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麻雀傑作「何切る」300選レビュー

こんにちはDIOBRANDOです。

今回は麻雀傑作「何切る」300選をレビューします。

 

定価 1200円+税

ページ数 223

出版社 三才ブックス

著者 G・ウザク

編者 福地誠

初版第1刷発行 2016.8.5

対象 麻雀初心者~上級者

 

有名ブロガーG・ウザク氏の書かれた本です。

 

この本は去年の暮れに購入していたのですが、中々全て読み切れずにここまできてしまいました(笑)

タイトルで想像つく通りの何を切る良問が300題ほど出題されています。

 

はっきり言いましてこれかなりの名著です。

如何にも実戦に出てきそうな問題ばかりで、初心者は勿論のこと、上級者でも自分の麻雀の牌理感覚を補正するのに十分使えます。

赤有のフリー麻雀を想定していますが、よくそのルールの特徴を捉えています。

 

構成は1ページに3題ほど出題されて、次ページが答えと解説となっています。

回答も受け入れ枚数とかが書かれており、感覚的でなく合理的です。

また正解は単純な受け入れ枚数だけでなく、打点も考慮されていますのでなるほどと頷けるものです。

 

私一応天鳳七段の雀力はありますが、それでも1/3くらいしか正解できませんでした(汗)

牌理なんてそこそこ上手ければ、誰でもそれほど大差はないと思っていましたが、実は結構あったんだなというところです。

ちょっと舐めてたなと、今更ながら初心に返って見返しているところです。

 

フリー打ちでは考える時間がないので素通りしてしまうのですが、それだからこそこういう本で瞬時に正しい判断ができるようにしておくのです。

実際に見えている枚数も加味しなければならないため、実戦で全て正答するのはどんなに強い人でも無理だと思います。

 

使い方としては一気に読破しようなんて思わないで、麻雀をやる前に1ページの3問だけ考えて、頭の準備体操をしながら考え方を養っていくという使い方がいいと思います。

そしてこういう本は繰り返し何度も見ることがより効果的な使い方だと思います。

一回読んで身に付けば天才レベルで、何回も読んで身に付けば相当に優秀な人間、実戦で似たような形に遭遇して身に付けば優秀な方だと思います。

 

場況や押し引きなしの平面問題ですが、それでも基本の型ですので是非身につけたいところだと思います。

この本の300選をマスターすれば、プロも含めて恐らく大概の人は少なからず上達すると思います。

 

超のつく一押し本です。

麻雀は大体2半荘もやると1回くらいは素晴らしい手が入りますが、それを逃さないようにするためにもこの本は役に立ちます。

 

多分これはマスターピースだと思います。

後世まで残る本で、ずっと売れ続ける本だと思います。

 

個人的に一番なるほどと思ったのが以下の問題です。

P117のQ156で、南4局南家4巡目上がりトップ 八八④④⑥34688北北北⑦ で何を切るといった問題でした。

 

まあ八切りが普通だろうと思ったのですが、正解は北でした。

北をアンコ落としして喰いタンに向かうのが一番早いみたいです。

実戦でこれ決まったらカッコイイし、気持ちいいだろうなと思いました。

 

麻雀 傑作「何切る」300選

心眼の麻雀山を透視して勝つ技術レビュー

こんにちは、DIOBRANDOです。

 

連休中に久しぶりに竹馬の友と遊びました。

その人は麻雀をやったことがない人なのですが、面白味を味わってもらいたく気が進まないにも関わらず強引に1から教えようとしましたが、半日で挫折しました。

理牌から大変そうで、なによりも興味とやる気がなければ無理でした。

ちょっと悪いことしたかなと思いました。

 

思えば私の回りで麻雀をやる人はいないのです。

自分でもなぜ麻雀なんかに興味を持ってしまったのかよく分かりません。

麻雀のルールを知ったのは中学の時ですが、このゲームは自分には向くと本能的に感じ取ったのだろうと思います。

1年に1回やるかやらないかくらいで全半荘20局前後で、麻雀雑誌で点数を覚えて、いきなりフリー雀荘へ行ったのですから、考えてみると我ながら変人ですよね。

フリーへ行くのは最初は怖かったですが、それくれい麻雀がやりたかったのですね。

 

さて今回は心眼の麻雀山を透視して勝つ技術をレビューします。

 

定価 1400円+税

ページ数 207

出版社 洋泉社

著者 成岡明彦

編者 福地誠

初版第1刷発行 2016.4.18

対象 麻雀中上級者

 

