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鳳凰卓攻略について

 
2022.9.14

鳳凰卓はオンライン麻雀最高峰の卓で、生半可な打ち方では通用しません。鳳凰卓は七段R2000以上という条件を満たさないと入れませんが、これを満たすのがかなり大変なのです。特上卓東南戦の六段配分が1位+75pt、2位+30pt、3位±0pt、4位−120ptで、原点の1200ptを2400ptにしないといけないのです。最近の特上卓はレベルがあがり、鳳凰在籍期間が長い私でもかなりてこずります。実際前々回の六段坂は5ヵ月もかかりました。そして鳳凰卓有資格者は皆この条件をクリアしていますので、必然的にレベルが高くなってしまうのです。

かく言う私も鳳凰卓では相当苦戦して、最初の頃は簡単にチャオ(鳳凰卓から落とされること)らされていました。

牌効率を覚えて、捌き方や押し引きを覚えて、巷にある戦術書をたくさん読んでも恐らく勝てないと思います。なぜなら皆それぐらいはできており、やっているからです。ではこの土俵で勝ち上がるためにはどうすればいいのか、私の思ったことを書いていこうと思います。


麻雀の本質は比較で、常に相対評価して打牌選択しなければならない
押し引きの精度を上げる
ラスが濃厚でもワンチャンを作る
一牌押せるかどうかが鍵で、時にはゼンツをした方がいい場面もある
牌を絞る
守備力の強化
牌効率の強化
まとめ


麻雀の本質は比較で、常に相対評価して打牌選択しなければならない

手牌が凄く整っています。無造作に7sを切りがちですが、鳳凰卓ではそれでは勝てません。

麻雀の本質は比較です。相手の見えない手牌を見積もって、自分の手牌と状況に照らし合わせて比較し、打牌を決定する。この作業を絶えずやらないといけないのです。相手の手牌は当然捨て牌から推測することになるのですが、そこで上家の親の捨て牌を見てみます。

目に着くのが98m、33sのターツ落としです。特に3sのような中張牌のトイツ落としは、ターツが余っていて、残りのターツがそれよりもいい、つまりリャンメンターツが残っていることを意味します。そしてその後に比較的安牌の発が出るということは、良形+良形のイーシャンテンで余剰牌が発だったことが汲み取れます。つまり発を切った時点で聴牌ないし、広いイーシャンテンになったと読み取れるのです。そうなると、少なくともその後の手出しの7p以降は相当に警戒しないといけないところです。その上に5mの手出しですので、親は明らかに聴牌濃厚の捨て牌なのです。

一方私の方としては、三色にならなければ打点的なメリットはほとんどなく、それに必要な2sは3枚切れています。そうなるとここはもう店じまいで4pでも合わせて降りるのが正しい打ち方なのです。一見形がいいので7sくらいノータイムで切りそうですが、上記の理由から比較することで、7sを切るのは割に合わないと判断できるのです。親が良型聴牌濃厚で、なぜリーチを打たないのか理由を考えると、更に降りを後押ししてくれます。

麻雀は常に相対的に考えねばならなく、自分の手牌を絶対的に過信してはならないのです。

実戦では残念ながら私は自分の手牌しか見えておらず、7sをノータイムで切って18000に放銃してしまいました。もう一度いいますが、自分の手牌を過信して自分の手牌しか見ていないとこうなってしまうのです。「麻雀の本質は比較で、常に相対評価して打牌選択しなければならない。」これを忘れてはいけません。

では最初から手牌を開けて見てみます。親は確かに配牌が良く、最初からブロックが余っている状態です。これなら早い段階の98m落としも頷けます。

そして3sに手を掛ける所ですが、リャンメン+リャンメンという見積もりからは外れていますが、少なくとも相当いいことは確かです。

発を切るところですが、打点も形も申し分ないイーシャンテンです。

打7pで更に広いイーシャンテンとなり、実際に聴牌したのは最後の5mの手出しでした。読みとしては大きくずれていなかったと思います。

これぐらいの巡目になってくると、捨て牌の濃さと押し牌の強さから、門前ダマも案外見抜けるものなのです。目印はターツ落としの後の手出し牌です。


押し引きの精度を上げる

例1)
今二件リーチが掛かったところです。かなり怖いですが、5mを勝負します。

更に8p、8mを勝負し、この3sで降りました。手牌を開けてみたらどんぴしゃでした。はっきり言って直感ですが、このように毎回ギリギリまで押して、ロン牌掴んだところで降りるか回ることができれば、麻雀は無双できます。実際は相手の手牌が見えていないため、毎回そういうわけにはいかないのですが、強者はこの押し引きの精度が間違いなくいいです。この精度を磨いて下さい。

例2)
この6mを57mでチーして捌きにいきます。

間4sの満貫聴牌になりますが、親の仕掛けに対してこの東は打てません。よってここで撤退です。この後親が発をツモりました。

この例はドラが東なため分かりやすいですが、基本的には最初は全力で上がりを追求し掴んだら降り、これが鳳凰卓の打牌のリズムになります。


ラスが濃厚でもワンチャンを作る

例1)
オーラスラス抜けに満ツモ条件ですが、リーヅモドラ赤で足りています。手は遅いですが、最後まで諦めてはいけません。

親からリーチが入り、まだこの手牌でさすがに終わったように見えますが・・・・

これが何と間に合ってしまうのです。大事なのがワンチャンスを作るということです。そしてそのワンチャンスが成就する確率は思ったよりも低くはありません。私の経験では5回に1回くらいは成就しているような気がします。

