天鳳サンマ

2023.9.6

天鳳サンマ(三人麻雀)について書きます。


天鳳サンマの特徴

天鳳のサンマのルールは、北抜きあり(メンツ使用も可だがオタ風扱い)、ツモ損有、2〜8ｍ抜き、チー無、35000点開始と標準的です。赤は5pと5sの2枚でドラ扱いです。東風戦や速卓もありますが、メインは東南戦です。総人数はヨンマの半分以下ですが、両方やる人も多いです。

レベルはかなり高くヨンマ七段の私が五段から三段へ降段するくらいです。サンマ鳳凰卓を見てもヨンマ鳳凰卓レベルのIDもみかけますが、大部分は知らないIDです。サンマ天鳳位は19人いて、藤井聡太(太くないおの別アカ)が両天鳳位を達成しました。
まだ355戦ですが、DORA麻雀でプラスの収支を出している私が特上チャオを喰らうのですから相当なレベルだと分かります。


サンマの性質

サンマはチーが無いため鳴いても意外に早くなっていないケースが多く、一色抜くため牌の結合性が強く、それだけ有効牌を引きやいという性質上、メンゼン主体の麻雀になります。よって牌効率は重要になり、聴牌はヨンマ以上に早いです。そしてドラが多いため打点も高くなりがちで、ツモ損も相まって押し引きの重要度も高いです。サンマは牌効率と押し引きの麻雀と言っても過言ではありません。


サンマの配分ポイント

これがサンマのpt配分です。段位が高くなるにつれてラスぺナルティが大きくなるのはヨンマと一緒です。そして2着は±0というのも特徴的で、トップを取らなければptは増えないため、積極的に前を向く姿勢も要求されます。ラス回避は勿論重要だけど、リスクとリターンを考慮した競り合いで多く勝たね勝ち上がっていけない仕組みになっています。


サンマ攻略

牌効率

リーチ判断

前巡で聴牌したところですが、3sがモロヒにあたるため返って出ずらく、ダマにするのは有りだと思いますが、ここでは空切りリーチを打つところです。

次巡にツモ上がれたもののこれでは2000、4000の計6000点の収入しかありません。いわゆる豆ダマという奴ですが、サンマではこれは致命的になります。加点不足でトータルで負けてしまうのです。ツモ損でも基本はがんがんリーチを打たねばサンマでは勝てません。

鳴き判断

押し引き

牌の絞り

オーラスの順位を意識した打ち回し

大きくリードしており跳満までは放銃してもいいですが、西家に倍満を放銃すると2着になってしまいます。リャンメンで精算がありそうですが、こういうところはリーチを掛けずに不測の事態に対応できる状態にしておかなければなりません。

私はリーチを掛けてしまったため、実際に不測の事態が起こってもゼンツせざるを得ず、何とハイテイで倍満に放銃して着落ちしてしまたのです。リーチ判断のミスです。倍満くらいは日常茶飯事で出ますので降りれば勝ちという局面で不要なギャンブルなどしてはいけません。

手堅くトップの取れる局面でこのようなヘマは痛いです。