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点数と符の計算について

 
2021.10.28 編集

麻雀の点数計算は一見複雑で取っ付きにくいもので、初心者には大きな障壁となっています。しかしそれほど難しいものでもないので、計算式くらいは覚えておいて下さい。

また麻雀に慣れてきますと、いちいち点数を計算するのではなく、自然と出てくるようになってきます。頻出する点数のパターンはそれほど多くないからです。

それでは点数ですが、麻雀の点数は上がった時の翻数と符から計算されます。四翻40符以上は満貫、跳満、倍満、3倍満、役満という枠がありますので、翻の数だけで点数が決まります。

一般的には四翻40符以下は、上がり符×4×2の翻数乗となり、10の位を繰り上げます。親の場合はこれに1.5を掛けます。(翻数というのは場ゾロの2も足します。)


例1)子が三翻40符を上がった場合

40×4×2の(3+2)乗=5120≒5200


例2)親が三翻30符を上がった場合

30×4×2の(3+2)乗×1.5=5760≒5800


こんな感じです。以下点数早見表です。




一翻30符 1000(300、500)  一翻40符 1300(400、700)  一翻50符 1600(400、800)  一翻60符 2000(500、1000)  一翻70符 2300(600、1200)

二翻30符 2000(500、1000)  二翻40符 2600(700、1300)  二翻50符 1600(800、1600)  二翻60符 3900(1000、2000)  二翻70符 4500(1200、2300)

三翻30符 3900(1000、2000)  三翻40符 5200(1300、2600)  三翻50符 6400(1600、3200)  三翻60符 7700(1900、2000)

四翻30符 7700(1900、2000)  四翻40符(満貫) 8000(2000、4000)

六翻(跳満) 12000(3000、6000)  八翻(倍満) 16000(4000、8000) 十一翻(3倍満) 24000(6000、12000)  十三翻以上(役満) 32000(8000、16000)




一翻30符 1500(500オール)  一翻40符 2000(700オール)  一翻50符 2400(800オール)  一翻60符 2900(1000オール)  一翻70符 3400(1200オール)

二翻30符 2900(1000オール)  二翻40符 3900(1300オール)  二翻50符 4800(1600オール)  二翻60符 5800(2000オール)  二翻70符 6800(2300オール)

三翻30符 5800(2000オール)  三翻40符 7700(2600オール)  三翻50符 9600(3200オール)  三翻60符 11600(3900オール)

四翻30符 11600(3900オール)  四翻40符(満貫) 12000(4000オール)

六翻(跳満) 18000(6000オール)  八翻(倍満) 24000(8000オール) 十一翻(3倍満) 36000(12000オール)  十三翻以上(役満) 48000(16000オール)


今はどこの雀荘も四翻30符(三翻60符)は繰り上がって、満貫(四翻40符)扱いになるところがほとんどです。ちなみに天鳳等のネット麻雀はそのままの扱いです。

ここまで覚えておけば大丈夫です。尚60符というのは計算上30符の一翻増しと同じで、70符というのは滅多に出てきません。



次に符の計算についてですが、符は以下のように加算されます。

一)面前で上がり+30、それ以外+20 これを副底(フーテイ)と言います。

二)一九字牌の暗刻がある場合+8 二〜八の暗刻がある場合+4

三)一九字牌の鳴いた刻子がある場合+4 二〜八の鳴いた刻子がある場合+2

四)一九字牌の暗カンがある場合+32 二〜八の暗カンがある場合+16

五)一九字牌の明カンがある場合+16 二〜八の明カンがある場合+8

六)翻牌がアタマの場合+2

七)カンチャン待ちペンチャン待ちの場合+2

八)ツモ上がりの場合+2

これらを足して繰り上げることになります。シャンポン待ちの場合はロンなら鳴いた刻子、ツモなら暗刻となります。例外は以下の二つです。

例外1)喰い平和(ピンフ)形のロンの場合は副底の20符しかつきませんが、これは繰り上げて30符とします。


例外2)七対子(チートトイツ)の場合は25符二翻として計算しますが、計算する時は50符一翻として計算できます。これは雀頭、ツモロンを問いません。


それでは符の例を上げます。


例1)九筒九筒九筒九筒(暗カン) 二萬二萬二萬二萬(明カン) 発発発(ポン) 四索四索(雀頭) 六索八索 七索ツモ

20+16+8+4+2+2=52 繰り上げて60符


例2)二萬三萬四萬 二筒三筒四筒 二索三索四索 発発 八筒八筒 八筒面前ロン

30+2+2=34 繰り上げて40符


例3)三萬四萬四万五萬六萬 中中中(ポン) 九索九索九索(ポン) 七筒七筒(雀頭) 五萬ツモ

20+4+4+2+2=32 繰り上げて40符

形はリャンメン待ちですが、五萬で上がったため四萬六萬で五萬をカンチャンで上がったというようにも取れます。こうした場合は点数が高くなる方が選ばれ、この場合はカンチャン待ちになり+2が加符されます。もし二萬で上がった場合は+2がつかなかったことになります。


例4)二萬三萬四萬(チー) 四萬五萬六萬(チー) 八萬八萬(雀頭) 五索六索七索 六筒七筒 八筒ロン

これが所謂喰いピンフ形で、符は副底の20符しかつきませんが、30符と繰り上がります。


例5) 二萬二萬 五萬五萬 一索一索 九筒九筒 発発 東東 南 南(ロン) ドラ南
七対子で25符4翻となります。(子なら6400、親なら9600)

お店によっては役牌の単騎ツモは本来なら計8符になりますが、計4符しかつかないところもあります。また数え役満を採用しないところもあります。この辺は店でルール説明されます。


さていよいよ実戦は近いですが、その前にオンライン麻雀とリアル麻雀との違いについて説明しておきます。