上を向いて歩こう

こんにちは、DIOBRANDOです。人間長く生きていると多少ミスもしてしまいます。過去をあまり思いつめないで、前を向いて生きていこうと思います。今回は最近天鳳で打った反省点を書こうと思います。

 

手詰まりになった時何を切るか

上家は西ポン打1p、発ポン打東、そして対家のリーチ宣言牌3mをチーして1mを切ったところです。

 

上家はゼンツしており聴牌は火を見るよりも明らかです。一方私は放銃したくない局面で、ここまでゲンブツで通してきたものの、ここで手が詰まってしまいました。上家と対家の共通安牌が無いのです。ここは何を切るのが良いでしょうか?

 

私は時間に追われて不本意な2mを切って放銃してしまいました。

対家はダブルメンツ落としが見えており、私は5mがアンコですので25mのスジは危ないと思っていながら、他に替わる牌が見つかりませんでした。勿論8pはリーチのゲンブツですが、ドラ跨ぎで上家に対して打ちたくなかったのです。私はこの場合は押しの強さから対家よりも上家を警戒します。ほぼ二件リーチと同等に扱うということです。二件リーチの場合は追っかけている方が大体打点も待ちもしっかりしていますので、そちらの方を優先にケアします。

この考え方はこの局面でも当てはまっていたと思いますが、ここは4pを勝負した方が勝ったと思いました。上家のゲンブツですし、2枚切れるのも大きいです。2mはダブルメンツ落としが見えていますので、候補に挙げてはいけない牌だったと思います。

 

手出しツモ切り情報が重要な局面

対家は2sポン打9s、2pポン打8p、3pチー打1p、2p加槓打5pです。私は親でドラドラ打点です。押し引きが難しいところですが何を切りますか?

 

私はダブルワンチャンスの7sを切って放銃してしまいましたがこれは良く無かったです。最終手出しの5sの意味するところは、47s以外何者にも見えないからです。前巡に6sも切っていますのでくっつき聴牌もありません。5sが究極のヒントで発バックとも思えないので、ここは発の方を切るべきでした。しかし次に赤5mを引いたらやはり7sは出そうですけどね。

手牌が短くなればなるほど手出しの情報は重要度が上がってきますので、そこを見逃すべきではありませんでした。5sの手出しは見えていたのですが、形の良さで勝負してしまいました。

 

松屋おじさんの会心の捌き

ラス回避争いのラス前です。対家(松屋おじさん)は4sチー打6p、2sポン打4pです。振り込みたくない局面ですが手が詰まってしまいました。何を切りますか?

 

私はスジで2枚ある7pを切りましたが刺さってしまいました。打った時「おっや。」っと思いました。

 

手牌を開けて見てみます。対家はこの4sをリャンメンでチーして打6pとしました。

 

次にドラの2sをポンして打4pですが、これが上手かったですね。普通は打9sとするところですが、それでは白を鳴いた時待ちが透けてしまうということです。だからここで一工夫したのです。最後は白を重ねて今天でした。これを見て思ったのが、イーシャンテン時に多少エクイティ(この場合は牌効率の良さ)を捨てても、待ちがバレないようにした方が上がりやすくなるということです。特に鳳凰卓のようにレベルの高い場ではこういう工夫が大事だと思いました。放銃した局面ですが強いて言えば5mだったですかね。

 

降りて放銃する

この3p押しますか?

私は降りて8mを切ってしまいましたが、リーチに残り8スジ、対子リー、残り2回ツモ(聴牌料)の関係で、ここはもう一押ししても良かったと思います。実際ここで押していれば次に間7mで上がれていました。

結局3pが切り切れず中スジの4sで逃げようとしましたが、何と刺さってしまいました。三色決め打ちだったようです。この放銃の教訓は、押すところはしっかり押さないとこのような目に遭ってしまうということです。上りが放銃になってしまうのですから偉い差ですね。

 

上を向いて歩こう

今年に入って麻雀の調子が悪く、先週はフリーでチョンボをしてしまいました。途中ドラ表牌の3sをツモって、後に2sを引いて14sでリーチを打ち、対家から一発で1sが出て上がりましたが、何と初打に1sを切っていたのです。全く気づきませんでした。親でしたので4000オールを支払い親まで流れてしまいました。次にハネツモで取り返したものの、軽率な親満への放銃で結局だめでした。