この本を書店で見かけたのは4月の半ば頃でした。

成岡明彦っていう人は知らなかったのですが、表紙を見て中身をパラパラって見て、この人どんな麻雀打つんだろうなと思い購入しました。

洋泉社出版で、編者が福地誠ということもあり、作り的にはホーリー本に似ています。

 

略歴をみますと成岡さんは兵庫県出身で、101競技連盟に所属し、名翔位3回、八翔位2回、翔龍位2回と輝かしい実績を持っています。

1回でもタイトルを取るというのは大変なことですからね。

将棋界に例えたら、常にタイトルを持っている羽生名人や渡辺竜王くらいの存在だと思います。

 

この本を読むのには3週間掛かりましたが、著者は相当頭がいいというのが第一印象でした。

成岡プロの打ち方は場況に応じて曲線的で、ホーリーの打ち方とは対照的だと思いました。

この本は主に101ルールという特殊なルール設定で、我々フリー客や天鳳ユーザーには馴染みがないため少し修正して考えなければなりませんが、タイトルにあるように山読みということではどんなルールでも生きますから、この麻雀は研究してみる価値は十分にあると思いました。

捨て牌から相手の手牌の偏りを推測し、見えていない牌(山)を推測し、それを受け入れるように打ち回すというのが成岡プロの打ち方です。

それだけでも高度な技術なのに、凄いのはそれに信念持っているところです。

成岡麻雀はプロ間でも評価が高いですが、こういうところがそうなんだろうなと思いました。

 

例1)

naruoka9

p129、の問題です。

30000点持ちの上がり連荘、一発裏赤なしのルールで、南場の親でトップですが、今三筒をツモりメンツが余っているところです。

ここからどのターツを落としていくかと言われたら、普通は一索二索のペンチャンを払うと思います。

ドラ絡みターツとリャンメンターツはただのペンチャンターツより価値が高いと思われるからです。

しかし成岡プロの場合は誰も三索を使っていないことを読み、四七索より勝ると判断し、五索六索を落としていくのです。

そしてしっかりと上がりきりますが、これ結構凄くないですか。

これはチーテンにも取れる形ですから、三索が3枚残っていたとしても五索六索を残す方が確実性は高いと思うのですが・・・・

読み以上にそれを信じて実行できるところが凄いと思いました。

 

例2)

naruoka1

p33、の問題です。

これも101ルールですが、私なら九索に手を掛けると思います。

しかし成岡プロは打点を見て六索に手を掛け、結果としてトイトイ三暗刻に仕上げてしまうのです。

ちょっと真似できない手順でした。

 

成岡プロは七対子を狙うのが得意みたいですが、山読みと七対子は確かに愛称がいいなと思いました。

私も七対子は決して嫌いではないのですが、中々イーシャンテンからテンパイにならずに、そのうちリーチが掛かって降りというケースがほとんです。

七対子はそれだけでもハネ満になる可能性を秘めていますから、待ちを選べることもありテンパルと大好きなのですが、そこまでいくのが結構難しい感じです。

私の場合七対子は偶然の産物で、メンツ手と両天秤に掛けることの方がほとんどですが、成岡プロはそんなことはしないで、山読みで直接七対子を狙うというところがまた凄いところです。

 

他にも手バラな時は手が入っている風の捨て牌を作るとか、スジでトイツや暗刻を固めて相手の山読みを狂わせるといったことが私にとっては真新しいことでした。

随分麻雀はやってきたつもりですが、まだ知らないことはあるもんだなと思いました。

 

この本は私から見たらかなり評価が高いです。

著者がどんな麻雀を打つのか十分に伝わって、且つ得るところが多かったからです。

個性的な麻雀っていうのは結構勝つのが難しいのですが、それでこれだけの実績が出せて、その中身が見れるというのは大変有り難いことです。

 

2016.5.15.1

この本を読み終えて天鳳を打ちました。

この局面成岡プロだったら七対子を狙ってもおかしくないななんて考えながらも、私はどうしても九筒に手がいってしまいます。

しかし七対子は裏ドラを見ると分かるように破壊力があるんですよね。

 

2016.5.15.2

私の場合は1000点に仕上げてお終いです。

 

心眼の麻雀山を透視して勝つ技術

天鳳 公式完全攻略読本 レビュー

こんにちは、DIOBRANDOです。

最近場代チャラさんに触発されて、天鳳をやり込んでいました。

場代チャラさんはもともとはリアル派で、数ヶ月前に天鳳をやり始め、すごい勢いで昇段しています。

リアル寄りということと、天鳳は私の方が早く始めたので、勝手に対抗意識を燃やしていました(笑)

