待ち取りの選択 強者はどこで待つのか
- 2022/07/11
- プレイ日記
こんにちは、DIOBRANDOです。
先月は広島へ旅行してきました。原爆ドーム、厳島神社、弥山、マツダスタジアム(広島ー日ハム戦)、広島城と観てきました。実に2年半ぶりの旅行で楽しかったです。
これは原爆ドームですが、これを見た時は「おお、教科書にあったものそのものだ。」と思いました。ここの東南160mの地点の上空600メートルで原爆が炸裂したそうです。よって爆風は垂直で、熱線は3,000~4,000℃もあり、人々は瞬時に命を奪われたそうです。そして爆心から2キロメートル以内の建物はほぼ全壊で、5キロメートル以内も相当やられたみたいです。広島の街並みを見ると、よく復活したなっと思いましたが、気のせいかどことなく静けさの漂う感じがしました。
さて今回は天鳳でプレイして、いくつか気になったところを取り上げてみます。
待ち取り1
今聴牌したところです。これどうしますか。聴牌外しもあると思いますが、ノベタンでリーチを打つものとして考えて下さい。
私は7pを切ってリーチを掛けましたが、これは拙かったですね。ここは3p切りリーチが良かったと思います。前者は山に1枚しかなく、後者は山に3枚あるからです。山が見えていなくても3pが1枚出てる関係で、5枚対6枚で後者に分があります。それなら後者にするべきでした。当然実戦では山が見えているわけではないのですが、それなら見えている情報で、少しでも分のある選択を積み重ねていくのが長期成績に繋がります。
結局親に追っかけられて、上がりを逃した挙句に相手に上がられてしまいました。随分損しました。
待ち取り2
先程から進み東4局になりましたが、これはどうしますか。
私は打1pとしてしまいましたが、これもミスでした。正解は発切りです。25p待ちですと山1ですが、36p待ちですと山5です。そして発の1翻が付こうが付かまいが、打点はそれほど変わりません。実際山が見えていないとすると25p待ちは6枚、36p待ちは7枚ということになります。そうなるとやはり1枚でも分のある後者に賭けるべきでした。尚5p切りもあり、それですと山3ですが、やはり発切りには及びません。
そして結果は上がりを逃した挙句、ハイテイで放銃してしまいました。最悪でしたね。
これだけ選択を外せばラスになるのもしょうがないですね。ただこの2局で言えたことは、待ち取りが選べる時は、単純に見えていない枚数で比較した方がいいだろうということです。
メンゼンダマ
終盤に詰まってきたところですがこれどうしますか。難問です。
私は4mをツモ切って、それぞれ7700のダブロンに打ち分けてしまいました。今思うと親に刺さる5m切りの方が良かったように見えます。
少し遡ってみますが、下家の4pと上家の3pはお互いに上がりを諦めているような感じがしません。
そしてトイメンの3s、下家の2s、2pもただ無スジを切っているようにも見えません。
そして私の手は安い(相対的に相手の手は高い可能性が高い)です。こういう場合は無理して聴牌を取らず、2pで降りるのが良かったのでは無いかと思いました。聴牌料も大きいため実戦的には降りにくいですが、このように終盤パラパラと他家から無スジが切られている場合は、リーチが掛かっているものと見なすべきでした。例えば下家がリーチならこの4mは絶対に切らなかったと思います。
残りスジ
リーチに対してこの4m押すかどうかです。通っていないスジは14m、47m、14p、36p、36s、47s、69sの7スジ。ゲンブツ牌は5pのみです。
私は4mを押して刺さってしまいました。しかし通っていないスジの中でも47mはソバテンであり、割と危険です。微妙ですが、押す牌の危険度、こちらの打点から考えて5pを抜く決断もあったと思います。
まとめ
以前枚数差を覆す理由はほとんどないと書きましたが、自分にそう言い聞かせても時間が経てば忘れてしまうものです。最後に関心した一打があったので紹介します。
これどうしますか。私なら恐らく6m切りリーチだと思います。しかし広島の種馬九段は7m切りリーチを選択してきました。
そして私がその7mを喰い打2sで放銃してしまいました。58mですと山0ですが、69m2sですと山3で、しかも2sは出易いです。強者というのは待ち取りが上手く、打点よりも上がり率を優先するものなのです。天鳳は牌譜が見れますので上がり率が低い人は、高段者は待ち取りが選択できる時、どういうところで待つのか見ると参考になると思います。