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フリー雀荘で勝つ打ち方について

 
2023.1.13編集

フリー雀荘で、場代込みで+の収支になることを純黒といいます。どれぐらいの収支を持って勝ちとするのかは個人の考えによるところですが、ここでは純黒を持って勝ちということにします。

フリー雀荘でたくさん打つと、場代がバカにならず、純黒の収支にするのは至難の業です。相手も大体は強く、麻雀は運も大きいため、長期的にスキルのみで場代を凌ぐには相当の雀力が必要です。そういう私も場代込みで+の収支にはなっていません。そんな奴にフリー雀荘で勝つ打ち方なんて教えられるかよと思うかもしれませんが、私もそれなりに場数は踏んできていますので、思い当たることを書いてみようと思います。


1、ソフトピン以上のレートで得意なルールで打つ

点5は動くお金に比してゲーム代が高いので、長期的にはほぼ誰も勝てないレートです。フリー雀荘のレベルをご参照下さい。よって純黒を目指すなら、動くお金に比してゲーム代が点5ほど高くはないソフトピン以上のレートで打つことになります。

私のおすすめはソフトピンです。ピンですと皆上手くてレベルが非常に高く、彼等を相手にゲーム代を凌いで勝つのは大変なのです。それに比べソフトピンはレベル自体は点5と大差無く、私はここが一番勝てそうと踏んでいます。

ちなみに2022年に私が打ったソフトピンの成績は、119本打ち、1着36回、2着28回、3着34回、4着21回の結果で平均順位は2.34、トータル収支は−8,800円、支払ったゲーム代が59,200円でした。よって対人収支は+50,400円になります。トータル収支は−にはなったものの、ゲーム代に比べると大分安いのが分かります。

ルールに関しては私の場合ですと、聴牌連荘の東南戦が得意ですので、こういう雀荘を中心に選ぶことになります。

以上よりピックアップしてみますと、ピョン太、るーと39、にゃお、カボ、ブル、かめきたざわ。私の場合ですとこんな感じになります。


2、押し引きにメリハリを付ける

ここが特に重要です。リーチはおろか、副露やダマテンに対しても、放銃した時は放銃に足る手牌だったのか一考してみて下さい。

例えば2副露で聴牌が濃厚な相手に対して、こちらがリャンシャンテン以下なら大体降りなければいけません。切る牌によってはイーシャンテンや聴牌からでも止めねばなりません。

また中盤以降はその巡目の平均聴牌速度を考え、それよりも明らかに遅れていると思ったら、安易に無スジを切ってはいけません。こちらが上がりにくい時は高打点ダマにもケアしなければいけないのです。

要は長期的にアガリ放銃度差を高くするに打つのです。

「アガリ度」=「アガリ率」×「アガリ平得」
「放銃度」=「放銃率」×「放銃平得」
「アガリ放銃度差」=「アガリ度」-「放銃度」


3、祝儀よりも着順を意識する

ピンの祝儀比率は点5に比べて高いのですが、それでも祝儀はあまり意識してはいけません。上がれてなんぼですので、まずは上がらなければならないのです。祝儀は上がった時のおまけで、ついてくればいいぐらいに考えて下さい。

門前祝儀でも大体の愚形は捌くのが正解になります。もたもたしていては相手に上がられてしまいます。自分が1000点上がるのと満貫を上がるのは長期的にはそれほど差は無く、自分が上がるか相手が上がるかが大きな差になっていくのです。

祝儀は運の要素が大きく、長期的には皆それほど変わりませんので、着順を意識してオカとウマを重視して下さい。


以上を踏まえて打ち、必ず成績は付けて下さい。

2022.5.1 川崎るーと39 1122343 −7200(ゲーム代2500)
2022.6.5 川崎ピョン太 11312 +23100(ゲーム代3600)

こんな感じで、いつにどこの雀荘で打ち、着順とトータル収支、支払ったゲーム代を記録するのです。ゲーム代はトップ賞も含みます。必ずゲーム代も付けるのが重要で、こうすれば、トータル収支にゲーム代を足せば対人収支が出てくるのです。そして対人収支がゲーム代を超えた時純黒となるのです。

とは言っても中々遊んでお金は増えないものです。楽しませて貰っているのですから、お店に払うゲーム代分は負担しても悪くは無いと思いませんか。

麻雀が強くとも不幸な人はいます。個人的には麻雀が楽しめ、トータル収支が支払ったゲーム代とかけ離れていなければ、それは十分フリー雀荘では勝ち組だと思います。


またできればオンライン麻雀もやって自分の牌符を検討してみて下さい。オンライン麻雀は牌符が見返せるという大きなメリットがあります。そしてこの作業をやらずに麻雀が強くなるということはまず有り得ません。

近年はインターネットが普及したことにより、誰でも気軽に麻雀が強くなれる環境が手に入りました。この文明の利器を麻雀上達のツールだと思って、とことん利用してみて下さい。

リアルでは分からなかったこと、或いは気づかなかったことがいろいろと見えてきます。