確変がきてくれたこともあり、お陰様で六段へ復帰することができました。

 

rokudann

しかし天鳳のガチってきついですね。

 

2015.9.17.1

今月も順調と言えば順調なのですが、もうここまでという感じです。

この配分はきつすぎて私には無理そうです。

相当に打数をこなせばもしかしたら何とかなるかもしれませんが、五から六段へ復帰するのに9ヶ月くらいかかったことを考えると、先が長すぎてもういいやとも思えてしまいます。

場代チャラさんも一回六段で降段を経験し、私と同じような奇跡を辿って今大体同じようなところにいますが、きっと私を超えて鳳凰卓入りすると思います。

天鳳では一回当たりましたが、今度リアルでやってみたい相手です。

 

さて今回はオンライン対戦麻雀天鳳公式完全攻略読本をレビューしようと思います。

 

定価 1400円+税

ページ数 223

出版社 洋泉社

著者 ネマタ

編者 福地誠

初版第一刷発行 2015.7.28

対象 天鳳プレイヤー

 

ネマタとは現役の僧で、現代麻雀技術論の著者です。

福地誠とは麻雀ライターで、天鳳名人戦にも出ており、雀ゴロ歴もあります。

二人はこの本に限らずよく麻雀本を出版しており、その都度よく売れています。

今回は天鳳に特化した本ということで、対象を麻雀ではなく天鳳とかなり絞り込んでいます。

 

内容は上級卓攻略、特上卓攻略、鳳凰卓攻略、天鳳特化と四編に分かれています。

上級卓攻略、特上卓攻略は更に10個くらいのテーマに分かれており、左ページが説明、右ページが牌姿とその解説、テーマが終わる毎に確認ドリルといった感じです。

鳳凰卓攻略は天鳳位8人の鳳凰卓を勝ち抜くための訓戒みたいなことが書かれています。

天鳳特化は天鳳に特化した段位別の押し引き表と、ラス回避のための何を切る問題があります。

そして所々に天鳳プレイヤー図鑑とコラムがあります。

 

この本を読み終えた正直な感想は、そんな事知ってるよというな内容のものばかりでした。

これで完全攻略というのは、大分行き過ぎているよな気がします。

逆によく恥ずかしくもなく、天鳳完全攻略なんて付けれたなと思いました。

売れれば何でもいいという考えなのでしょうかね。

 

完全攻略というのはそもそも、対象がソフトなんかに使われる表現であって、人相手には当てはまらない表現です。

天鳳完全攻略ということは、7~8割方は麻雀完全攻略と言っているようなものです。

この本に正しいタイトルを付けるなら、天鳳上達のための基礎知識とか、天鳳上達のための覚えておくべき牌姿とかいったものがふさわしいです。

 

これで完全攻略と言ってしまえば、もう何も言う言葉がありません。

評価に値しないというのが評価になってしまいます。

 

これを読んで上級卓の人が十段や天鳳位になれますか?

それも再現性を考慮して何回もです。

そういう人が量産できるなら、この本をもって完全攻略と言ってもいいと思いますが、はっきり言って無理ですよね。

 

それでも敢えて「天鳳完全攻略」という言葉をタイトルに含めるなら、せめて上級卓攻略、特上卓攻略、鳳凰卓攻略3巻に分けて、もっと詳しく立体配図でポイントを具体的に解説するべきです。

例えば特上卓攻略なら、鳴き手やヤミテンに対する押し引きが重要だと思われますが、そういった局面をピックアップして具体的に解説するといった感じです。

 

2015.9.17.2

適当に私の牌譜の中からピックアップしましたが、こんな局面で今西をツモったところですが、親でももう上家の仕掛けに対して降りなければならない局面です。

上家が字牌が一枚も切っていないのと、赤五筒が不気味すぎます。

こちらは手がバラバラで、間違っても字牌は切ってはいけません。

 

2015.9.17.3

私は対面のスジの七萬を落とし降り発動です。

手牌を開けて見ると上家はほとんど字一色ですね。

 

2015.9.17.4

ハイテイで対家が六索をつもり、発を切って放銃してしまいましたが、本当はここも三萬か五萬を切って降りるべきところなのです。

もう通っていないスジは限りなく少なく、待ちはどう考えても字牌くらいしかありません。

いくらテンパイ料が欲しいとは言え、これは当たるに決まっています。

 