例2)
ラス前で残り200点しかありません。しかし諦めません。

中を見送り、何と四暗刻の聴牌まで辿り着きました。

実戦は上家がこの8pをチーして、打7pでトイメンに刺さってしまいました。しかしこの鳴きが無ければ、次に私が中をツモっているところでした。このように麻雀は逆転の演出が結構隠れているものです。

負けそうになるとよく切断したりする人がいますが、そんな麻雀でも5回に1回くらいは何とかなるのです。そしてその積み重ねが鳳凰卓では大きいのです。


一牌押せるかどうかが鍵で、時にはゼンツをした方がいい場面もある

例1)
断トツの親からダメ押しのリーチが入り、こちらはイーシャンテンです。取り敢えず2sを切って回したくなるところですが、残りスジがまだ大分ある時は意を決してゼンツした方がいい場面もあります。ここでは打1pですね。怖いですが、それほど放銃率の高い牌でもありません。

私も2sで妥協してしまいましたが、次のツモは7mで、1pが押せていればドラを切らねばならないものの聴牌だったのです。間3sでダマテンでもトイメンが掴むはずでした。実際は9sを切った時、下家が鳴いてくる可能性がありますので何とも言えませんが、私が言いたいのは一牌が押せていれば上がりが拾える局もあるということです。そして天鳳では鳳凰卓と言えどラス回避が重視されるため、この一牌の押しができていないがために、上がりを逃しているケースも案外多いです。

これは悪いケースでしたが、一牌が押せずにひよってしまったがために、結果的にライバルの下家を逆アシストしてしまい、上がられてしまいました。

例2)
もう1例見てみます。ラス目の親リーに対してですが、残りスジが多く、こちらはたくさんのくっつき聴牌があります。こういう場合も1mくらいは押し方がいいです。

次巡4mをツモって追っかけ一発で掴ませました。これを見ても分かる通り、1牌押せるかどかが上がりを拾えるかどうかに繋がってしまうのです。


牌を絞る

例1)
この局面私は4mを何気に合わせてしまいましたが、ここは中を切るべきでした。その4mを下家が鳴き聴牌が入ってしまったからです。結局二人聴牌流局でしたが、親権を維持できた下家に次局6000オールを上がられてしまいます。

前局絞っていれば親が流れて、この上がりは無かったところです。大きな差なのが分かるかと思います。

例2)
今上家が3pを切ったところです。恐らく聴牌だと思って、合わせての3pだと思いますが、ここは7sの中抜きが勝りました。このようなケースもあるからです。当然私はチーします。

途中リーチが入るも引き勝てました。この上がりの原因はやはり上家の3pにあると思います。降りて徹底的に絞られたら、この上がりは無かったと思います。そしてこの麻雀は私がトップになりましたが、やはりこの局の上がりが勝因で、上家が絞れるか否かが大きな分かれ目だったと思います。このように、絞って上がりを発生させないというのも鳳凰卓では大事な戦術となります。


守備力の強化

例1)
ここは何を切りますか。

私はなぜか9pを切ってしまって満貫に刺さってしまいました。2mが4枚見え、1mが2枚見えなので、当然1mをツモ切るところでした。9pも確かに当たりにくいのですが、9pは1枚見えなので1mの方が安全です。このように危険度に順位付けをして、打牌を選択して下さい。ただこの場合は最後に2pをツモり、結局放銃する運命にありそうですが、その間に下家が西を切って横移動になる可能性もあります。このように放銃牌を先延ばしするだけでも結果が変わることもあります。

仮に1mを切ったとして、次に切れない危険牌をツモって降りようと思ったら何を切りますか。

9mではありません。既に3枚見えているノーチャンスの1pです。3pが4枚見えて壁になっていますね。こういうところを見落とさないようにして下さい。

例2)
一見8pくらいは押せそうですが、これは超危険牌なのです。

なぜなら上家の最終手出しが5pだからです。それ以降ゼンツで聴牌濃厚です。こういうケースはもろひと同じ理由で、スジが危ないのです。この場合は36p、47pが無いし、チャンタやドラの発、白がありそうで猶更です。このようにかなり限定されるケースは、ビタ止めも皆当たり前のようにやってきます。


牌効率の強化

ブロックは既に確定しており、ここは7pを切っても8sを切っても大差無いように見えます。しかし差があるのです。ここは7pを切りが正解です。なぜならドラが重なる変化があるからです。

実戦では8sを切ってしまったため、最後にドラがあまり12000の放銃となってしまいました。しかしもし7pを切っていればドラの7mは雀頭となり、69s待ちになるところでした。そして鳴きが入らなければトイメンが6sを掴み私が16000を上がっているところでした。たった一打の細かいミスが、16000の上がりから12000の放銃になってしまうのです。麻雀っていうのは怖いものですね。


まとめ

如何でしたでしょうか。鳳凰卓攻略と謳っておきながら、私自身ゾンビ七段で中々八段にすらなれません。鳳凰卓までくるともう戦術書は当てにならず、自分で考えて打つより無いのです。しかしそんなレベルの高い土俵でも天鳳位を達成できた人は約20人くらいいます。皆それぞれの打ち方で、自分なりに攻略できた人達ばかりです。上で書いたところは私から見て、恐らくこういうところで差がついているんだろうなと思われるところです。私の気づかないところも勿論あると思いますので、あとはあなたなりに考えてみて下さい。
 

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