鳳凰卓で打ってみて

こんにちは、DIOBRANDOです。

先月は大阪へ行く用があり久しぶりに関西の方へ行ってみましたが、全てにおいて東京より物価が安いことに少しショッキングでした。

向こうでは3人麻雀という雀荘の看板をよく見かけたのですが、ヨンマよりも人気があるのでしょうか?

しかしさすがに入っていく勇気はありませんでした。

 

さて先月は漸く天鳳の鳳凰卓で打てるようになり、存分に堪能してみました。

 

2015.11.4.1

合間合間に相当数打ちましたが、これが10月の結果です。

 

やはり特上卓より平均雀力は大分上がっている感じがします。

まるで特上卓のボスキャラが、鳳凰卓では普通の敵キャラとして出現しているという感じです。

 

tennhou9

ちなみにこれが9月の特上卓の成績です。

多少確変も入っているのでしょうが、ラスが大分回避できています。

 

鳳凰卓は一言で言ってしまえば、ラスりやすくトップが取りにくいです。

特上卓と鳳凰卓では麻雀の技術自体はそんなに大差がないのかもしれませんが、後者の方が精度が上がっており、ミスにおいては圧倒的に少なくなっているという印象を受けました。

 

ポイント配分的には六段の方が厳しくどうしても連ラスも引いてしまうため、メンタル的には六段坂の方がきついですが、鳳凰卓では麻雀のレベルが全体的に上がっていますので難度的にはやはり七段坂の方が上という感じがします。

先月は僅かに勝ち越しましたが、少し気を緩めると一気にptが溶けて降段しそうです。

 

また鳳凰卓は一半荘が非常に長く感じられます。

皆容易に土俵は割らないので、とにかく粘り強いのです。

多少不運に見舞われようとも運の原則を知っており、チャンスをじっくり待って反撃するという、冷静な対処ができていると思います。

 

しかしこれだけ毎回相手が強いと、自分にとっても新たな課題が見えてきます。

私はどうもリーチを掛けられると、リーチ方には警戒するのですが、他2者には大分気が緩んでしまうことに気づきました。

勿論明らかにリーチへ向かっていっているのならそれなりに警戒しますが、降りたと思ったらほとんど全くと言っていいくらい警戒を解いてってることに気づきました。

 

忘れられないのが以下の牌譜です。

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東二局の西家でこの配牌です。

 

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ここまでは普通で今ラス目のリーチを受けた直後にテンパイしましたが、ここでの六索勝負は躊躇ってしまいました。

しかしよく考えたら六索はワンチャンスなので、ここは押す方が良かったように思います。

私は西を切りました。

 

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私は上家のリーチにばかり気を取られており、下家のこの強烈な勝負手に気づきませんでした。

もうお分かりですよね。

 

2015.11.4.5

体中の体液が一気に鼻から吹き出そうでした。

イマテンだったみたいです。

考えてみたらバカらしいですよね。

配牌で自風の西を3枚持っていて、下家が国士無双をテンパイするのを待ってから3枚目の西を落としてしまったのですからね(笑)

これほど間抜けな牌譜もあまりないと思います。

 

これは別の一局です。

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白をツモりリーチに合わせてドラの二萬を切ったら、待ち替えした直後の上家に当たってしまいました。

こういうところもよく見ていれば、打七萬としなければいけないところです。

 

挙げればきりがないですが、私の場合は降り方が正確ではなかったというのが鳳凰卓で打って気づかされたところです。

相手がこれだけ強いから、今まで露見しなかったミスがあらわになってくるのです。

きちんとした手順で正確に降りることができればもう2、3個ラスは消せると思いますから、今月はこの点を課題にしたいと思います。

 

そして先月得た教訓は当たり前ですが、ヨンマは常に相手は3人いるということです。

仮に降りたとしても復活する場合もあるし、最後まで3人の動向は追わなければならないということです。

天鳳においてプレイ中に気を緩めることができるのは、リーチを掛けている時くらいですね。

ここがちょっとリアルとは違うところです。

リアルの場合気を緩めるとロン牌を見送るなんていう事にもなりかねませんからね(汗)

天鳳七段になりました

こんにちは、DIOBRANDOです。

最近はプレイ日記を書くのを少し飽きてしまい、麻雀本をレビューするという試みをしましたが如何でしたでしょうか?

