けて見ていきます。オーラスリードしている私の手格好はそれほど悪いものではありませんが、役牌を鳴かせると急にどうしていいか分からなくなってしまいますので第一打は自風の西を切ります。

 

3巡目には9pをツモります。ヨンマ感覚ならブロックが足りていないのでここは字牌を切るところですが、サンマでは9sを切ります。これが今までにない新しい打ち方で、字牌を鳴かれるのはまだ見合っていないということで絞っているのです。

 

手牌が大分良くなってきました。ここは中を合わせます。

 

手牌が更に良くなりここで東を切ります。もし鳴かれても手牌は見合っていると思いませんか。但しこの打法の欠点は役牌の切り順が遅いため、相手に役牌を重ねさせてしまう機会があることです。実際この場合も親がドラの発を重ねてしまっています。しかしこちらが重なるかもしれませんし、手が進まなければ出ませんので長期的に損をするとも思えません。

 

手が進んでしまいましたので、いよいよここで発を手放します。そして親はその発を当然ポンします。完全イーシャンテンに受け、鳴かれてもまあまあ戦えるだろうと思ったのですが、親にターツ落としが2つも入っておりまあまあ早そうなので、ここは9pの方が良かったかもしれません。

 

最後は5sをツモって聴牌し6sを勝負して刺さってしまいます。これはミスで3‐6pにとっても6p1枚しかない上に、親の捨て牌も相当濃くなってきていますので、ここは聴牌取らずの5pの方が良かったと思います。

この例は上手くいきませんでしたが、役牌を鳴かれ過ぎて局収支的に悪いと感じている方は、この絞るという打ち方を試してみるといいと思います。ただの上振れかもしれませんが、私自身はこの打ち方で少し成績が改善しました。

 

DORA麻雀

技術の介入した4つの打牌ミス

こんにちは、DIOBRANDOです。

先週末Mリーグを見ていましたが、松本プロの放銃には驚きました。

ここから8sを一発で放銃するところですが、いくらワンチャンスで断ラスがいるからって、こんなの親リーに一発で切るものかなっと思いました。確かに5sとセットですが、親リーは残り10スジで、自分は一通は見えるもののほぼ何でもないイーシャンテンです。一応押し返しの余地はあるので、北で回るのが普通に見えるのですが・・・・

私も一応天鳳八段です。こういう急所の選択で、大きく感覚がズレるとあまりいい気持ちはしませんね。

さて今回は天鳳を見ていきます。今月天鳳は16-9-12-8という好調な成績です。そして検討してみたら、この8ラス中4ラスは自分にミスによるものでした。その4ラスを決定付けた致命的な打牌ミスを見返していきます。

 

放銃率25%

今私がドラの6sで放銃するところです。親は二つともリーチ後の副露です。6sはドラではありますが、親には通ると思い、トイメンにも片スジかつ4sのマタギで、またこちらは現張りですので見合うと判断してしまいました。

しかしこれをよく考えてみますと、トイメンは安牌切りリーチで良形の可能性が高いです。イーシャンテンでリャンメン+リャンメン+安牌の形だったということです。そして残りスジは36s、36m、14p、36pの4スジです。つまりリャンメンだと想定すると25%の可能性で放銃してしまうことになります。

 

14代目天鳳位お知らせが書いた本によると、システム14で放銃率20%は手を止めろとあります。

特にこの場合はドラでもありますので押せないパターンに該当しそうです。尚トイメンの4sは、44r5sという形から切っておりr5sを使い切ろうとう考えですね。

 

一発消し

今同巡に2件リーチが掛かったところです。これに対してどう対処しますか。

 

私は取り敢えず二人の一発を消しておいて先行者のゲンブツの7sを切り放銃しましたが、ここはまだワンチャンスの1pの方が良かったと思います。安牌が開拓されなければまた次の巡に困ることになりますが、その時はその時で、ここはひとまず一巡凌ぐことが大切だと思います。

 

牌を絞る局面

オーラスで、ラス目のドラポンが入っている局面です。ここはどうしますか。

 

私は自分でも上がれそうなのと、一人ノーテンでラス落ちとなってしまうため、3sを切って手なりで進めましたが、その3sを喰われて電光石火の如く上がられてしまいました。

点数に余裕のある親も、手が早そうで、ゼンツしてきそうです。そうなるとここは自分の上がりを放棄しても、下家に対して鳴かれそうな牌を絞った方が良かったと思います。私の手は三色は見えるものの、雀頭が無く、意外と遠い手です。

 

 

凡ミス放銃

今私が7sを切って放銃してしまうところです。ここは当然8mを切る一打で凡ミスです。実戦では8mを切ってもカンチャンで聴牌に取れるということに気づかなかったのです。牌譜を見返した時にこれには呆れました。持ち時間が短く切羽詰まると、見え方が狭くなってしまいます。

 

DORA麻雀

バージョンアップしたDORA麻雀

こんにちは、DIOBRANDOです。

DORA麻雀でモバイルバージョンがv1.8.1+7となり、手出しツモ切りが色分けされるようになりました。PCではブラウザーで利用することができます。尚PCのソフトウェアではこのような機能はありません。

これが新しいモバイルバージョンv1.8.1+7(PCではブラウザー)です。デザインが改良されています。最初から自動和了ボタンにはチェックが入っています。打牌の時手出しは青色で表示されます。

 


ツモ切りは黄色です。 慣れるまではすぐ忘れてしまいますね。

 

打牌は2度クリックなので前もって切りそうな牌はクリックしておくといいかもしれません。

ブラウザーで試してみましたが最初は結構戸惑います。また打牌の2度クリックは面倒下さいです。私はPCのソフトウェアに慣れてしまいましたのでそちらでいこうと思っています。ソフトウェアの方は改良が無いままの感じですけどね。同じDORA麻雀なのに、こちらは操作に慣れていないせいか、打牌が遅くなってしまい、同卓者に一戦で逃げられてしまいました(笑)

操作に慣れるまでは最初は誰でも打牌速度は遅いので、気にしないで初めてみるといいです。

2020.10.26よりPCソフトウェア版が終了となります。

 

トップ目の親番

1sは槓してあるものとご了承下さい。トップ目の親番で最後のツモで2pを持ってきました。ここはどうしますか。

 

ここは聴牌を外します。東はラグって少しびびりましたがセーフでした。DORA麻雀は上がり止めが無いため、ここで聴牌を入れてしまうともう一局やることになり、捲られてしまうというケースがよくあります。2着と3000点以上差があるなら伏せるのが正しい打ち方です。

 

3メンチャンならフリテンリーチ

ここで私は1pを切ってしまいましたがこれはミスでした。ここは中を切るべきでした。

 

3pをツモって見ると1pがミスだった事に気づきます。

 

6pをツモっていよいよミスは確定です。しかしフリテンとは言え3メンチャンなのでここは1mを落とします。

 

2sをツモって聴牌しましたがここはどうしますか。

 

3メンチャンならフリテンリーチがいいと思います。3人麻雀は牌の種類も少なく3回に1回はツモが回ってくるので4人麻雀よりツモりやすいです。

 

やってはならない放銃

南家のリーチに対して3pを合わせずに2pを切って東家のダマ倍に刺さってしまいました。一気にラスです。特に東家は筒子染めの捨て牌ですので、3pを合わせた後東家が押していると判断した場合は7sを切ることも考慮しなければなりません。三人麻雀は一打のミスがとんでもない差になってしまうのが怖いところです。

 

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