最近の鳳凰卓牌譜を振り返って

こんにちは、DIOBRANDOです。

最近は天鳳をやることが増えました。最初は金を賭けない麻雀など本気になれないだろうと思っていましたが、いざやってみると今まで積み上げてきたポイントを賭けるというのはそれなりに真剣になれるというものです。そこに至るまで時間と労力が掛っていますからね。有料ではありますが牌譜再生機能が秀逸で、鳳凰卓のレベルも高く、予約を押せば数秒でできるのがいいところです。

今回は私の実戦譜から振り返ってみてみたいと思います。

 

テーマ1 押し返し

今親リーが入ってゲンブツの白が出たところです。これはポンするでしょうか?尚白は途中で重なったもので一鳴きはできませんでした。

通常は白をトイツ落とししながら進めるのが妥当だと思いますが、この時私はポンしました。

理由はドラドラなのと、通っていないスジがあまりにも多いからです。そしてスピードが全然違うからです。三六索のスジ辺りは勝負しても見合うと思いました。

 

下家からすぐに二筒が鳴け四索も通してあっという間にテンパイです。

 

後はそのまま押し通して上がり切ることができました。

 

手を開けてみますと親の手も決して悪くなく紙一重だったと思います。それゆえにこういう踏み込みで上がれたのは大きいと思います。

 

テーマ2 現状維持

今役牌の西が出たところですが、これは見送ります。

南三局トップ目で、上がりたいところではありますが、鳴くと愚形含みのイーシャンテンで守備力が極端に低くなるからです。

 

そして2枚目も見送ります。無理に前に出ず、チーしながら西を落としていく方針です。

 

結局は横移動で局消化もできませんでしたが、低リスクで局消化をしたい場合はこういう打ち方がいいと思います。

 

テーマ3 針の穴を通される

今ハイテイでテンパイしたところです。八索はスジですが初牌です。無難にいくなら八筒ですがどうしますか?

 

私はあまり考えず八索を勝負して刺さってしまいました。最終ツモでテンパイした場合スジは勝負することにしているからです。

しかし二人以上が前に出ていてハイテイで初牌の場合は、例外的にスジでも止めた方がいいなという教訓を得ました。

愚形率も高くなっており刺さると高くなってしまうからです。

 

ではどうやって上家がその最終形に辿り着いたのか見てみます。

リーチが入った後まずは北のトイツ落としから入っています。

 

そしてこの六索をチーして打九索が鋭いところです。ブロックは定まっていませんがゲンブツやスジが多いため取り敢えず進めておくといったところでしょうか。下家が粘っているところも見離せません。

 

この発は唯一危ないなと思いましたが、親権も大きいためこれくらいは勝負といったところでしょうか。思いっきりのいい打ち方だと思います。

 

ゲンブツを切りながら手を進めてこの五筒をチーし中スジの五筒を勝負します。

 

そしてこの三萬をポンして三索を勝負して最終形となるわけです。

 

最後は私から出上がり、感心するくらいの一連の流れだったと思います。

ちなみに上家はMリーガーで2天鳳位のアサピンの兄ゆうせー氏のアカウントです。ゆうせー氏は毎週水曜牌譜検討配信もやっており私もたまに見ています。

1ヶ月前にも当たりましたが、その時は高度な守備を見せられ舌を巻きました。

 

他にも反省する所は多いのですが、私の場合高度な押し引きはできているのに、基本的な牌理をミスって上がり逃しているケースが割りと多く、牌理は簡単なようで難しいなっというのが実感しているところです。DORA麻雀も中々ヨンマの卓は立たないのですが、サンマでまた挑戦してみようと思っています。

 

DORA麻雀

天鳳八段になりました

こんにちは、DIOBRANDOです。

昨日変な夢を見ました。食堂に入ったら以前の職場の人が調理していて「忙しいんだから手伝ってよ。」と言われて飯を喰いに来たのになぜかただ働きをさせられている夢でした(笑)。暑かったり寒かったりシーズンの移り変わりで布団の量の調節が難しく、どうも眠りが浅くなってしまうみたいです。

DORA麻雀では$8~$16くらいのヨンマ卓が中々立たなく、最近は天鳳ばかりやっていましたが、昨日漸く八段になりました。

 

最初に七段に到達したのは2015年10月3日ですので3年以上の歳月がかかったわけです。

 

打数にしたら七段→八段は5000打数以上かかりました。それくらい鳳凰卓で勝つのは難しかったです。

新刊の戦術書は全て読んでいるのですが、それだけでは鳳凰卓で勝つのはセンスが無ければほぼ無理で、やはり鳳凰卓で勝っているプレイヤーの観戦をしなければ不可能でした。捌き方は真似るのが難しい所があるのですが、降りは参考になり、勝っているプレイヤーは想像以上にベタ降りをしていることに驚きました。

アサピンの牌譜を見てみても全くの無スジを切るシャンテン押しは意外なほど少なく、シビアに降りるんだなと思いました。

前なら惜しいなと思った手でもアサピンが確かこれくらいの手でも降りていたなと思えば、降りれるようになれたことが一番大きいと思います。

 