今年は競うように随分と麻雀の本が出版されていますが、片っ端から読み漁ると言うよりは本命を決めてその本を繰り返し読み、実戦で試しながら少しずつ身につけていく方がいいと思います。

私のおすすめはやはりホーリー本です。

表紙だけ見ても最近の麻雀本の中では唯一顔写真が堂々と載っており、著者の自信が伺えますし、格好いいですよね。

 

実際に私の麻雀も7割方この本の影響を受けました。

具体的には鳴きが随分と上手くなった気がします。

またリーチを掛ける頻度も明らかに高くなったと思います。

例えばこの本を読む前でしたら、ピンフのみでリーチを打つということはほとんどありませんでした。

打点も低いからさらっと流すか、他家からリーチが掛かったら降りというスタンスでした。

いい養分だったのでしょうね。

思えば随分と麻雀は変わった感じがしますが、結果的には天鳳で2ヶ月連続昇段を果たすことができ、七段になることができました。

 

sitidann

天鳳を始めて3年以上経過し2000戦以上打ちましたが、漸く鳳凰卓で打てるようになりました。

 

2015.10.5.2

六段から五段へ降段した後pt400~1700付近を3往復くらいしたような気がしますが、今回は大きな下振れがなかったのが幸いでした。

やはりこの本のお陰でハッキリと上達した感じがします。

ホーリー様どうも有難うございました。

 

自分から見て特上卓攻略のポイントは大きく2点だと思います。

一つは鳴きのテクニック、二つは鳴き手やヤミテンに対しての押し引きです。

特上卓ではここの部分が大きく差のつくところだと思います。

今回はここの部分を書いてみようと思います。

 

 

鳴きに関してですが、これはホーリー本に書かれていることがほとんどです。

これに加え私の場合は守備を多少意識した喰い方をするように心掛けています。

 

2015.10.5.3

例1、東初の序盤で、今上家から北が出たところです。

ホンイツへ一直線といきたいところですが、こういうのは自重することにしています。

上がれる見通しは立っていないし、打点は安いし、守備力が極端に低下するからです。

 

2015.10.5.4

喰いは一筒から入り、四筒もチーでき、最終形がこんな形になりました。

2000点の出上がりですが、最後まで北は残しておき、いつでも降りれるようにしておくのがミソです。

 

その他愚形が残る仕掛けは大体打点の高い場合で、安牌のない安い仕掛けは大体早い良形仕掛けのことが多いです。

 

 

次は押し引きです。

押し引きにおいて最も大切なことは、相手との上がりまでの距離感です。

どちらの方が早いのか、捨て牌によって見極めることが大切になります。

ここは麻雀において最も重要な所で、ここの精度が高ければ他の部分で多少ミスっても助かるケースが多いです。

 

2015.10.5.5

例2、このような局面ですが、他家に仕掛けが入っており、どう見てもこちらの手が早いとは考えられません。

誰が聴牌していても不思議ではなく、こちらは東も切りにくい状態です。

こういう場合は降り発動です。

 

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私は下家の赤五索に目を付け、五索を中抜きしました。

四人の手牌を明けてみるとこんな感じで、トイメンがテンパイ、隣家は共にイーシャンテンです。

この場合は自分の手は相手の手よりも遅いと見極めることが重要で、それができれば後は降りに向かうだけです。

 

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3人の共通安牌に窮し若干危ないところはあったのですが、なんとか点の横移動に成功しました。

 

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例3、東初の局面で今北家が一索を切ったところです。

これはチャンタに必要な5ターツが揃っていますので、堀内システムに従いポンします。

中が2枚あって守備にも事欠かないところが大きいです。

 

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下家にも仕掛けが入り、中が2枚目立て続けに切られましたが、これは両方とも見逃します。

守備力を維持したまま中は雀頭にします。

 

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この辺から降りも意識しなければならなくなります。

しかし相手がテンパイしているかどうかも疑わしいので、ここは押しました。

 

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九筒もチーできテンパイしましたが、如何にも危険そうな三萬を引いてしまいました。

これはどうでしょうか?

 

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私は押してしまい、結果放銃となってしまいました。

先程の四萬の局面に比べて通っていないスジが大分少なくなっています。

ここが止め時だったのです。

この感覚が大事なのです。

これは失敗例ですが、放銃した局面を見返してどこが引き際だったのか確認することで、押し引きの精度は上がると思います。

 

押し引きは特にバカを見ることも多いです。

相手がテンパっていないのに無駄に降りてしまったり、ヤミテンに対しては特にその傾向が強いです。

どんな強者でも全て正確に打つことはできませんが、この精度を磨くのは上達の上で必須です。

だからこの天鳳というツールを使ってここを磨き上げて下さい。

 

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例4、南2局トップ目ですが、今親に南を喰われ七索が出てきた後、六索をツモったところです。

親は明らかにホンイツ模様ですが、この六索はどうでしょうか?

