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女衒打ち

むこうぶちDVD第六作の女衒打ちを観ました。

巧みに卓上を支配する麻雀の打ち手でもありながら、NO1ホストを目指すふかみ(城咲仁)が傀(袴田吉彦)と勝負をします。

この勝負にはふかみの店のマネージャーへの昇格が賭かった大事な一戦です。

このDVDを観る前までは私は正直ほとんど自分の手牌を中心に見て麻雀を打っていましたが、このふかみの捨て牌から相手の手を推測して誰に打たせて誰に上がらせるといった場の進行を支配するような打ち方には「なるほどこういう打ち方もあるんだな。」と妙に感動しました。

しかし傀の前では、そのふかみですらもほんの一部を支配していただけに過ぎなかったみたいです。

結局ふかみは傀の「ご無礼。」の掛け声の前で敗れ去り、全てを失いましたが終わり方が実に感動的でした。

こういった男の勝負に花を添えるような演出っていいものですね。

女衒というと麻雀放浪記の女衒の達を思いお越しますが、女衒と麻雀って何か近いものがあるのでしょうか?

「フリーの客を育てていくのが水商売の鉄則。麻雀打ちもホストも一緒だ。勝って喜んでるような者は子供。プロじゃない。」と言ったみねの言葉が非常に意味深長に響きました。

ビンタ麻雀

むこうぶちにビンタと言う用語が出てきます。

私も長いこと麻雀をやっているのですがこれは初めて聞く言葉でした。

雰囲気から指しウマの一種というのは分かるのですが、実際にどういうものなのか調べてみました。

 

ビンタとは決められた額を下位の者が上位の者に払うという決め事で、原点が割れている場合、原点を越えている者に対しては特にその倍を払わねばなりません。

むこうぶち2鬼の棲む荒野では、横浜のマンション麻雀で傀が江崎とビンタ100万で勝負します。

 

 

この場合は以下の支払いになります。

1着(原点以上)

2着(原点以上) 1着に100万円の支払い

3着(原点割れ) 1着に200万円、2着に200万円の支払い

4着(原点割れ) 1着に200万円、2着に200万円、3着に100万円の支払い

こういうことになります。

更にレートとウマもありますから実際には東風戦一局で600万円以上の大金が動いていました。

私から見れば命を賭けているに等しいです。

マンション麻雀とは?

昨日、むこうぶちを観ていたら「マンション麻雀」という言葉が出てきました。

マンション麻雀っていうのは、ようは貸しきった部屋でやる高レート麻雀のことです。

ハッキリ言って違法です。

高レートがゆえに堂々とはできないため貸しきった部屋で打つということです。

むこうぶちでは一局で何十万~何百万円もの金が動いていました。

 

こんな麻雀打ってしまったら働くのが厭になってしまうのではないでしょうか。

勝っても負けてもいずれにしろ破滅の人生を歩みそうです。

 

麻雀でお金を賭けるというのは遊びで興じる程度が丁度よく、過度だと麻雀という行為自体が怖いものに見えてしまいます。

 

麻雀のイメージがよくないのもきっとこういったところからくるのではないでしょうか?

 

ちなみにDORA麻雀の最高レートは$128/$256でした。

日本円にすると大体1万円/2万円といったところです。

高レート裏麻雀列伝

今日は高レート裏麻雀列伝を見た感想を書きます。

 

 

麻雀映画としては悪くないと思いました。

個人的には麻雀が終了した後に大金が動くところが好きです。

 

しかし原作者はこの作品に何を主張したいのかイマイチ分かりませんでした。

また主人公の傀のむこうぶちは一体何者なのか最後まで分かりませんでした。

むしろ最後に借用書を取り返した高田の方が主人公のように見えました。

 

紅一点の及川奈央はとても美人でこの映画に華を添える役割を十分に果たしていたと思います。

 

多額の借金を抱えたまま自殺に追い込まれた町工場の社長は、この時代も含めてこの世界の厳しさを十分にアーピルする役割を果していました。

 

卓に牌を叩きつける「御無礼」のリアクションは麻雀ファンならカッコイイと思うシーンだと思います。

 

麻雀店摘発事件より雀荘はどんどん減ってきている中、このような世界は麻雀ファンを刺激するには十分だと思います。