麻雀の次の一手というのはある程度好みで自由に選んでいいと思いますが、麻雀にはこの局面これは絶対に切ってはいけないという手が存在します。

この局面はその好例だと思います。

 

こんな感じで押し引きのポイントとなる局面をピックアップして、解説してやる方がよほどためになると思います。

 

この本は天鳳完全攻略本として見たら全然ダメですが、麻雀の基礎を作る或いは確認するといったことには打て付けだと思います。

昔フリーでおっさんに「あんた持ち時間が長いよ。」と言われたことがありますが、昔は自分も基礎ができておらず、よくイーシャンテンかリャンシャンテンで何を切るか悩んでいました。

この本はそういったよく迷いそうな牌姿が感心するくらい詰め込まれており、私は基礎の確認といった使い方をしようと思っています。

いくつか例を見ていきます。

 

P27 牌2

二二三七八九②④⑥⑥⑦⑧23

ここで何を切るかということですが、雀頭を残す打三が正解となっています。

当たり前ですが、重要な例だと思います。

 

P158「打数は正義」

9代目天鳳位就活生@川村軍団の言ったことですが、これは中々の名言だと思いました。

 

P169

南三局 ドラ九  ほぼ平たい場の親の手

五1113337788 ツモ7

ここで何を切るかという問題ですが、ほとんどの天鳳位は切りリーチと答えていました。

私の感覚では四切りダマの一手(ツモスー、ロンなら12000で十分)なのですが、そう答えている天鳳位は一人もいませんでした。

しかし切りリーチは感触が悪すぎて絶対真似できませんね(笑)

 

天鳳 公式完全攻略読本

強者の最新手筋100 レビュー

こんにちは、DIOBRANDOです。

先日とある雀荘で場代チャラさんと出くわしました。

私と入れ違いになる形で着卓していましたが、大きな笑みを浮かべており、その姿には余裕が感じられました。

この人きっと勝つんだろうなと思い、後にしました。

 

さて今回は「ネット麻雀完全対応! 強者の最新手筋100」をレビューしようと思います。

 

定価 1490円+税

ページ数 230

出版社 マイナビ

著者 比嘉秀仁

初版第一刷発行 2015.6.30

対象 上級者(天鳳七段以上)

 

比嘉秀仁とは日本プロ麻雀協会所属のプロで、本名をIDにして天鳳もやっておられ、十段経験者でもあります。

私がこのプロを知ったのも天鳳からですが、本名をIDにしているところが面白いなと思い、好感を持っていました。

他にも本名をIDにして天鳳を打っているプロがいますが、結構リスクがあって中々できることではないと思います。

 

この本はネット麻雀天鳳とリアル麻雀フリーの中から100の局面を厳選し、立体配図のまま天鳳で実績を出されている方々に、次にどうするかを答えて貰うという珍しい形式になっています。

1題につき回答者は3人います。

 

テーマを立体配図にするというのは、麻雀を扱う上では重要なことだと思います。

同じ手牌でもどう捌いていくかは、場況によって異なりますからね。

ホーリー本も雀ゴロK本も平面図でシンプルにしすぎている嫌いはありましたが、この本はその点がしっかりしています。

 

またネット麻雀を中心に扱われた本というのも、今まで無かったのではないでしょうか。

ベタオリをテーマにした次の一手問題なども珍しいと思いました。

 

いろいろ斬新な試みが感じられ、独創性のある麻雀本だと思いました。

きっと本人も今までになかった物を作りたかったのではないでしょうか。

 

しかし扱われているテーマですが、非常に難解な局面が多く、回答者でも意見が分かれていました。

やはり麻雀に限っては感性も重要で、答えは一通りではないというのが改めて分かりました。

考えるべきポイントは大体一致しているのに、なぜ回答は異なるのか、麻雀の不思議なところです。

きっとそれぞれの感覚でバランスを取っているのだと思います。

 

この本は麻雀上級者向けです。

天鳳ですと七段以上で、鳳凰卓で成績が伸び悩んでいる人とかが対象です。

 

2015.8.17d1

ちなみに私は相変わらず五段ですが、私にとっては難しく返って劇薬です。

ぶっちゃけ私くらいの雀力でしたらどっちでもいいのです。

 

もっと切り詰めるべきところは他にあります。

例えば以下の局面です。

2015.8.17d2png

オーラスの親でラスを回避したい局面です。

ラス争いの上家からリーチが入っており、ツモは後一回で七筒を持ってきたところですが、あなたなら何を切りますか?