 

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かなり危険ですが、私は踏み込みました。

私の手は良形7700で割りに合う押し引きだと思ったからです。

しかしやはり親もテンパイしており、かなり危険でしたね。

 

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親は二索もポンした後三索手出しで、後はツモ切りです。

私もツモ切りでしたが、四索を掴んでしまいました。

実戦ではこれもよっぽど押そうかと思っていました。

 

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しかし初牌なため思い止まりました。

時間が切羽詰って親の捨て牌の四萬に目がいき、これがドラだということも忘れてとっさに切ってしまいました。

通りましたがヒヤヒヤものでした。

正着は八萬だったのですが、押すことばかり考えていたため、制限時間内に発見することはできませんでした。

しかし一番大事なのは四索を思いと止まるということです。

そういった意味で押し引きはできていたと思います。

 

2015.10.5.17

その後下家からリーチが入り、そのまま流れました。

八萬を切っていればノーテン罰符も払わずに済んだ可能性が高いですが、インパチの放銃よりは全然いいです。

このように押し引きが正確に出きていれば、後は多少ミスっても大事にならずに済むケースが多いです。

 

 

鳴きのテクニックはホーリー本で学び、押し引きは牌譜を見返して精度を磨くことによって、特上卓では他の人と差をつけることができると思います。

以上特上卓攻略の参考になれば幸いです。

パオ

こんにちは、DIOBRANDOです。

最近は天鳳の段位を上げたく、天鳳をやり込んでいましたが、七段の壁って結構きついですね。

六段ですと特上卓で、1位+75pt、2位+30pt、3位±0pt、4位-120pt(これがきつい)になりますが、現在ほぼイーブンの成績でptが減少中です。

2014.11.16

私はまだ降段というのは経験がありませんが、この分だと五段に戻ってしまうかもしれません。

七段になった人はよくなれたなと感心します。

 

さて今回はは少し面白い上がりがありましたのでここで紹介します。

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2巡目で対家が白を切ったところです。

たまに目にする配牌ですが、三元牌が2枚づつ入っていました。

この配牌を見ると私は麻雀放浪記(3巻)に出てくる、三元役金縛りを思い出してしまうのです。

自分と相手に三元牌を2枚づつ入れて、相手には大三元を狙わせ、自分は七対子を狙うのです。

当然相手は上がれるわけはなく、己自と体勢を崩していくのは目に見えています。

中々上手いですよね。

さていくら確変があるとはいえ、積み込みのない麻雀でそのようになる確率極めて低く、当然1枚目が出てきました。

あなたならこれを喰いますか?

 

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私はスルーしました。

この形で本気で大三元を上がろうと考えるなら、1枚目は見逃した方が良さそうです。

2枚目を喰うと当然3枚目は絞られますから、相当上がり難いのです。

しかし1枚目を見逃すと少し事情が変わり、その効果は後になって表れます。

 

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ここで上家が捨てた発をポンしました。

 

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今度は上家が捨てた2枚目の白をポンしました。

1枚目を見逃したことにより、この時点で他家から見たら私が中を持っているとは考えにくくありませんか。

これが1枚目を見逃した効果です。

 

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相手の手もかなり揃っていたのですが、ほとんどノータイムで中が出ました。

当然ポンしてパオ(包)を確定させます。

パオとは大三元と大四喜で適用され、最後の三元牌或いは四喜牌を鳴かせた者が、上がられた場合は責任払いをするという特別なルールです。

ツモられた場合は全額、第三者からのロン上がりの場合は最後の三元牌を鳴かせた者との折半になります。

 

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相手もかなりおしい手だったのですが、変化を捨て命懸けでリーチを掛けてきました。

 

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後はゼンツ合戦で私が四萬をツモり、相手にパオを喰わせました。

この手なら中が出るのもしょうがないかなと思います。

 

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こういう上がりは気持ちがいいものですね。

牌譜URLを載せておきます。

尚DORA麻雀にはパオは無く、3人での支払いとなります。

第三者から見たら甚だ迷惑ですね。