また別の日ですが、オーラスリーチを掛けねばトップになれないのに、ピンフドラ2をダマで上がったり何だかメチャメチャです。こうも内容が悪ければ当然結果もついてくるはずもなく、2月は大負けでした。しかしそれでも麻雀は止められないので明日もやはり行ってこようと思います。

ラス確定和了はマナー違反か

こんにちは、DIOBRANDOです。今月上旬に日光へ観光旅行してきました。私は年に一度しか旅行しませんが、今年はどこも行っていなかったので急遽予定を立てて行ってきました。

行ってみて驚いたのが、まず何と言っても外国人観光客の多さです。ほぼ半分くらいは占めていたのではないかと思います。そしてその大部分は中国人です。日光等の観光地はただですら外国人観光客が多いのに、今年の円安で一段と多くなった感じでした。

そして紅葉は残念ながら終わり掛けている感じでした。今年は暖かかったため、紅葉は全体的にイマイチだったようです。

中禅寺湖からスワンに乗って眺めた男体山です。日本百名山の一つで、勝道上人によって開山された山岳信仰の山です。元々崩れやすい山で治山工事をしたようです。今度登って山頂から中禅寺湖を眺めてみたいと思いました。この後は戦場ヶ原にも行き、全体的にいい旅行でした。

 

ラス確定和了はマナー違反か?

オーラスですが、この中を鳴きますか?

満ツモでも届かずハネツモで漸く2着です。倍満なら無条件トップですが、トップ目から跳満直でトップ、2着目から6400以上の直で2着が見えます。

しかし残念ながら自分の手牌にはそのような打点は見込めません。一枚目を見逃すというのは考えられますが、私はこのような場合はとっとと鳴いて流すことにしています。いわゆるラス確定の上りに向かうわけです。理由は長期収支を重視するため、ラス確でも無駄な失点はしない方がいいだろうということです。

 

間2pをあっさり上がって終了です。これでいいと思います。

特にフリーでは祝儀もありますので、トップ争いの邪魔せずに見守るなんていうことはせず、上がれるならとっとと上がって流した方がいいと思います。以前はこのような上りはマナー違反だという風潮もありましたが、今はそんなことはほとんど無く自分の都合だけで打っていいのです。

上り時点の相手の手牌を見ても大分聴牌に近いのが分かります。傍観者になってリーチを受けるのも辛いですからね。

 

絞り切れずに捌かせてしまう

最初にインパチを上がったものの、リードは大分縮んでいます。この何気ない局面普通は中を切りますが、私もそうしました。これを親にポンされてしまいます。

 

そしてこの東も止まりませんでした。後は軽い形を得た親が難無く満貫を上がりました。

この形から親に2枚も鳴かせて上がらせてしまったのは拙かったですね。前の中切りでは手が遠いので、6sから切って絞り気味に打ちまわすところだったと思います。東切りも論外でやはり6sから遠巻きに整えるところでした。最近このような絞りが特にできていないなっと感じています。

 

一足遅かったチンイツ

この1pを鳴きますか?

私はスルーしました。少し筒子が足りていなく、以降索子を全拒否するのはきついと感じたからです。この判断は正しいと思います。

 

面前で進めますとこのようになり、ここで中を切ると親にポンされました。

 

そしてこれが問題の局面です。この1pをポンしますか?

 

私は鳴いて4sを切りましたが刺さってしまいました。間四間ですし煮詰まっていますので、さすがに危険でしたね。寧ろ1pを落としてタンヤオに向かうところだったと思います。

今月もマイナスで、これで3ヵ月連続でマイナスです。三人麻雀は難しいと思う今日この頃です。

 

肩たたき

今年は天鳳で三人麻雀にも挑戦してみました。五段までは順調に上がれたものの、そこから四段、三段と降段してしまい、現在四段に戻ったところです。親からリーチを受け、この南は当然ポンテンに取ります。

 

8s、2pと押していきます。残りスジの関係でこれぐらいなら押せそうです。

 

この3sを掴んだところで残りスジをカウントしてみます。147s、369s、47pと残り5スジです。放銃率がそれなりに高くなっているので、ここは一旦9pで回ります。

 

残りスジは369s、47pの3スジとなり、ドラが重なって問題の局面です。この3s押しますか?

