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段位と昇段システムについて

 
2022.11.10 編集

段位と昇段システム
レートの仕組みと目安
私の経験
天鳳位

段位と昇段システム

天鳳には独自の昇段システムと卓分けがあり、この辺が天鳳の醍醐味と言えます。以下が天鳳段位戦の昇段ルールになります。

最初は新人から始まり、昇段に必要なptに達しますと段位が上がります。このptが金では買えない、天鳳で勝つことでしか得られない、天鳳の仮想通貨のようなものなのです。金で買えないという所が重要で、要は勝つことでしか得られないため、天鳳の段位は実力を表すと言われるところなのです。そしてそれが真剣に打てる根拠なのです。

2級まではラスを引いてもptが減りませんので、誰でもなれます。2級からはラスを引くとptが減り、段位が高くなればなるほど大きく減り、昇段が難しくなっていきます。ラスを引くとptが減るということは、逆に言えばラスを引かねばptは減りません。この点が天鳳はラス回避麻雀と呼ばれる所以なのです。また東風戦と東南戦がありますが、前者は後者の2/3ほどptが移動します。

卓分けは、最初は一般卓で打つことになりますが、1級になると上級卓で打つことができるようになります。そして四段R1800に達しますと特上卓で打つことができるようになります。Rはptとは別の指標になりますが、ptと同じように勝てば増え、負ければ減ります。そして七段R2000に達しますと、鳳凰卓で打てるようになります。


私は天鳳を始めて10年経ちますが、現在は七段pt1250、R2113といったところです。ptが無くなってしまいますと六段に落ち、同時に鳳凰卓で打てなくなってしまいます。ちなみに鳳凰卓の七段配分は(+90、+45、±0、−1350)です。つまり1〜4位まで万遍なく取っていれば、ptは増えも減りもしません。

卓は上へ行けば行くほどプレイヤー数は少なくなってきます。一般卓425人、上級卓326人、特上卓228人、鳳凰卓32人(2022.5.24 16:50ログイン時現在)


これは3人打ちですが、4人打ちとは別に扱われます。ptは1位が+、2位は±0、3位は−となるのが特徴です。後は4人打ちと一緒です。


レートの仕組みと目安

天鳳の強さを表す指標にはpt(ポイント)の他に、R(レーティング)というものがあります。レートとも言っていますが、これは初期値R=1500から始め、試合ごとに以下の計算式で変動します。

(Rateの変動) = (試合数補正) x ( 対戦結果 + 補正値 ) x (スケーリング係数)

試合数補正(400試合未満): 1 - 試合数 x 0.002
試合数補正(400試合以上): 0.2
対戦結果(段位戦4人打ち): 1位+30 2位+10 3位-10 4位-30
対戦結果(段位戦3人打ち): 1位+30 2位0 3位-30
対戦結果(雀荘戦): 得点 + 祝儀(得点換算)
補正値: ( 卓の平均R - 自分のR ) / 40
スケーリング係数(段位戦):1.0

要約しますとレートの変動は、試合結果、対戦相手と自分のRの差によって補正されるもので、その差が大きいほど変動します。また試合数補正によって、打てば打つほど変動は少なくなり、400試合以上はあまり変動しなくなります。

レートの指標のとしては直近の調子を表すものですが、個人的には段位に影響するptに比べると取るに足らないものだと思います。しかし試合数400を超えると変動が小さくなりますので、特上卓へ向かう初期の頃は割と大きな意味を持ちます。要は400試合以内の結果がおもわしくないとR1800を超えるのが大変になってしまうのです。レートが少なくて特上卓へ行けないをご参照下さい。またレートは同じ段位でも対戦相手の調子を測る目安にもなります。段位毎の平均Rは上表にありますので目安にして下さい。


私の経験

私は上級卓でもたつき、特上卓へ上がるのに約2年くらいかかりました。(2012年〜2014年)これだけ長く上級卓に在籍してしまうとRが中々増えないで、四段になってもRが1800に達せず、特上卓に入りにくくなってしまうのです。Rはたくさん持っている人に勝てば多く増えますが、上級卓では皆あまり持っていませんので、勝っても中々増えていかないのです。これ欠陥ゲーなんじゃないのと思いました。

特上へ入れたのは五段になってからでした。すると皆Rを持っていますので、勝てば急速にRが増えていったのは面白かったです。最初の特上は1年半くらいで鳳凰卓へ上がりました。(2014年2月〜2015年10月)しかし鳳凰でチャオっては何回も特上卓に戻って、私の天鳳の時代は今まで特上卓が一番長かったです。チャオというのは卓が落ちる時に使います。(例:鳳凰卓→特上卓)

鳳凰卓はプロと同等或いはそれ以上にレベルが高い土俵ですので、ptを増やすどころか、中々そこにしがみつくこともできませんでした。七段に上がっては六段に落とされ、時には2週間くらいで落ちてしまうこともありました。そして落ちた後特上の六段坂を登のがまた大変で、五段はおろか時には四段まで落ちて、上級卓へチャオってしまうのではないかと思ったこともあります。ちなみに鳳凰卓へ上がる最終関門を六段坂と言っていますが、このpt配分が1位+75、2位+30、3位±0、4位−120です。特上卓自体結構レベルが高いですので、この配分でptを1200稼ぐのはかなり大変なのです。

5回目の七段で漸く八段になりました。2019年3月でした。最初に鳳凰卓に上がったのが2015年10月でしたので、3年半かかったことになります。そして現在は六段〜八段を行ったり来たりしているようですが、初めてから10年以上経った今もまだ九段にはなれていません。

初二三四五六五六七六七六五六七六五四五六七六五六七八七六七六七八七八七八七八七六七(2022.5.24現在)こんな感じで段位は推移しています。


天鳳位

十段配分(+90、+45、±0、−180)でptを2000稼ぎますと最高到達段位として、天鳳位になります。天鳳位になりますともうこのゲームはクリアでptは変動しなくなり、一生天鳳位でいられます。十段は降段しますので、十段とは偉い違いです。

これが2022.5.24時点の天鳳位達成者です。4人打ちで見ますと、ASAPIN、太くないお、おかもとは、それぞれトトリ先生19歳、右折するひつじ、藤井聡太と2アカウント天鳳位を達成しています。やっていると麻雀は運が大きいと思ってしまうのですが、やはり運を凌駕する実力が確かに麻雀にはあるのですね。偉大な記録だと思います。
 

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