 

2015.8.17d3png

よくよく考えたら、喰ったゲンブツの四萬を切っていくより無さそうですが、私は七筒をツモ切って放銃してしまいました。

こちらの方がテンパイになる確率は高いと踏んだのですが、さすがに危険過ぎました。

次の私のツモが五索だったのが悔やまれる一局です。

 

このように特上卓くらいの人であれば、上級者でも意見が分かれるような難問は必要なく、単純にケアレスミスを無くすように努めた方が勝率が伸びると思います。

 

 

具体例を挙げますとP175

東一局 2巡目 西家

二三三五④⑤⑥⑦⑦⑧⑨8発 8ツモ ドラ発

東初の平たい局面で8をツモり、2巡目にして早くもイーシャンテンという手牌で何を切るかという問題で、回答者は全員発切りで一致していました。

 

しかし私の感覚では⑦を切る一手なのです。

この手牌で発を鳴かれても嫌ですし、後で被っても嫌です。

親でもなく赤も無い打点の安いこの手牌なら、発を絞り気味に打ちたいです。

その後に一が入ったら発切りダマ、四が入ったら発切りリーチです。

これも一理ある考えだと思います。

 

どちらが正しいとかではなく、その後に打牌のスジが通るようにバランスを保って打てればそれでいいと思います。

要は好みの問題だとということです。

 

2015.8.17d4png

上述の牌姿によく似た手が入りました。

この本を読む前でしたら、私なら多分八筒を切っていたと思います。

しかし上述の問題が頭をよぎり、中を切るものなのかな?と思い中を切ってしまいました。

 

2015.8.17d5png

すると2巡目に中をツモり、五巡目にも中をツモりやるせなかったです。

 

劇薬というのはつまりこういう事で、自分の打ち方にぶれが生じてしまうのです。

ある程度自分の打ち方が確立されている(中級者で天鳳なら特上卓クラス)なら、ほとんど好みと取れるようなところは置いておいて、それよりもミスをしないように心掛けた方がよほど重要かと思います。

 

鳳凰卓クラスになって、もうほとんど切り詰める所がなくなってきた時は、この本はもしかしたら新たな道しるべになってくれるかもしれません。

 

強者の最新手筋100

フリー麻雀で食う超実践打法 レビュー

こんにちは、DIOBRANDOです。

先月ある麻雀本を買ってリアルで試しているのですが、めちゃめちゃに負けまくって麻雀がよく分からなくなってしまいました(笑)

6-10-7-13(7回ハコラス)という対戦成績で、対人収支-48600円、場代込みで-69800円です。

ひどいラス率で、いくら何でも負けすぎですね。

サンプル数が少なくただ単に下振れの可能性もありますが、今回はこの本をレビューしてみようと思います。

それはずばり「純黒ピン東メンバーが教える フリー麻雀で食う超実践打法」です。

 

定価 1300円+税

ページ数 223

出版社 彩図社

著者 雀ゴロK

初版第一刷発行 2015.7.13

対象 麻雀初心者~上級者

 

雀ゴロKとは20台の若きピン東雀荘のメンバーで、麻雀で随分稼がれている人です。

2014.1~2015.5まで、メンバーとしての対人成績が+410万2200円(7613回)という実績で、間違いなく最強に部類する打ち手です。

地元の愛知に雀荘を開くという夢があり、その開業資金を麻雀で稼ぎ、今物件を探しているみたいです。

ブログも運営されています。

 

まずはじめに、私は麻雀の強い人というのを尊敬しています。

麻雀の強い人というのは、長期的に見て勝率がいい人のことです。

理由は、それが如何に大変なことかということが分かるからです。

私も実に多くの人とたくさん麻雀を打ってきましたが、麻雀の場合長期的に勝つには、技術の他にメンタルが強くないとできません。

この本にも書かれていますが、麻雀はどうしても運が絡むため、どんなに強い人でも長くやれば必ず負けが込む時がきます。

仮に正しい打ち方ができたとしても、確率の低いことが連続で起こって負けてしまうのです。

その時こそ麻雀打ちは真価を問われますが、メンタルの強い人はその壁を乗り越えることができます。

麻雀に限らずメンタルの強い人というのはやはり尊敬に値しますが、麻雀で結果を残しているということは、少なくともメンタル強者の証だと思っています。

ですので雀荘のメンバーが長く務まるというのは、実はそれだけでも大変すごいことなのです。

 

ちなみに私はメンタルが弱いです。

多分最弱の部類だと思います。

ですので負け続けると打ち方が雑になってしまいますから、負け続けたらラス半掛けて止めるということで制御してきました。(イライラした状態で打ち続けるのが一番まずい。)