 

私は押してインパチに刺さってしまいました。ドラが重なったことにより肩たたきに遭ってしまった格好です。

この放銃を考察してみますと、こちらの打点は満貫でリャンメン、対ラス目親リーに残り3スジです。三人麻雀ではちょっとリスクの方が大きかったかなっと思いました。

三人麻雀では満貫は決して高くないので、この辺過大評価せずに判断しなければならないところです。これは三人麻雀で犯しがちなミスだったと思います。精度の高い押し引きが今後の課題ですね。

 

DORA麻雀

Mリーガーの打牌批判をしてみよう

10月29日(日)20:00、DORA麻雀でハロウィントーナメントが開催されます。1卓1抜き制のトーナメントです。参加料は$7で、賞金総額が$777(1位$77、2位$60、3位$50、4位$40、5位$30、6~12位$20、13~50位$10)になります。順位間の賞金差額が少なく、参加したもの勝ちという性質のトーナメントです。

当日の参加人数が200人を超えることはまずないと思いますので、実質一回勝ったら入賞ということになります。くじ引きだと思って試してみて下さい。当日予定がある方でも時間が空けばスマホからでも参加して見るといいと思います。私も勿論参加します。

このトーナメントは参加人数が111人で期待値が丁度±0になりますので、それ以下でしたら+ということになります。参加するつもりが無くても、当日20:00に近づいたらDORA麻雀にログインして参加人数を確認してみて下さい。私の見積もりですが恐らく60~80人くらいの参加が見込まれ、期待値は大きく+になっていると思います。

 

こんにちは、DIOBRANDOです。

先週末久しぶりに大学の同期で飲み会をしました。私が幹事をやり5人ほど集まりました。6年ぶりぐらいでしたのでとても楽しかったです。上野のアメ横でやったのですが、あの騒々しい雰囲気も良かったです。コロナ時でしたら考えられません。やはり実際に会うのは大事ですね。しかし見た目が自分が一番老けていたのはショックでした。

 

もしリーチが無かったら麻雀はどうなっていたか?

先週フリー雀荘で打っていた時、リーチの叩き合いになり、下家がドラの7mを掴んで「うっ」と苦しそうな声を出してツモ切り、私の親満に放銃しました。別の局でトイメンの役役仕掛けに対して私が親満確定リャンメンリーチを放ち、トイメンにぐいぐい押してこられ、私がドラの東をツモった時は「これは拙い。」と思いツモ切ると、やはり「ロン」と言われ倍満放銃となってしまいました。この時私は、何で麻雀はリーチなんてあるんだろうなっと思いました。

もしリーチが無かったら麻雀は完全に読みのゲームとなり、より将棋に近いゲーム性になっていたと思います。手出しツモ切りもよく見ていなければなりません。運のウエイトが減り、技術の差が増す反面、非常にしんどくて地味なゲームになっていたと思います。そうなると麻雀人口は今の1/10くらいになっていたと思います。

逆にリーチがあるとテンパイを教えてくれるため、捨て牌読みのウエイトが遥かに軽減され、ゼンツの性質上強者でも負けやすく、弱者でも勝ちやすくなり、ゲーム性としては面白くなります。つまりリーチというルールが導入されたことにより、麻雀のハードルが下がったのです。リーチは麻雀人口を増やし、エンタメ性を増し、誰でも簡単にでき、誰でも勝ちやすくした反面、読みの技術の向上を妨げるという結果にも繋がったのではないかと思いました。ある意味リーチの導入は妥協の産物なのです。昔の人は麻雀人口を増やすため、上手いルールを考えたものだなっと感心しました。

これを踏まえて考えますと、現代麻雀技術で欠けている要素は捨て牌読みなのです。特にどこでテンパイしたかは重要で、ここを常に意識して打ち、ネット麻雀で毎回答え合わせをして、感覚を研ぎ澄ませていきますと、麻雀はもっと強くなるのではないかと思いました。現代のリーチ麻雀はテンパイしたら教えてくれるのですから、この感覚が研ぎ済まされているとはとても思えませんからね。

 

菅原千瑛の三暗刻見落としについてどう思うか?

