天鳳七段になりました
- 2015/10/06
- 天鳳その他のオンライン麻雀
こんにちは、DIOBRANDOです。
最近はプレイ日記を書くのを少し飽きてしまい、麻雀本をレビューするという試みをしましたが如何でしたでしょうか?
今年は競うように随分と麻雀の本が出版されていますが、片っ端から読み漁ると言うよりは本命を決めてその本を繰り返し読み、実戦で試しながら少しずつ身につけていく方がいいと思います。
私のおすすめはやはりホーリー本です。
表紙だけ見ても最近の麻雀本の中では唯一顔写真が堂々と載っており、著者の自信が伺えますし、格好いいですよね。
実際に私の麻雀も7割方この本の影響を受けました。
具体的には鳴きが随分と上手くなった気がします。
またリーチを掛ける頻度も明らかに高くなったと思います。
例えばこの本を読む前でしたら、ピンフのみでリーチを打つということはほとんどありませんでした。
打点も低いからさらっと流すか、他家からリーチが掛かったら降りというスタンスでした。
いい養分だったのでしょうね。
思えば随分と麻雀は変わった感じがしますが、結果的には天鳳で2ヶ月連続昇段を果たすことができ、七段になることができました。
天鳳を始めて3年以上経過し2000戦以上打ちましたが、漸く鳳凰卓で打てるようになりました。
六段から五段へ降段した後pt400~1700付近を3往復くらいしたような気がしますが、今回は大きな下振れがなかったのが幸いでした。
やはりこの本のお陰でハッキリと上達した感じがします。
ホーリー様どうも有難うございました。
自分から見て特上卓攻略のポイントは大きく2点だと思います。
一つは鳴きのテクニック、二つは鳴き手やヤミテンに対しての押し引きです。
特上卓ではここの部分が大きく差のつくところだと思います。
今回はここの部分を書いてみようと思います。
鳴きに関してですが、これはホーリー本に書かれていることがほとんどです。
これに加え私の場合は守備を多少意識した喰い方をするように心掛けています。
例1、東初の序盤で、今上家から北が出たところです。
ホンイツへ一直線といきたいところですが、こういうのは自重することにしています。
上がれる見通しは立っていないし、打点は安いし、守備力が極端に低下するからです。
喰いは一筒から入り、四筒もチーでき、最終形がこんな形になりました。
2000点の出上がりですが、最後まで北は残しておき、いつでも降りれるようにしておくのがミソです。
その他愚形が残る仕掛けは大体打点の高い場合で、安牌のない安い仕掛けは大体早い良形仕掛けのことが多いです。
次は押し引きです。
押し引きにおいて最も大切なことは、相手との上がりまでの距離感です。
どちらの方が早いのか、捨て牌によって見極めることが大切になります。
ここは麻雀において最も重要な所で、ここの精度が高ければ他の部分で多少ミスっても助かるケースが多いです。
例2、このような局面ですが、他家に仕掛けが入っており、どう見てもこちらの手が早いとは考えられません。
誰が聴牌していても不思議ではなく、こちらは東も切りにくい状態です。
こういう場合は降り発動です。
私は下家の赤五索に目を付け、五索を中抜きしました。
四人の手牌を明けてみるとこんな感じで、トイメンがテンパイ、隣家は共にイーシャンテンです。
この場合は自分の手は相手の手よりも遅いと見極めることが重要で、それができれば後は降りに向かうだけです。
3人の共通安牌に窮し若干危ないところはあったのですが、なんとか点の横移動に成功しました。
例3、東初の局面で今北家が一索を切ったところです。
これはチャンタに必要な5ターツが揃っていますので、堀内システムに従いポンします。
中が2枚あって守備にも事欠かないところが大きいです。
下家にも仕掛けが入り、中が2枚目立て続けに切られましたが、これは両方とも見逃します。
守備力を維持したまま中は雀頭にします。
この辺から降りも意識しなければならなくなります。
しかし相手がテンパイしているかどうかも疑わしいので、ここは押しました。
九筒もチーできテンパイしましたが、如何にも危険そうな三萬を引いてしまいました。
これはどうでしょうか?
私は押してしまい、結果放銃となってしまいました。
先程の四萬の局面に比べて通っていないスジが大分少なくなっています。
ここが止め時だったのです。
この感覚が大事なのです。
これは失敗例ですが、放銃した局面を見返してどこが引き際だったのか確認することで、押し引きの精度は上がると思います。
押し引きは特にバカを見ることも多いです。
相手がテンパっていないのに無駄に降りてしまったり、ヤミテンに対しては特にその傾向が強いです。
どんな強者でも全て正確に打つことはできませんが、この精度を磨くのは上達の上で必須です。
だからこの天鳳というツールを使ってここを磨き上げて下さい。
例4、南2局トップ目ですが、今親に南を喰われ七索が出てきた後、六索をツモったところです。
親は明らかにホンイツ模様ですが、この六索はどうでしょうか?
かなり危険ですが、私は踏み込みました。
私の手は良形7700で割りに合う押し引きだと思ったからです。
しかしやはり親もテンパイしており、かなり危険でしたね。
親は二索もポンした後三索手出しで、後はツモ切りです。
私もツモ切りでしたが、四索を掴んでしまいました。
実戦ではこれもよっぽど押そうかと思っていました。
しかし初牌なため思い止まりました。
時間が切羽詰って親の捨て牌の四萬に目がいき、これがドラだということも忘れてとっさに切ってしまいました。
通りましたがヒヤヒヤものでした。
正着は八萬だったのですが、押すことばかり考えていたため、制限時間内に発見することはできませんでした。
しかし一番大事なのは四索を思いと止まるということです。
そういった意味で押し引きはできていたと思います。
その後下家からリーチが入り、そのまま流れました。
八萬を切っていればノーテン罰符も払わずに済んだ可能性が高いですが、インパチの放銃よりは全然いいです。
このように押し引きが正確に出きていれば、後は多少ミスっても大事にならずに済むケースが多いです。
鳴きのテクニックはホーリー本で学び、押し引きは牌譜を見返して精度を磨くことによって、特上卓では他の人と差をつけることができると思います。
以上特上卓攻略の参考になれば幸いです。