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麻雀おすすめの戦術本について

 
2021.12.25 更新

ここにフリー雀荘で勝つためのおすすめの本をレビューします。私は麻雀本の新刊は全て購入して読んでいますが、中でも読みやすくて、実践しやすく、結果が出やすい本を厳選しましたので参考にして下さい。


麻雀の基本の打ち方についての初心者〜中級者向けの戦術本


令和版 神速の麻雀 堀内システム55

2020年9月19日初版

麻雀ユーチューバーで元連盟プロの堀内氏が書かれた名著です。不特定多数を相手とする場合の利益の出る打ち方がハッキリ分かりやすく書かれています。ファーストフード打法とはよく言ったものだと思います。最初これを読んだ時は唖然としました。現代の複雑な麻雀でもこういうコンパクトな打ち方が効果的なんだと学びました。手順、リーチ、鳴き、守備とよく出てきそうな局面をピックアップしています。麻雀の考え方としては雀ゴロK本に近く、またコラムも面白いです。堀内氏の動画で観てみますと、確かに本に書かれてるような打ち方をして、結構な勝率を上げていますので説得力があります。


ゼロ秒思考の麻雀

2017年10月23日初版

天鳳というオンライン麻雀サイトで十段を達成し、最高峰の天鳳位を狙うZERO氏の書いた本です。彼が言うには麻雀は基本的なパターンは0秒(反射的)に処理できるように、システム化することが大事だと言っています。麻雀のシステム化は一見難しいようですが、非常に読みやすくてて分かりやすく、複雑な麻雀をよく明快な基準を作ってここまでシステム化できたなと感心させられる内容です。特に勝てなくなった時、これを見返してみると明快な指針が見えてきます。またコラムを通して、ZERO氏がどういう人生を歩んできたのか見えるのも親近感が湧いてきます。


麻雀全般に渡っての上級者向けの戦術本


鬼打ち天鳳位の麻雀メカニズム

2019年8月31日初版

東京大学工学部を卒業し、天鳳でヨンマ天鳳位になったお知らせ氏の本です。出題解説形式ですが、問題がバラエティに富んでいて飽きさせないように工夫されています。東大入試問題と言った感じの良門揃で、限られた紙面でよくこれだけのことがまとめられたなと感心させられました。特にベタ降り判断、副露読みは大変参考になりました。内容は少し難し目ですが、上級者にとってはこの上ない良書です。私が今まで目にした麻雀戦術書の中で一番の内容の本でした。お知らせ氏は最近サンマ本も出されましたが、それも間違いなくサンマ戦術書の中で一番いいと思います。


牌効率を身に付けるのにこの上無い学習本


麻雀 定石「何切る」301選 麻雀 傑作「何切る」300選
 
赤2017年8月5日初版 青2016年8月5日初版

麻雀ブロガーで有名なG・ウザク氏の書いた「何を切る」本です。比較的実戦でよく現れる牌姿で良問揃いです。左が基本右が応用になります。受け入れ枚数と打点を考慮した期待値で最大なものが正解となっており、これを繰り返し解くだけで大方の牌理に対処できると思います。これは問題形式で中々読み進むのが大変ですが、題材は赤有のフリーを想定していますので、1日1題でも解くという姿勢で読破できれば300日で相当な雀力がつくと思います。いい本なので強くなりたい方は是非この基本パターンを身につけて下さい。


押し引きの基本を身に付ける教科書


押し引きの教科書

2017年1月4日初版

麻雀戦術本をよく出版しては毎回ベストセラーになる福地誠氏の本です。押し引きは麻雀の心臓部とも言えますが、この難しい分野をよく体系化して書かれていると思います。リーチ判断や鳴き判断にも対応しています。それぞれのテーマに、後にMリーガーとなる村上淳氏やネマタ氏の意見を交えているところにも説得力があります。ルールによっても押し引きは変わってきますので、私も分からなくなったら今でもこの本に立ち返って確認しています。図面が大きくて見やすいのもいいところです。


少し古いものもありますが、麻雀戦術の名著は時間が経っても使えます。この6冊は読みやすく、覚えたことをそのまま使いやすいです。麻雀の最大3要素は牌効率・鳴き・押し引きですが、それぞれ「何を切る」「神速の麻雀 堀内システム55」「押し引きの教科書」で学ぶのがおすすめです。