汚く言えば逃げてるのですが、それでも一晩も経てばまたリフレッシュした状態から始めることができます。

しかしメンバーの場合は麻雀を打つのが仕事ですから、不調だから止めとくというわけにはいきませんからね。

それを考えるとDORA麻雀は本当に気軽だと思います。

 

さて話は戻りますが、この本を読み終えて(やはり5日掛かりました)、この麻雀の感覚はホーリーに近いというのが第一印象でした。

最短距離で手なりで打って即リーを掛けるところといい、多少遠いところからでも愚形は鳴いて解消するところといい、バックの仕掛けも積極的に取り入れるところといい、先手を打たれたら中抜きして降りるところといい、チートイよりもトイトイを目指すところといい、これが現代麻雀の勝つ戦略の一つなんだなというのが改めて分かりました。

 

ホーリー本のようにグラフに裏打ちされたデータというのはありませんが、例が非常に分かりやすく、いい例を厳選してるなと思いました。

さすがに実戦派の書いた本という感じでした。

 

いい例だなと思ったのが以下の手牌です。

P153図A 一二三五六③③④56788 ドラ一

ドラのある好形シャンテンですが、基本的にはリーチが掛かったら降りみたいです。

スジだったらともかく、これぐらいの手牌では無スジは押していけないなというのが改めて分かりました。

 

非常に感心したのが以下の手牌です。

P101図C 二二五六八③④1259東 ドラ北

この手牌では二五七は鳴くみたいです。

ペンチャンは捨てて、赤による打点と祝儀そしてスピードを意識しながら打つんだなと思いました。

9が6か7くらいだったらメンツの形が見えてくるから鳴けそうですが、この状態では意識してなければ鳴けないなと思いました。

一応123のメンツが見えていますからね。

 

そんなもんかなと思ったのが以下の手牌です。

P165図B 二二六七234567 中ポン ドラ①

典型的な千点仕掛けですが、良形なら基本的には親リーにもゼンツするみたいです。

私なら12000が見えると弱気になって、スジとかがあればそれで降りてしまいそうですが、半端なことをするんだったらテンパイなら突っ張っていく方がいいんでしょうね。

上がりトップの条件とか、積み棒(特に本場が1500点なら尚更)や供託リー棒がある場合なら分かりますが、少し怖いですね。

 

疑問に思ったのが、愚形リーのみでも先制なら即リーするところと、一発消しするための鳴きは原則しないというところです。

先制愚形リーチで、最近こっぴどい負けが続いています。

追っかけられて相手のロン牌を掴み、高い手に放銃と言うパターンが続いて、5回連続でハコラスになりました。

ちなみに6回目はトップですが、7回目はやはりハコラスでした。

ハコラス自体がそもそも20局に1局くらいしかないため、よほどひどい負けっぷりです。

今月偉く負けてますが、愚形リーチでの指し合い負けというのが一番大きな原因です。

同卓したメンバーさんに聞いてみたのですが、仕方のないパターンだそうです。

しかし本当にそうなのでしょうか?

 

愚形リーチというのは打点が安い場合は、やはり相手を牽制させ降ろさせるという意味合いの方が強いですから、割とリーチに押してくるタイプには分が悪くなるケースが多いです。

私がこれだけリーチの叩き合いで負けて得た教訓は、愚形リーチというのはよくよく相手を選ぶ必要があるということです。

リーチに対して降りすぎるきらいのある人には有効かもしれませんが、押し気味のタイプには止めておく方が無難だと思います。

押し気味のタイプにリーチを掛ける時は、そこそこの打点か待ち数、或いは両方を用意しておく方がいいということです。

 

麻雀は腕で上がり牌を引けるゲームではありませんから、打点の安い愚形リーチを掛けるくらいだったら寧ろリーチを掛けないで、相手のロン牌を止めれるメリットを残しておく方がベターなのではと思います。

 

また一発消しに関してですが、麻雀をやっていると驚くほど一発ツモが多い事に気づきます。

大体3半荘もやって普通に一発を消さないと、一回くらいは出ます。

それくらい頻度が高く、無視できないくらいの多さなのです。

ある程度安牌があって、上がれる見込みがないなら、私は一発は必ず消す方がいい思います。

雀ゴロKさんはこれだけ麻雀を打っているのに、なんでこの価値観は一致しなかったんだろうなと不思議に思いました。

 