昇段戦はいつにない緊張があり、あわててミスもしてしまいました。

南3局

六萬を切るつもりだったのですが、あわてて七萬を切ってしまいました。

 

この満貫上がり逃しは痛かったです。結局親にもテンパイを入れられて流局してしまいました。この時はがっくりきました。

 

オーラス

オーラスは配牌の段階で中が2枚あり最短距離で行こうと思いました。その通りになり、リーチが掛かるものの危なげなくカンチャンをツモってくれました。

 

ミスをしてしまったのは私の昇段戦のプレッシャーに負けてしまったメンタルの弱さだと思いますが、それでも八段になれたのは嬉しいです。

以前DORA麻雀にも天鳳九段の江崎さんという偉大なプレイヤーがいましたが、あと一段で追いつけますので頑張っていこうと思います。

完敗

新年明けましておめでとうございます。

皆様良いお正月をお過ごしでしょうか。

 

去年は天鳳をやり込んでしまいましたが、11月、12月と完敗でした。

差し込みやアシスト、押し引き判断、リーチかダマか、場況に応じた適切な判断、トップを取りにいく技術、全てにおいて完敗でした。

 

2015.12tennhou

現在はこんな感じで降段寸前です。

どうも私の麻雀では鳳凰卓では通用しないみたいです。

 

鳳凰卓で300戦くらい打ちましたが、麻雀は思ったよりも腕によるところが大きいと実感しました。

鳳凰卓を打つ前でしたら一局でみたら精々運7割、腕3割くらいだろうと思っておりましたが、どうも腕3割2分~3分くらいはあると感じました。

 

牌譜は覚えていませんが、オーラスで3着、断トツトップの下家が2フーロの明らかな1000点仕掛け(高くて2000点)といった状況で、私は降りてしまいましたが、やがてラス目の上家からリーチが入るとすぐにトップ目はテンパイを崩して差し込んでしまいました。

結果私はラスになってしまいましたが、その状況では私がトップに差し込んで3着で逃げ切るのが適切な判断だったと思いました。

 

また別の局では、リーチを掛けてトップを取りにいくべきところを無駄なダマにしてしまい、結果2着で終了してしまったこともあります。

 

2016.1.2.1

さて今回はこの牌譜を取り上げます。

ここまで私がワンミス、他の3人がノーミスで、点差もその通りになっています。

西場に突入し、今下家からリーチを受けているところでが、ここは何とかかいくぐって手を作っていきたいところです。

私はこの五筒を喰い、打発としました。

 

2016.1.2.2

そしてこの局面に辿りつき、今五索をツモったところです。

索子には手を付けたくなく、ここは通りそうな萬子の上を落としていくことにしました。

二萬に手を付けるよりも、その方が柔軟だと思ったからです。

 

2016.1.2.3

しかしその選択は裏目に出てしまい、六萬をツモった後、今四索をツモったところです。

ここはリーチが通した二索を落としました。

 

2016.1.2.4

対面に二つ仕掛けが入りましたが、リーチに押している感じもないので無視です。

今五萬をツモったところですが、ここはどうしますか?

 

2016.1.2.6

四索を切ればテンパイなのですが、何となく当たる気がしたため切れませんでした。

ここは打二萬としておき、できれば二索を切ってテンパイを取りにいきたいと思いました。

 

2016.1.2.5

しかし最後のツモで打四索を促すテンパイが入ってしまいましたが、ここはどうしますか?

 

2016.1.2.7

私は四索を勝負してテンパイを取りにいきましたが、結果放銃でした。

裏も3つ乗せられノックアウトです。

これはミスでした。

ここに至っては通っていないスジが非常に少ないので、降りるより無さそうです。

そうすれば延長戦の続きで、苦しい状況とは言え私にもチャンスがあったかもしれません。

それにしても赤五筒切りリーチとはしたたかですよね。

七筒を切ってリーチを掛ければ裏1条件でトップになれるのに、現実的に上がる価値の方が大きいと見たのでしょうね。

実際七筒はスジ待ちになりました。

何か力負けしたなと感じました。

ちなみに下家の方は初代鳳凰位ASAPINの兄、ゆうせーさんのアカウントです。

 

年末にある雀荘で、天鳳八段の若い方と同卓する機会がありました。

実際に天鳳でも同卓しており、強いと思っておりました。

祝儀比率の高い東風戦で、このルールにも適応できるのかなと思っておりましたが、完璧な打ち回しをされました。

仕掛けも早く、ぐいぐい押してきました。

あまり長考する風もなく、絶対天鳳ではそんなに押さないのに、結果として放銃はあるものの、それ以上に上がりを多く拾え、素点でも祝儀でも持っていかれました。

逆に私の方は手が縮こまっていい麻雀が打てませんでした。

若い天鳳高段者の方は、ただ天鳳だけが強いのではなく、どんなルールにも適応ができ、麻雀そのものが強いんだなと思いました。

完敗でした。