先々週金曜日、お茶を飲みながらスマートフォンでMリーグを見ていました。

菅原千瑛の手牌です。5sを67sでチーしており、今1sをツモったところです。3sを切ればツモリ三暗刻で待ち数も1枚増えるから当然3sを切るだろうと思っていましたが、何とそのままツモ切ってしまいました。枚数から考えてもこれは見落としだとすぐに気づきました。案の定この後白をツモり3000、6000の所が2000、4000になってしまいました。「あちゃー。」と思いました。

トイトイ三暗刻の形なら間違えなかったと思いますが、この手のツモリ三暗刻は盲点になるのかなっと思いました。特にこのケースは次局のオーラスで全員2万点台で競る展開でしたので、この4000点の失点は大きく痛恨のミスと言わざるを得ません。確かに自分も調子が悪い時はこういうミスはままあります。

 

これは先週の天鳳の一戦ですが、誤ってリーチを打ってしまいました。打った後に既に北が2枚切れていることに気づいたのです。待ちはドラの2p1枚しか無く、普通はダマルところです。捨て牌をよく見ていないから、こういうことをしてしまうのです。

 

そしてこれは昨日の一戦ですが、第一打に誤ってドラを切ってしまいました。これもドラ表牌を見ていませんでした。正直に申し上げますと、私も結果に現れなくてもおかしなミスをしょっちゅうしています。

話は戻しますが、ケアレスミスに対して土田浩翔は以下のようなコメントをしています。

 

どうでしょうか。しかし残念ながら私はそうは思いません。麻雀は運が大きいゲームです。それでも選択の優劣の差を積み重ねて、実力の差を結果に出すというのが競技プロの考え方です。そのために日々労を惜しまず研究に励んでいるわけで、その前提にはこういうケアレスミスはしないというのがなければなりません。でないと積み重ねがふいになってしまい、麻雀は所詮運ゲーの域を出なく、普段やっていることに意味をなさなくなってしまうからです。

麻雀は基礎さえ抑えてしまえば、後はミスさえしなければ一流になれるというのであれば、研鑽を積む必要などなく、ミスをしないように心掛けるだけで十分だと思いませんか。

そうではなくこの運の大きいゲームで卑しくもプロを名乗るなら、こういうミスは表舞台ではしてはいけないのです。「一流と二流の差は、見落としの数の違い。」なんてぬるい事を言っているようでは、この人達は麻雀プロとして二流なんだって思えてしまいます。「ではその数って具体的にどういう数なんだ。」と質問したら恐らく答えられないと思います。

トッププロを名乗る連中が、初心者並みのミスをするところを見せつけられると、がっかりしてしまいます。そして瑞原のメンチン見逃しや魚谷のノーテンリーチ、和久津の三色見落としや茅森の一盃口見落としなど、この手のくだらないミスは女流に多い気がします。Mリーガーの打牌批判うんぬんが問題になっていますが、それ以前の問題で、凡ミスがこの舞台で出ること自体がおかしいのです。

 

醍醐大の4p打ちについてどう思うか?

この麻雀は見ていなかったのですが、醍醐はここで4pを切って決め打ちしたみたいです。これをうまぶりと叩かれてたみたいです。本人によると4pと8sが出てしまってポンできる枚数が少なく、攻守を考えてこのように打ったようです。確かにこちらの方が攻防兼備で手牌もキャップされており(36pになった時の出上がり率が全然違う)、それなりのメリットはありそうです。少なくとも叩かれるほどおかしい打牌には見えません。

しかし私なら恐らくここは西を切って命一杯広げ、リスクを取ったと思います。供託と積棒が多く上りを最優先に見たいからです。ポンできる枚数は3枚あれば十分ですし、7pの受け入れも見逃せません。味よく赤5pが入ったり、鳴けるなんていうこともあるかもしれません。見え透いた待ちになってもツモってやれという感じです。もしリーチが入ったら8sを落として回る要領です。しかし供託が無かったらこのように4pを切ったと思います。上がる価値で判断するということですね。

とは言えこの人は天鳳十段経験者で天鳳名人戦に出るくらい実績のある人なので、このような微妙な判断に対して天鳳七段の私からとやかく言う事はありません。

 

三風連打

最後にこれは先週のDORA麻雀です。1mをツモって西を切って、以下三風連打で流れてしまいました。当然この手を流すのは本意ではりません。拙かったのは手牌の形だけ見て、西をノータイムで切ってしまったことです。この巡目なら十分染めが間に合いそうなので1mを切るところだったと思います。

誰かが北を抜いていたら流れないのですが、この場合は流れてしまうのがDORA麻雀のルールです。初打は注意しないといけませんね。

基本ですが、初打の前に確認することをまとめておきたいと思います。

1、ドラを確認する

2、点数状況を見て、鳴けるものがあったら何を鳴くのか確認する

3、三風連打或いは四風連打のスジを確認する

私の場合1、3はたまに抜けてしまいますので、ここで改めて意識しておこうと思います。

 

DORA麻雀