この雀ゴロK本は祝儀のあるリアル麻雀を打つ上で、非常に参考になる本です。

それくらい実戦麻雀の要所中の要所が取り上げられており、分かりやすく説明されています。

 

しかしやはり麻雀は相手がいるため、相手のデータが分かっていない最初の状態ではこいう打ち方もいいと思いますが、相手の打ち方が分かってきたらそれに対処した打ち方にした方が勝率は良くなると思います。

こういう場合はこう打つものだと一辺倒にしないで、相手によって柔軟に打ち方を変えてやるのです。

不調の時に打ち方を変えるというのはブレルとうことですが、相手によって打ち方を変えるというのはブレルということではないと思います。

 

雀ゴロKさんが雀荘を開業したら、愛知まで遊びに行ってみようと思います。

 

フリー麻雀で食う超実践打法

神速の麻雀 堀内システム51 レビュー

こんにちは、DIOBRANDOです。

今回は「神速の麻雀 堀内システム51」をレビューしようと思います。

 

定価 1400円+税

ページ数 167

出版社 洋泉社

著者 堀内正人

編者 福地誠

初版第1刷発行 2015.2.27

全ての麻雀ユーザー

 

堀内正人と言えば、2013年の第30期十段戦で悪質な三味線行為を行っただとかで失格処分になり、大きな物議を醸し出した人です。

私が動画を観た限りでは「これのどこが悪いの?」という感じでしたが、後で調べてみますとどうも麻雀連盟の腐った体質が背後にあったのですね。

要は出る杭は打たれるといった、日本社会ではよくある事例の犠牲者になってしまったというところでしょうか。

 

連盟と堀内プロ(以下ホーリー)との間に何があったのかは分かりませんが、少なくともこの本を読んで、こういう麻雀を打たれて負かされたとあれば、魅せる麻雀によってファンを集めている連盟にとっては面白くないだろうなと思いました。

 

「究極のファーストフード麻雀」と帯には自嘲気味な一文が目を引きましたが、中を開けてみますと麻雀ってこんな風に打つものなのかなと狐につままれたような感じになってしまいました。

正直驚きました。

麻雀というのは人対人のゲームで、人によって打ち方は全然変わるし、場況によっても全然異なるのに、こんなに決め付けちゃっていいのかなと思いました。

 

しかしデータに裏づけられており、ホーリー自身がそれで結果を残してきているので、妙に説得力があり、麻雀の違う一面を見た感じがしました。

ちなみにこの本は麻雀の戦術書にしては、見やすくて分かりやすいので私は5日で読めました。

私が麻雀に関してかねがね疑問に思っていたことなどにも明確に答えてくれており、買って良かったなと思いました。

 

この本によると、堀内流はデータ的根拠から期待値が少しでもプラスになるように打牌や鳴きを選択するため、答えはほぼ一つしかなく誰が打っても同じになるようです。

それがファーストフードのゆえんですが、データから導いているのであれば、確かにこう打てばかなり高い勝率が期待できると思います。

 

この打ち方を見て、私はむこうぶちの日蔭を連想してしまいました。

日蔭といえば手役よりもスピードを重視する効率打法で、祐太に「この打ち方を徹底すれば、例え傀が相手でも利益は出る筈だ。」とまで言わせた裏プロ雀士です。

イメージ的にはあながち間違っていないと思います。

 

しかしこう言う打ち方は、最初に出てくる通り徹底がキモなのです。

これができないのです。

っていうかできる人は多分世界でホーリーただ一人だと思います。

ファーストフードなんてとんでもない、これが徹底できるのであれば、それだけでオリジナリティ溢れるプロの芸だと思います。

 

ただ麻雀というのは人対人のゲームで、やはり完璧なシステムというのは存在しないのです。

もし存在するのであれば、麻雀自体が廃れてしまいますからね。

 

もしホーリーと対戦する機会のある方は、逆の発想で攻めていくといいと思います。

つまり打点が高くなる方向に手牌を進めていくのです。

ドラとか赤とかをペンチャンカンチャンになったとしてもできるだけ使い切るように、三色やホンイツなどは決め打ちしてしまう感じです。

牌効率は悪いですが、3人共こういう打ち方したら、誰か一人くらいはホーリーの早い手に追いつけそうなものです。

そういう人がぶつかっていけばいいのです。

のみ手でも先制リーチを掛けてきたり、ドラもないのに役牌を一鳴きするホーリーは、平均打点は高くない筈ですから、きっと毎回分の悪い差し合いを強いられる羽目になると思います。

 

この本は得るものが多く、自分の麻雀と比較しながら何度か読んだのですが、妙に感心したのがP23の牌2です。

一二三五六②③④⑦⑧22発発 ドラ北

巡目が深くならないうち(大体9巡目以内)は、発を残し2を切った方がスピード的にいいそうです。

この形は実戦でもたまに出てきますが、私は発のトイツ落とししかやっていませんでした。

安牌を残しながら手を進めていく味がいいからです。

もし2を切って発を喰えたとしても雀頭がなく、この瞬間がいやな感じがするからです。

しかしもう一つ喰えれば単騎ころがしになるし、発を喰う前にどちらかのシュンツが完成したとしても同じリャンメン待ちで、1300と2000ではそれほど差がないため、ピンフに固執する理由もなさそうです。

その場合はリーチを掛けなければ役にならないのが欠点ではありますが、こちらの方がいいのでしょうね。

 

そんなもんかなと思ったのがp71の牌8です。

三四五六七②②③③④④⑤ ドラ⑤

祝儀ありならハネ確でもリーチとありますが、いくら3メンチャンとは言えハネ満あれば私ならダマで手堅く上がりたいところです。

もし誰かリーチして、その人の河に上がり牌がないなら、喜んで追っかけます。

しかしリーチを掛けてツモれば倍満ですから、祝儀も考慮すると長期的に見てそちらの方がいいのでしょうね。

 

疑問に思ったのが、p30の牌8です。

三四七七⑦⑦⑦⑧⑨456 ドラ北

中盤ならこれでリーチするそうですが、まだ手が伸びそうで勿体ない感じがします。

自分の河に四があるならこれでリーチしますが、ないならダマにしてリャンメン受けの変化に期待したいところです。

 

リーチのシステムばかり見てしまいましたが、リーチによるツモれるエクイティと一発裏ドラのエクイティ、そして何より相手を牽制するエクイティを重要視しているんだなというのが読み取れました。

 

鳴きのシステムも完成度が高いです。

これがリアルで実戦でできるなら本当に強いと思います。

鳴きというのはオンラインではできるのですが、リアルでは結構見逃してしまうものなのです。

以外な牌が切られると反応できなくて、何度もポンし損ねて上がりを逃したこと数え切れません。

恥ずかしながら今でもやってしまいます。

リアル麻雀での上がり逃しのミスは、私の場合大体鳴き損ねがほとんどです。

例えば例を出します。

 

2015.6.2.1

牌符URL

この状況はよくよく考えると、もう形テンに向かうより無さそうです。

南場でこの点差を考えるとレンチャンが欲しい、九萬が3枚切れてシュンツを作るのが難しい、中盤過ぎてリャンシャンテンでは少し遅いと言った理由からです。

これがオンラインだったら八萬が出てから考える時間があるので、これらの状況を把握して喰えるのですが、リアルだとその時間が与えられないためどうしても反応しきれないのです。

私ならリアルでこの状況だったら、多分このポンは見逃していたと思います。

鳴きというのはリアルではそれだけ難しいのです。

押し引きはある程度強くなると皆できて当たり前で、差がつくのはホーリーも言うようにやはり鳴きだと思います。

 

この本を読み終えて天鳳でこの打ち方を試そうと思いましたが、やはりできませんでした。

2015.6.2.2

牌符URL

フラストレーションの溜まる展開で漸くこの局面を迎えましたが、ホーリー本によるとここはリーチする感じです。

リャンメン好形ですし、タンピンドラ1ならまさに絶好のリーチと言えそうです。

しかし中々それができないのが実戦です。

一人が抜け出して三人が1万点台で、三人は何とか他の二人から抜け出してやりたいというのが人情です。

ここまでの展開から皆そこそこ打てる感じです。

序盤のリャンメンがツモれないというのは珍しいことではなく、他の三人に降りられると供託リー棒を1本増やすだけです。

南2局ということも考え、ここはダマで手堅く3900を上がって、リー棒と積み棒もいただきたいところです。

結局ダマにしましたが、次に二萬をツモりました。

ホーリーや寿人プロだったら、一発でツモってたところなんだろうなと思いました。

これがピンのワンスリー祝儀1枚500円だったとしても、やはりダマにしていたと思います。

私に限らず多くの方はそうするのではないでしょうか。

 

つまりホーリー流を徹底するというのは、それなりの度胸と覚悟、強い意思が必要なのです。

 

私にはやはり真似できないので、自分の麻雀を追及していこうと思います。

 

神速の麻雀 堀内システム51